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【比較試乗】「レクサスES vs アウディA4 vs ボルボS60」スウェーデン、ドイツ、日本の実力派が集結し、本命ミドルクラスセダンを決す!

クルマが与えてくれる普遍的な魅力や歓びは、昨今主流のSUVよりもセダンの方に一日の長がある。実際に快適性や走行性を売りにするブランドは、セダンへの投資を緩めることはない。今回の3台も各々の個性を放ちながら、根源的なクルマの楽しさを示してくれた。

FF系セダンは走りもデザインも大いに進化

ボルボ流のプレミアム性に洗脳されてしまうかも!「ボルボS60」【JAIA輸入車試乗会】

ミドルクラスのセダンが“クルマの基本”だと言われた時代が去って久しい。けれどもそれはユーザー嗜好の変化とクルマ造りの進化によるもので、物理=ダイナミックパフォーマンスでのみクルマを語るのであれば、未だセダンはクルマの基本であるように思う。

その証拠にドライビングパフォーマンスを重要視する欧州市場のメジャーブランドは、SUVが花盛りという現代においてなお、良質なセダンやエステートを造り続けている。マーケティングの影響を絶えず受け続けた結果、クルマ造りの軸が揺れる日米メーカーとのスタンスの違いは明らかだ。
様々なサイズのセダンが今も生産されているが、基本形を定めるとすればそれはいわゆる欧州Dセグメントとなるだろう。FR系モデルでいえばメルセデス・ベンツCクラスやBMW3シリーズがその代表格である。
ひと昔前までダイナミックパフォーマンスはもとより3ボックススタイルの見せ方においてさえFR系の優位は動かなかった。FF系では前輪の位置にどうしても制約が生じていたからだ。けれども最近ではFF系モデルも大いに進化し、走りはもちろん、スタイリングにおいてもFR系に優るとも劣らないモデルが増えてきた。さしずめボルボS60はその最右翼だと言っていい。
そもそも最新ボルボは大中小のSUVシリーズで復活人気を獲得したわけだが、実はセダン系のニュースタイリングこそ“衝撃的”だったと個人的には思っている。モーターショーでS90の現物を初めて見たときの感動は忘れられない。奇をてらわず美しくユニークに3ボックスセダンをまとめるデザイン手法がまだあったのか、と感心したものだった。
S90はある程度ボリュームもあるためデザインの自由度も高い。
だからひとクラス下のDセグメントとなる新型S60が、S90と変わらぬ格好良さで現れたことに再び大きな衝撃を受けた。FF車特有の車体とタイヤ位置とのバランスの悪さがない。フロントオーバーハングが長くないのだ。
ことデザインでユニークさのみを狙うのではなく、調和をシンプルに表現した結果ユニークである、という事実こそスカンジナビアデザインならではというものだろう。

S60の乗り味は乗り手の身体によく馴染む

そんなS60の対抗馬として今回用意したのは、いずれもFF系プラットフォームをベースとする2台である。日本のレクサスESとドイツのアウディA4だ。
A4もまた前輪位置問題を積極的にクリアしたモデルである。そのことは見映えのみならずパフォーマンスにも現れており、(FFにしては)短いフロントオーバーハングと軽やかなパワーステアリング設定とが相まって、4WDであるにも関わらず、S60以上に機敏なハンドリングをみせた。積極的にドライブを楽しみたい向きにはいい選択肢になるだろう。

S60にあってA4にないものはというと全域に渡る落ち着きかも知れない。A4からしっとりとしたドライブフィールを得るのはかなり速度の高い領域となり、日本ではほとんど体験できない。一方のS60は、低速域でこそやや硬めの乗り心地ながら、ほとんどの常用域において乗り手の身体によく馴染む走りをみせる。ドライバーがその気になればA4と同等のスポーティさも経験できるから、ある意味S60の方がスウィートスポットは広いと言えそう。
国産プレミアムブランドの雄(というか唯一)、レクサスのミドルクラスセダンはどうか。スタイリング的には典型的なFFで、新しさはない。けれども最上級フラッグシップのLSかと見紛うほど立派な雰囲気を醸し出す。この存在感の大きさに惹かれるユーザーも多いことだろう。
もっともそのパフォーマンスは、欧州の2台と比べて平凡だ。いや、それでも高い速度域では欧州勢の背中が見えるほど進化はした。ベースがカムリであることを考えても、それは上出来なレベルだと言っていい。けれども、たとえば市中をゆっくり流しているようなときに手足で感じる懐の深さや動きの滑らかさという点で、ESはS60にはっきりと劣る。端的に言って、かなり大きなサイズのセダンだと感じてしまうのだ。
実際、ボディサイズも大きいし、室内に座ったときの感覚もかなり広い。それは美点だろう。けれどもドライバーズカーとして捉えた場合に、欧州勢と比べて見劣りしてしまうのは確か。見映えクォリティなど目を見張る進化をみせているだけに惜しいところだ。

3台を順次同じルートで乗り比べてみると、面白いことに気づく。速度域がかなり上がってくると、パフォーマンスは意外にも均質となる。どのクルマも悪くない。パワートレインや駆動方式の違いこそあれ、高速道路でのドライバビリティは一様に高レベルにある。欧州勢は当然のことながらレクサスの進化にここでは驚く。以前は決して上手な分野ではなかった。
違いが明確だったのは、たとえば駐車場から出て幹線道路に入るまでのちょっとした距離をゆっくり走ったときのドライブフィールである。アウディのそれはとにかく軽快さを前面に押し出している。“動きの軽さ”を何より優先して味わいたい向きには最高だろう。
ボルボは言うならばしっとり系だ。とはいえレクサスのように鈍重なフィールはない。そこは乗り手との一体感に乗り味が上手くバランスしていると言った方がいい。
結局のところ良いクルマの場合、体はよく動を表す。バランスのいいスタイルは結局、バランスのいい走りの“証”なのだった。

VOLVO S60 T5 INSCRIPTION
S60の中では中間グレードとなるT5。北欧ブランドらしく、日照時間の短い冬でも室内では温かみや快適性を感じられるよう、シートには明るい色のパーフォレーテッド・ファインナッパレザーが採用されている。




【Specification】VOLVO S60 T5 INSCRIPTION
■全長×全幅×全高=4760×1850×1435mm
■ホイールベース=2870mm
■車両重量=1660kg
■エンジン種類/排気量=直4DOHC16V+ターボ/1968cc
■最高出力=254ps(187kW)/5500rpm
■最大トルク=350Nm(35.7kg-m)/1500-4800rpm
■トランスミッション=8速AT
■サスペンション(F:R)=:Wウイッシュボーン:インテグラル
■ブレーキ(F:R)=ディスク:ディスク
■タイヤサイズ(F:R)=235/45R18:235/45R18
■車両本体価格(税込)=6,140,000円
お問い合わせ
ボルボ・カー・ジャパン 0120-922-662

AUDI A4 45 TFSI QUATTRO SPORT
従来までSライン専用であったフロントバンパーとクロームグリルは2019年の改良から主力グレードである「スポーツ」にも採用。リアは2本出しのテールパイプとディフューザーが一体型のデザインへと変更された。




【Specification】AUDI A4 45 TFSI QUATTRO SPORT
■全長×全幅×全高=4775×1840×1410mm
■ホイールベース=2825mm
■車両重量=1610kg
■エンジン種類/排気量=直4DOHC16V+ターボ/1984cc
■最高出力=252ps(185kW)/5000-6000rpm
■最大トルク=370Nm(37.7kg-m)/1600-4500rpm
■トランスミッション=7速DCT
■サスペンション(F:R)=Wウイッシュボーン:Wウイッシュボーン
■ブレーキ(F:R)=Vディスク:Vディスク
■タイヤサイズ(F:R)=225/50R17:225/50R17
■車両本体価格(税込)=6,360,000円
お問い合わせ
アウディジャパン 0120-598-106

LEXUS ES300h F SPORT MIDDLE CLASS SEDAN
エルテックスと呼ばれる表皮がシートやドアトリムに採用され、スポーツグレードらしさが一層際立つインテリア。19インチホイールやリアスポイラーが専用装備され、フロントグリルもこのモデルだけのデザイン。




【Specification】LEXUS ES300h F SPORT MIDDLE CLASS SEDAN
■全長×全幅×全高= 4975×1865×1445mm
■ホイールベース=2870mm
■車両重量=1720kg
■エンジン種類/排気量=直4DOHC16V+ターボ/2487cc
■最高出力=178ps(131kW)/5700rpm
■最大トルク=221Nm(22.5kg-m)/3600-5200rpm
■モーター型式/種類=3NM/交流同期電動機
■モーター最高出力=120ps(88kW)
■モーター最大トルク=202Nm(20.6kg-m)
■トランスミッション=電気式無段変速機
■サスペンション(F:R)=マクファーソンストラット:Wウイッシュボーン
■ブレーキ(F:R)=Vディスク:ディスク
■タイヤサイズ(F:R)=235/40R19:235/40R19
■車両本体価格(税込)=6,406,481円
お問い合わせ
レクサスインフォメーションデスク 0800-500-5577

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