■モーターサイクルとは違う!? これは新しい乗り物だ!!
前後19インチサイズのホイールを装備し、電動システム(電動モーター、バッテリー、コントローラー)によってオフロードを軽快に走る電動モトクロッサー、SUR-RON(サーロン)「Light Bee X(ライト・ビー・エックス)」(競技用仕様車)が日本に上陸しました(2020年5月より)。
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エンジンを搭載するバイク、モトクロッサーとは走りにどのような違いがあるのでしょうか? スポーツサイクルから大型エンデューロバイクまで、2輪を楽しむ一般ライダーとして、モデルやタレントとして活動する小林廉(REN)さんにレポートしてもらいました。
■電動ならではの挙動にドキドキ?
キーを回すだけで大きな音も振動も無く走行可能状態になる電動バイクを相手に「動くのか?」を確認するように慎重にアクセルを捻ると、小さなモーター音と同時にスルスルと加速します。当然ピストンの往復運動は無く、ブロックタイヤが地面を駆る振動のみがハンドルに伝わってくるのが新鮮です。
もちろんクラッチやミッションもありませんから、モーター直結の駆動系はシンプルそのもの! 当初、少々似ているのかな? と思っていたスクーターともまったく違い、同じ様な加速感覚ではありません。
リニアに加速する感覚に「これは新しい乗り物だ!」と実感。思わず「ニヤリ」です。しかもよく走る、これは面白い! さぁペースを徐々に上げて行こう! となるわけです。
ハンドル左側にあるパワーセレクト(モード切り替え)スイッチを「SPORT」モードに切り替えます。全域に渡って段違いのパワー! しかしそこは電動モーター、“速度の乗り方”がリニアです。
「これが電動のパワーか……」感動的です。
コーナリングはどうでしょう? 車体はエンジン登載車(モーターサイクル)よりも軽く、ボディのアクションに対して反応が素早い。自転車が旋回する感覚に似た不思議な乗り味です。
この車体なので、ブレーキ性能も問題は感じられません。むしろその軽量さで、フルサイズのオフロードマシンよりブレーキングポイントはずっと奥にあります。
パワー依存の加速重視でコースを直線的に走るというより、バンクに対して垂直に荷重し、旋回する、というライディングの方が合いそうです。つまりMTBに近いですね。
■限界までハードな悪路はどうだろう?
スタックスイーパーが必要なほどの「沢」状のコースにもチャレンジしてみましたが、“軽さは正義”という事を再認識させてくれる程の走破性を見せてくれました。
サスペンションの戻りとアクセルのコントロールだけで、フロントをポンポンと上げて向きを変える事も出来ます。この軽量さはいつでも乗り手の味方になってくれます。
低速での切り返しや極端なオフキャンバーでは、車両が重いとやはり転倒に備え、常に身構える必要がありますが、この車体ならそれがありません。
これだけ気軽な乗り物ですから、遊び方もこれまでのオフロードバイクとは違ったものになるのは間違いないでしょう。
電動だから騒音とは無縁。エンジンの振動や音、そして排気ガスの匂いもありません。
木々が生い茂り、たっぷりと水分を含んだウッズセクションを走っていると、聞こえるのは自分の呼吸とモーターの小さな音、そしてタイヤが地面を噛み締める音、たったこれだけの世界なのです。
「なんてシンプルにライディングを楽しめるんだろう!」はっきり言って、これほどの高揚感は想像していませんでした……。
※ ※ ※
環境負荷が低いSUR-RONの電動モトクロッサーは、全国にあるオフロードバイクコースでも走行可能です(施設の条件によっては異なる可能性もあります)。
また今後の展開として、マウンテンバイクフィールドを走行できるという動きもあると言います。茨城県にある『高峰山MTBワールド』に試乗車を用意するとの事で、こういった試乗体験の場が実現すれば、自転車との乗り味の違いも比較ができ、まさに“新ジャンル”の面白さを発見できるのではないでしょうか。
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みんなのコメント
普通のバイクもガス欠なったら困るけど、航続距離が電動よりあるから余裕はある。