ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは、大きくなった2019年仕様のリヤウイングは空気抵抗が増え、”パラシュート”のように機能するため、新しいパワーユニット(PU)を昨年のスペックと比較するのが難しいと語った。
今季、F1のレースを面白くするために導入されたルール変更の一環として、リヤウイングが大きく、高くなり、DRSがより大きな効果を発揮するようになった。
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ヒュルケンベルグによれば、この変化によって、ストレートでの感触に影響が出ているという。
新しいルノーPUはより強力になっているかと訊かれたヒュルケンベルグは「なっていると思う」と答えた。
「しかしその一方で、大きなリヤウイングで空気抵抗が増えているので、その感覚は少なくなっている」
「パラシュートを引っ張っているような感覚だ。ストレートを通っている時にミラーを見ると、巨大なリヤウイングが見える。それは明らかにパワーに関する感触に影響を与える」
バルセロナでのテスト1回目の最終日、最速タイムを記録したヒュルケンベルグ は、フロントウイングの単純化などの変更が施されているのにも関わらず、全体的に昨年のマシンとあまり違いを感じられないと話した。
「全く違う動物のように感じることはない。家に帰ってきたような気分だ」
「とにかくあまり違いがないように感じた。例えば、ステアリングホイールは同じだし、シートの位置もとても似ている。おそらく僕自身も、それほど大きな違いを予想していなかったんだ」
「空力レギュレーションの変更で、どんな感触の変化があるか予想するのは難しかったが、今の所はそれほどでもない」
今季から、ドライバーやシート、およびその装備品の最低重量が80kgに設定された。これにより、長身のドライバーが無理なダイエットを強いられることもなくなり、筋力を増やすこともできるようになった。
しかし身長184cmのヒュルケンベルグは、現在の体重がベストだと考えている。それでも、体重の軽いドライバーが持っていたアドバンテージはなくなると予想しているようだ。
これまでチームはドライバーの体重が軽ければ、その分マシンの自由なところにバラストを積むことができた。しかし今後、ドライバー最低重量を満たすためのバラストは、搭載場所がシート下に限定されるため、マシンバランスの改善にバラストを利用することはできなくなる。
「正直に言って、僕のキャリアを通して(体重は)ひとつの数字でまとまっている」
「それが僕の”ファイティング・ウェイト”だと思うし、ハッピーだ。それが78kgなんだ。だから80kgまでは2kgしかない」
「今の体重をキープすることが僕の希望だし、必要なんだ。それに、多少なら減量出来るとは思うけど、あまり多くは無理だ」
「しかし、体重の軽いドライバーはかつて持っていたアドバンテージを失ったと思う。だから、さらに公平になったはずだ。でもそれは、僕にとってはっきり分かるようなメリットではないと思う」
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