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ハイレスポンスCVT搭載!スバル新型WRX S4正式発表…価格は400万4000円から

掲載 更新 68
ハイレスポンスCVT搭載!スバル新型WRX S4正式発表…価格は400万4000円から

空力効果あり「スポーツガーニッシュ」が新型の目印

2021年11月25日、スバルは新型「WRX S4」を発表した。全4グレードをラインアップする。

マツダCX-5が大幅改良。アウトドア派にもスポーティ指向にも応える特別仕様車を追加

■価格〈全車4WD・8速CVT〉
477万4000円(STIスポーツR EX)
438万9000円(STIスポーツR)
438万9000円(GT-H EX)
400万4000円(GT-H)

先代WRX S4は、高性能4WDスポーツの楽しさを誰もが気軽に味わえるWRXの新シリーズとして2014年に誕生。今回7年ぶりにフルモデルチェンジした新型は、基本のコンセプトを継承しながら、全方位で「圧倒的なパフォーマンス」を発揮すべく刷新。

車台は、ひと足先に世代交代を果たしたレヴォーグと同じく、新世代のスバルグローバルプラットフォーム。同様に、ボディもより剛性を高めるフルインナーフレーム構造とした。

エクステリアデザインは、ひと言で「マッシブ!」。基本のボディをレヴォーグと共用しながら前後フェンダーをワイド化し、そこに、レヴォーグよりも太い245/40R18サイズのダンロップ SPスポーツマックスGT600Aを収める。2017年のショーで好評だった「ヴィジヴ パフォーマンス コンセプト」のデザインを色濃く具現化した。

サイドビューで目を引くのは、前後フェンダーとボディ下部を黒で引き締めたスポーツガーニッシュ。どこかアウトバックやXVのクラッディングを想起させるが、ここにはハニカム(六角形)状の空力テクスチャーを施し、空気の剥離を抑制。操縦安定性の向上に寄与するれっきとした機能パーツだ。

ぱっと見「レヴォーグ?」と思えるフロントに対し、固まり感のあるノッチバックのリヤビューは、エクステリアにおける新型S4のハイライト。驚くほど抑揚があるリヤフェンダーについて、「コーラの缶が乗るほど張り出させました(笑)」とは、レヴォーグに続いて開発責任者を務めたSUBARUの五島 賢さん。さらにストップランプは、燃えたぎるマグマをイメージしたという。クルマもつくり手も熱いのだ。


出力/トルクともにダウン…でも速くなった!?

エンジンはWRX史上初となる、新開発の2.4L直噴ターボ(DIT)のFA24型。そのスペックは、275馬力/38.2kgm。これは300馬力/40.8kgmを発揮した先代のFA20型よりパワーは8%、トルクも6%ほど低い値。新型は排気量が約400ccアップしているのに、だ。

とはいえ、新型WRX S4に搭載されるFA型は、ウエストゲートやエアバイパスバルブの電子制御化により、過給圧を緻密に制御。これにより過給レスポンスが大幅に向上。約70km/hからの加速では、0.5G到達時間を先代より約30%短縮! アイドリングストップが追加され、燃費も先代より向上している。

その性能を引き出すべく組み合わせるのは、新採用の「スバル パフォーマンストランスミッション(SPT)」だ。先代レヴォーグで国内初投入されたチェーン式CVTの「リニアトロニック」をベースとしながら、シフトアップ時のトルクカット高速化やシフトダウン時のオートブリッピングと、変速制御の進化により最速クラスのDCTにも匹敵する変速スピードを実現した。

また、スバルAWDの核となるフルタイム4WDのVTD-AWD(不等&可変トルク配分電子制御AWD)も、旋回性を重視した前45%:後55%のトルク配分に加え、旋回時のアクセルオンでLSDの差動制限を抑制し、アクセルオンで旋回姿勢をつくるような積極的な走りも可能なAWDスポーツモードを設定。さらに、VDCも「ノーマル/トラック/オフ」が可能なWRX S4専用の3モードVDCを搭載。

じつは「ここぞ」の加速は先代のほうが速いかもしれない。でも、エンジン、トランスミッション、AWDの大幅なレベルアップによる超ハイレスポンスでドライバーの意思に応える刺激的な走りは、先代WRX S4ではなし得ない、新型の真骨頂といえるだろう。

さらに、これだけの高い運動性能を持ちながら、手元のスイッチ操作で「パワーユニット」、「AWDシステム」、「電子制御ダンパー」、「パワーステアリング」、さらにアイサイトの追従加速度やエアコンまでを統合制御し、高級車のような乗り心地の走りに “キャラ変” が可能なドライブモードセレクト(STIスポーツR系に搭載)を設定。これも新型WRX S4の見逃せない特徴だ。


安全装備充実のスポーツセダン

先進安全装備では現行型レヴォーグと同じく、360度センシングを実現した「新世代アイサイト」のほか、高精度3D地図や人工衛星を使い、自動車専用道路での渋滞時ハンズオフも可能とした「アイサイトX」をEX仕様に装備。事故やトラブル発生時にコールセンターとつながる、コネクティッドサービス「SUBARUスターリンク」も用意。歩行者保護エアバッグももちろん採用されている。

室内におけるEX仕様のアイコンである11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステム、そして12.3インチフル液晶メーターで構成されるデジタルディスプレイのアピアランスはレヴォーグとほぼ同じ。CB18型ターボエンジンを積む1.8Lに対し、FA24型搭載のWRX S4はブースト表示も設定。

STIスポーツRのシートは、レヴォーグと同じくブラック/ボルドーの本革。ここでWRX S4には、レカロと共同開発したフロントシートをメーカーオプション設定。表皮は肌触りがよく、ブレーキングやコーナリング時の体の動きを抑える効果もあるウルトラスエードとなる。

〈文=ドライバーWeb編集部〉

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みんなのコメント

68件
  • 高くなったなぁ。
  • CVTの疑似ステップ変速て機構上全く無意味なんだけどね
    そんなに段付き感演出したいのならしのご言わずに多段AT開発して載せればいいとつくづく思うよ全く
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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