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マルク・マルケスがオールラップレコードでポールポジション獲得/第8戦アラゴンGP

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マルク・マルケスがオールラップレコードでポールポジション獲得/第8戦アラゴンGP

 6月7日、2025年MotoGP第8戦アラゴンGPの2日目セッションがスペインのモーターランド・アラゴンで行われ、MotoGPクラスの予選ではマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)がポールポジションを獲得した。

 アラゴンGPではホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)が引き続き欠場。また、前戦イギリスGPのフリー走行1回目でクラッシュを喫し右脛骨上部の骨折した小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)と日本での鈴鹿8耐テストで転倒し大怪我を負ったルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)も療養のため今大会を欠場している。

マルク・マルケスが盤石のトップタイム。ホンダのミルが4番手でQ2ダイレクトイン/第8戦アラゴンGP

 初日に続き好天候に恵まれたモーターランド・アラゴン。まずは午前中に30分のフリー走行2回目がスタートした。気温23度、路面温度34度というドライコンディションのなか、ペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、フランコ・モルビデリ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)、ラウル・フェルナンデス(トラックハウスMotoGPチーム)、ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)がフロント/リヤともにミディアムを選択。その他のライダーはフロントにミディアム、リヤにソフトを装着している。

 最初の10分ではマルク・マルケスが1分47秒182でトップに立つと、セッション折り返し時点では1分46秒624までタイムを詰める。マルク・マルケスにとって昨年グレシーニで優勝を果たすなど、アラゴンは相性の良いサーキット。初日に続き、土曜日でも好調さをキープしている。

 序盤はアラゴンに入り調子を取り戻しつつあるアコスタと、前戦アプリリアでの初優勝を挙げたマルコ・ベゼッチ(アプリリア・レーシング)がマルク・マルケスに続きトップ3を形成した。

 一方、タイムアタックを狙っていたモルビデリはマーベリック・ビニャーレス(レッドブルKTMテック3)に引っかかってしまう一幕もあった。そのモルビデリは再度タイムアタックを敢行すると、1分47秒187で2番手に浮上している。

 セッションが残り10分を切ったところで、アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が7コーナーでスリップダウンし転倒。再スタートは切れず、チームは迫る予選に向けて作業を強いられることになった。

 セッション終盤になると、3戦連続でポールポジションを獲得しながらも、今週末苦戦を強いられているファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)が1分47秒109で3番手に浮上。一方、今週末好調だったジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)が2コーナーで転倒を喫してしまった。

 最終的にマルク・マルケスの1分46秒624を上回るライダーは現れず、マルク・マルケスがトップでフリー走行2を終えた。2番手に1分46秒748のアコスタ、3番手には1分46秒772のモルビデリがつけた。

 4番手に1分46秒942のビニャーレス、5番手には1分47秒039のビンダーがつけ、KTMの3台がトップ5に入っている。

 続いて行われた予選Q1は、気温23度、路面温度38度だ。Q2進出をかけたQ1は波乱のスタートに。前戦イギリスGPでアプリリアに優勝をもたらしたベゼッチが3コーナーで早くも転倒を喫してしまったのだ。

 まずはクアルタラロが1分47秒078でトップに立つと、連続アタックでさらにタイム更新を狙う。しかし、16コーナーでラインを外してしまいピットに戻ってしまう。クアルタラロはタイムは出しながらも、頭を横に振り、ピットでも険しい表情でフィードバックを行うなど苦戦は続いている印象だ。

 全車フロントにミディアム、リヤにソフトを選択し、最後のアタックへ。転倒を喫してしまったベゼッチはピットに戻り、スペアマシンでコースに復帰するも、トラブルがあったかアタックできず。再びピットに戻り修理を行いラストアタックへと向かった。

 一方、コース上では最後のタイムアタックが行われており、クアルタラロが1分46秒631までタイムを詰める。しかし、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)が1分46秒610でトップタイムを更新。ディ・ジャンアントニオがトップでQ2進出を決めた。クアルタラロは2番手となるもこちらもQ2に進出。ベゼッチはタイムアタックに入るも1分47秒684にとどまり、Q1を10番手で終えることになった。

 ポールポジションが決まるQ2も全車フロントにミディアム、リヤにソフトを選択。マルク・マルケスがいきなり1分45秒986を叩き出すと、アレックス・マルケスが1分46秒207で2番手で続く。一方、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)は8コーナーで挙動を大きく乱すなど苦戦。

 セッション後半に入るとアレックス・マルケスが1分45秒964でトップに立つと、モルビデリが1分45秒984で2番手に浮上する。しかし、マルク・マルケスが1分45秒704でトップの座を奪い返して見せた。

 オールラップレコードを更新したマルク・マルケスが得意のアラゴンでポールポジションを獲得。2番手に1分45秒964のアレックス・マルケス、3番手には1分45秒984のモルビデリが続き、マルケス兄弟とフロントロウに並ぶことになった。

 

[オートスポーツweb 2025年06月07日]

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みんなのコメント

1件
  • taka.
    再びマルケス兄弟GPになりそな予感がしてきました。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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