■新型「クラウンエステート」もう買えないってマジ!?
2025年3月にトヨタ新型「クラウンエステート」が発売され、4種類の「クラウンシリーズ」が出そろいました。
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ワゴンとSUVを融合させ、後席と荷室の広いクラウンエステートのほか、独立したトランクスペースを備えたボディに、SUVの外観を組み合わせた「クラウンクロスオーバー」、全長の短いボディで運転の楽しさを満喫できるSUVの「クラウンスポーツ」、エンジンを縦向きに搭載する後輪駆動のプラットフォームを使った「クラウンセダン」という具合です。
人気の高い車種は、SUVに属するクラウンクロスオーバー、スポーツ、エステートですが、車種とグレードによっては生産が受注に追い付きません。その結果、2025年3月に発売されたクラウンエステートを含めて、受注の停止が始まっています。
クラウンシリーズに限らず、受注状況は販売会社によって異なります。
今の人気車では、各販売会社に、それぞれ受注台数を割り当てるメーカーが増加。そうなると、受注台数の上限に達した販売会社は受注を停止させ、余裕のある販売会社は受注を続けます。
そのため、新車を買う時に、自宅から最も近い販売店で受注が停止していても、ほかの販売店では注文が受け付けられることもあるのです。
トヨタの場合は、トヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店といった区分が残る地域も多いのですが、今はどの店舗でもすべてのトヨタ車を扱っています。
もしも、トヨタ店が受注を停止していても、同じ地域のネッツ店なら購入できる場合があり、複数の販売会社に問い合わせてみるといいでしょう。
今回は、2025年6月上旬に、SUVタイプのクラウンについて受注状況をチェックしてみました。
取材したのは都市部を中心にした販売会社ですが、前述のように地域によっては受注を続けている可能性があります。
クラウンシリーズで設計が最も新しいクラウンエステートについて、販売店は次のように言います。
「ハイブリッドは受注を止めていますが。PHEV(プラグインハイブリッド/充電できるハイブリッド)なら受注を行っており、3~5か月で納車されます」
別の販売店では以下の話も聞かれました。
「クラウンエステートのハイブリッドは、長らく受注を停止していました。しかし先ごろ、一時的に、一定の台数だけ受注枠が設けられました。
1店舗当たり約30台ですが、受注の再開を待っていたお客様の注文を入れています」
新型クラウンエステートの受注再開時期は、各販売店ともに「未定です」という返答でしたが、このように台数を限って不意に受注を再開することもあるのです。
ユーザーの対策としては、複数の販売会社の販売店に出向き、希望の車種、グレード、ボディカラーなどの仕様を伝えて、受注を再開したら連絡をもらえるようにしておくと良いでしょう。
なお新型クラウンエステートは、ハイブリッドは受注を停止していてもPHEVは選べますが、クラウンスポーツはすべて停止。
販売店でも「ハイブリッド、PHEVともに受注の再開時期は分かりません」との返答が多く、クラウンクロスオーバーは「2.5リッターハイブリッド、2.4リッターターボハイブリッドともに納期は3~4か月」との回答が複数ありました。
現時点では、クラウンクロスオーバーは受注が順調で、滞っているのはクラウンエステートとクラウンスポーツとなっています。
■どうにかして手に入れる方法はある?
販売店に「どうにか手に入れる方法はないですか?」と尋ねると「クラウンスポーツの場合、販売店の展示車なら、台数が限られてグレードやボディカラーも選べませんが手に入ります」と返答され、「1台の車両を長く展示することはなく、登録してお客様に販売します」とのことです。
新車販売店に展示してあった車両の販売は、以前から各メーカーともに行っています。展示車として使われた車両ですから、通常の購入に比べて、値引き額を増やすことが多いです。
クラウンスポーツはどうでしょうか。
「クラウンスポーツでは、展示車も含めて、値引きは原則として行いません。それでも展示車を売りに出すと、購入を希望するお客様は多いです」
納車を急ぐなら、販売店に出向いた時に「展示車を売る時は連絡して欲しい」と伝えておくと良いでしょう。
ちなみに新型クラウンエステートやクラウンスポーツはグレードが少なく、ハイブリッドの「Z」とPHEVの「RS」だけ。
ボディカラーは両車ともモノトーン、2トーンをそれぞれ5種類ずつ用意しますが、全般的に選択肢が少ないため、希望に沿った展示車を見つけることができるのはないでしょうか。
このほか定額制カーリース(サブスクリプション)のKINTOを使う方法もあります。KINTOであれば、新型クラウンエステートのハイブリッドも契約できます(クラウンスポーツハイブリッドは対象外)。
ただしKINTOはカーリースで、リース期間満了後の買い取りはできません。走行距離の制約もあり、ペットの同乗も原則として禁じています。
契約期間は最長7年。借用していることを意識しながら大切に乗る必要があります。
また新型クラウンエステートの場合、ハイブリッドZは受注を停止させている販売会社が多いですが、PHEVであれば、前述の通り「3~5か月で納車できます」という返答が目立ちました。PHEVを検討する方法もあるでしょう。
新型クラウンエステートPHEV・RS(810万円)の価格は、ハイブリッドZ(635万円)よりも175万円高いですが、装備が充実しています。
プラグインハイブリッドと併せて、ショックアブソーバーの減衰力を変化させるAVS、後席シートヒーター、荷室に装着するデッキチェア&テーブルなども標準装着しました。この価格が約20万円に相当するため、価格差は実質155万円に縮まります。
さらにPHEVでは国から補助金が交付され、その金額が60万円ですから、実質価格差は95万円です。
自治体によっては、国とは別に補助金を交付しており、例えば東京都は45万円を交付するので最終的な実質価格差は50万円になります。
そして新型クラウンエステートPHEV・RSでは、1回の充電でWLTCモードにより最大90kmの走行が可能です。急速充電器も使えます。
バッテリー出力の違いにより、エンジンとモーターの相乗効果によるシステム最高出力も、ハイブリッドは243馬力ですがPHEVは306馬力まで向上します。
PHEVの機能と、補助金の交付状況次第では、購入の対象をクラウンエステートのハイブリッドからPHEVに切り替える方法もあるでしょう。
現時点で新型クラウンエステートは、購入しにくいクルマではりますが、実はいろいろな対策があるのです。
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みんなのコメント
そもそもKINTOを契約条件にしたり、KINTOなら早く納車できるといった商法は不誠実もいいところ。
限定車でもないのに…
普通のカタログモデルで昔そんなことあっただろうか