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好調ジェシー・ラブがNASCARカップに再挑戦へ。しかしXfinityロッキンガム戦では待望の勝利が幻に

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好調ジェシー・ラブがNASCARカップに再挑戦へ。しかしXfinityロッキンガム戦では待望の勝利が幻に

 シーズン最初のブレイクウイークとなったNASCARカップシリーズの週末を前に、今季もNASCARエクスフィニティ・シリーズに参戦する好調ジェシー・ラブ(リチャード・チルドレス・レーシング/シボレー・カマロ)が、改めてビアード・モータースポーツの62号車で5月のテキサス、7月のインディアナポリスのカップ2戦に再挑戦することをアナウンスした。

 その発表直後に弾みを付けたかったラブだが、待望のロッキンガム・スピードウェイに復帰した4月18~19日のエクスフィニティ第10戦『ノースカロライナ・エデュケーション・ロタリー』では再車検失格の憂き目に遭い、勝利をサミー・スミス(JRモータースポーツ/シボレー・カマロ)に譲ることに。

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 同イベントにはNASCAR再挑戦プログラムを発表し、初戦を迎えたキャサリン・レッグ(ジョーダン・アンダーソン・レーシング/シボレー・カマロ)や、2017年以来のシリーズ復帰となるケーシー・ケイン(リチャード・チルドレス・レーシング/シボレー・カマロ)らも出場して注目を集めたが、その両者が交錯する事態となっている。

 所属先のリチャード・チルドレス・レーシング(RCR)から、すでに前週ブリストルでカップ戦デビューを飾っているラブは、RCRと技術提携を結ぶビアード・モータースポーツとのジョイントでカップ再挑戦へのサポートを受けることに。これはスーパースピードウェイとロードコースに焦点を当てたパートタイム参戦のチームにとっても、テキサスとインディアナポリスへの初参戦を意味する。

「レースプログラムを拡大し、これまで経験したことのないトラックを訪れることを、大変うれしく思っています」と語ったのは、チームのエグゼクティブ・バイスプレジデント(EVP)を務めるエイミー・ビアード=デジャ。

「父がこのプログラムを始めたとき、私たちはスーパースピードウェイに注力したいと考えていました。それを自分たちの得意分野として確立し、成功させるという計画を立てたんです。そして、まさにそれを実現できたと感じています。ここ数年、デイトナやタラデガ以外のレースにも興味を持つパートナーがいて、それは私たちにとって新たな挑戦となりましたが、私たちはそれを楽しんでいました」と続けたエイミー。

「私たちはジェシー・ラブのレースでの成長を見守り、彼の活躍に感銘を受けてきました。ですから、今季のテキサスとインディアナポリスで開催されるレースに向けクルマを準備し、カップに参戦するという彼の再挑戦を引き受けることは、私たちにとって当然のことでもあったのです」

 これまでエクスフィニティの42戦で2勝を挙げている弱冠20歳のラブも「先週、ブリストルでカップデビューを果たしたことは、人生を通してずっと目指してきた瞬間だった」と、31位に終わっている不完全燃焼の初昇格戦を振り返った。

「ビアード家のおかげで、今季は少なくともあと2回は(カップに)出場できるチャンスがある。目標は、経験を積み、カップカーの扱い方を学ぶこと。テキサスとインディで、このマシンがどのように振る舞い、どうレースをするかを学ぶことができ、将来のチャンスを掴むための土台となるだろうね」

「ビアード家は小規模な家族経営のチームだが、速く、よく整備されたレースカーをサーキットに投入するという伝統を築いてきた。彼らとともに何ができるか、楽しみにしている」

 そう語ったラブは、週末のロッキンガムで2号車のカマロをドライブしてオーバータイムでのリスタートで勝負強さを披露。勝利を確信して祝杯を挙げた直後、再車検でトレーリングアームスペーサーとピニオン角のシムに関する規則に違反したと判断され、ひさびさの開催となった“ザ・ロック”での勝利を8号車のスミスに譲ることとなってしまった。

「これらの部品の接合面はすべて完全に接触している必要がありますが、残念ながらその規則に違反し、失格となりました」とその要因を説明したシリーズディレクターのエリック・ピーターソン。

 これによりスミスが今季初、キャリア通算3勝目を挙げることとなったが、違反が発覚する前、ここで2004年以来のシリーズ復帰開催を喜ぶファンの大歓声により、ラブの歓喜の声も掻き消されることに。

「ああ、なんてことだ、ファンの皆は素晴らしい。このトラックはまさに僕の得意分野だ。今日はアクセル全開で走らなきゃダメだと思ったし、同時にとにかく完走しなければならなかった。それぐらい、あまりにも良いマシンだったんだんだ……」

 そして2023年のロード・アメリカ以来、自身6回目のエクスフィニティ参戦となった女性ドライバーのレッグは、52周目のターン1でウィリアム・サワリッチ(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタGRスープラ)との激しい接触を喫してサイドウェイ状態に。スピンしたレッグの53号車カマロを避けられなかったのがまさかのケインで、ここで33号車カマロの右フロントはダメージを受け、レッグはアウト側ウォールに激突。ここで週末を終えることとなった。

「この1年、NASCARを観る機会が増え、あの頃のレースをもう一度体験し、長年感じていたあの感覚を味わいたいと思っていた」と、ノーズ部分の修理のためピットインを余儀なくされ、ラップダウンから挽回して14位でフィニッシュしたケイン。

「だからこそ、このレース参戦を企画したんだ。この週末に出場するために、すべて自分で段取りを重ねてきたんだ」と戦前に語っていたケインは、改めてヘンドリック・カーズなどの支援を得てRCRの車両を確保。2002年のまさにここロッキンガムでNASCARデビューを果たし、実働16年間でカップ通算18勝、エクスフィニティで8勝、そしてトラックシリーズでも5勝を記録した名手の再挑戦だったが、本人にとっても不本意な結末となってしまった。

 同じく、この週末にロッキンガムで開催されたNASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第7戦『ブラックスタイヤ200』は、驚異的な燃料節約の末にポールウイナーのジェイク・ガルシア(ソースポーツ・レーシング/フォードF-150)を撃破した、タイラー・アンクラム(マカナリー・ヒルゲマン・レーシング/シボレー・シルバラードRST)が今シーズン初優勝。最後はビクトリーレーンに辿り着くこともできないほど燃料を使い切り、自身2019年以来となる実に130戦ぶりの勝利を飾っている。

https://youtu.be/_TOVE_IZ_uk

[オートスポーツweb 2025年04月22日]

文:AUTOSPORT web

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