フルノーマルでもサーキットで非日常を味わえる!
クルマ好きなら一度は走ってみたいサーキット。近年はビギナーも気軽に参加できるイベントが増えたとはいえ、未経験者が『初めの一歩』を踏み出すハードルはまだ高い。
「お父さん、本当にありがとう」現役女性レーサーが「最愛なる父」に感謝する理由
なかなか踏み出せない人に話を聞くと、もっとも多いのは「クルマがノーマルだから」との理由。確かにサーキットは一般道に比べて大きな負荷がかかり、ある程度チューニングというか強化をしたほうがいいのは確かだ。とはいってもマフラーやエアクリーナーを交換したり、車高調でローダウンしないと走れないって話ではない。タイムアタックやレースをするなら別として、サーキットを楽しく安全に走ることが目的なら、ココで説明する3つの部分さえ対策しておけばオッケーだ。
気をつけておきたいポイント:タイヤ
まずはタイヤ。サーキットは路面の摩擦抵抗もタイヤにかかる荷重も大きく、一般道と比べモノにならない勢いでタイヤが減る。なので残量はかなり余裕をみておくべきで、極端に製造年月が古いのもやめたほうがいい。
銘柄は高価なハイグリップである必要こそないが、いわゆるエコタイヤはサーキット走行を想定しておらず、摩耗がより激しかったりブロックが飛んだりする可能性がある。買い換えるのが金銭的に厳しいときは、グリップの低下やスキール音を気にしつつ、適度にクーリングを挟みながら走るべし。
「お金を払っているんだから1周もムダにしたくない」との気持ちもわからなくはないが、クルマを壊せば出費は走行会のエントリー代を軽く超えてしまう。そして多くの人はサーキットまで自走で行くはずなので、タイヤを使い切れば帰り道で危険な目に遭いかねない。「残量に余裕を」と書いたのはそのためだ。
気をつけておきたいポイント:ブレーキ
次はブレーキ。サーキット走行ではタイヤと並んで消耗が激しく、パッドとフルードの強化が必須とされている。軽量なクルマで経験も豊富なドライバーであれば、純正パッドで休み休み走れるかもしれないが、ビギナーにそんなスキルを求めるのは酷というもの。
仮に新品でも純正パッドで走るのは自制し、サーキット用の強化品を使うようにしたい。選ぶとき注意したいのは耐フェード性で、純正パッドはフェード現象(ブレーキを連続で使用したことによる制動力の低下)が300~350度で始まるのに対し、スポーツパッドは400~750度と高い温度域に設定されている。つまり高速からのフルブレーキングや、周回を重ねたときもフェードしにくいというワケ。
ほかにブレーキ系で忘れちゃいけないのはフルード。フェードしたままブレーキを使い続けると、その熱がフルードに伝わって沸騰しベーパーロック現象が起きる。サーキットではフルードの温度が200度を超えることも珍しくなく、最低でもドライ沸点が230度以上の規格である『DOT4』の製品を使おう。
気をつけておきたいポイント:油脂類
最後は油脂類、とくにオイルだ。サーキットで酷使するのはタイヤやブレーキだけじゃなく、レブリミット近くまで回すエンジンやミッションも一緒だ。当然ながら内部のオイルは摩擦によって高温となり、油膜切れでダメージを負ったり最悪はブローすることも。
少なくともエンジンオイルは必ず交換、駆動系のオイルは少なくともサーキット2~3回ごと。そしてブレーキフルードや冷却水も汚れや減り具合を確認し、少しでも不安を感じるようなら「転ばぬ先の杖」として交換したい。
タイムや順位を気にせず体験をメインとするなら、ココで紹介した3つが万全であれば大丈夫。パワーアップさせる必要性なんてまったくないし、足まわりだって抜けていなければ純正でも十分だ。「チューニングしてからじゃないと走れない」と勝手に思い込まず、最低限のポイントを抑えてサーキットに飛び込んでみよう!
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
四国と関西をつなぐ「紀淡海峡大橋」はいつできる? 新たな本四連絡橋で関西圏に環状道路網の誕生なるか。
既存モデルの新車の「バックカメラ」が5月から義務化されます 本当にバック事故対策になるのでしょうか?
ホンダ 新型「プレリュード」まもなく復活!? 次期型“流麗クーペ”は「デートカー」それとも「スポーツカー」? 歴代初の「タイプR」登場はあるのか
かつて全盛だった「ステーションワゴン」なぜ人気低下? 国産ワゴンは絶滅寸前!? それでもワゴンが良い理由とは
ホンダのスゴい「新型軽バン」発売延期! 「100万円台」なるか 斬新「前後2人乗り」で注目も! 6月に価格発表、どんな声集まる?
みんなのコメント