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5世代目に進化した「ルノー ルーテシア」日本導入がスタート。エンジン&パワートレインを全面刷新

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5世代目に進化した「ルノー ルーテシア」日本導入がスタート。エンジン&パワートレインを全面刷新

Renault Lutecia

ルノー ルーテシア

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ルノー・日産・三菱開発の「CMF-B」プラットフォーム

ルノー・ジャポンは、フルモデルチェンジを果たした新型「ルーテシア」を発表した。インテリア、エクステリア、プラットフォーム、パワートレインの全てが刷新され、クラストップレベルの先進運転支援システムを備えた第5世代ルーテシアは、11月6日から全国のルノー正規販売店での販売をスタートする。さらに、新型ルーテシアの発売を記念し、 「ルノー・サービスプラン」を提供するキャンペーンも実施される。

初代の「ルーテシアI」から先代の「ルーテシアIV」まで、合計1500万台を販売。欧州Bセグメントモデルの代表ともいえるルーテシアがフルモデルチェンジし、 第5世代となって登場した。1990年に発売されたルーテシア(欧州名クリオ)は、世界中で最も多く販売されたルノー車であり、ヨーロッパでは2019年販売台数1位を獲得。さらに、フランスで最も人気の高いモデルでもある。

新型ルーテシアは、 モデル末期にも関わらず人気が衰えることのなかったルーテシアIVのコンセプトをベースとしながら、インテリアとエクステリアのデザイン、プラットフォーム、パワートレインの全てを一新。さらに、先進の運転支援システムや、世界初の技術を搭載したBOSE製スピーカーシステム「Fresh Air Speaker」を搭載するなど、 コンパクトカーの枠を超える革新と進化を遂げている。

先代モデルで好評を得た「LOVE」をテーマとする官能的なエクステリアデザインをベースに、精密さやダイナミズムをもたらす直線や、精緻に作り込まれたディテールによって「革新」されたエクステリアを採用。インテリアも人間工学に基づき、 広く機能的で高い知覚品質により「革命」と言えるほど進化を果たした。

今回、ルノー・日産・三菱のアライアンスにより新開発されたモジュラープラットフォーム「CMF-B」を初めて採用。上位クラスのエンジンに匹敵する高出力1.3リッター直噴ターボエンジンと電子制御7速AT(7EDC)による、 スムーズで余裕のある走りを実現した。

新型ルーテシアは、装備の違いにより「ゼン(受注生産)」「インテンス」「インテンス テックパック」の3グレードを設定。ゼンにはブラックダッシュボード、インテンスとインテンス テックパックには、ボディカラーに応じてブラック、ライトグレー、ライトグレーレッドインサートという、3種類のダッシュボードが組み合わされる。

ひと目でルーテシアと分かるエクステリア

ボディラインはより洗練され、 ルノーモデル共通の特徴的なフロントマスクが与えられた。一方、先代モデルと同じパーツが一切使われていないにもかかわらず、ひと目でルノー ルーテシアであることが分かる精緻に作り込まれたエクステリアは、まさに「進化」と呼ぶにふさわしい存在感を持っている。

曲線のみでデザインされた先代モデルの官能的でダイナミックなフォルムを継承しながら、新たに直線を効果的に取り入れることで精密さにダイナミズム、スポーティさを表現。ボンネットには彫刻を思わせる直線のプレスラインが入れられた。グリルは大型化され、ダイナミックで力強い印象を与える効果を持たせている。

フロントバンパー両端に装備されたエアディフレクターは空気抵抗を抑え、燃費を向上。また、このエアディフレクターが、フロントマスクをよりワイドかつ低く印象付けている。

大胆に絞り込まれたボディサイドの造形などに象徴される、先代モデルの流れるようなフォルムを継承。フロントフェンダーからフロントドアにまたがる直線のプレスライン、直線のクロームドアプロテクションによって官能性に力強さが加わった。リヤゲートとバンパーを一体化させる設計は、頑丈さを印象付けると共に知覚品質を高めている。リヤゲートよりも外側に配置されたリヤランプは、ボディの幅広さを強調する。

ヘッドライトは100%LED化され、ルノーモデルを象徴するCシェイプのデイタイムランプを装備。ヘッドライトユニットには「目」を思わせる2基の光体と、「まつ毛」を思わせる立体的なストライプが組み込まれた。これらはヘッドライトカバーのダイヤモンドのモチーフと相まって、新型ルーテシアにより豊かな表情と上品さを与えている。

ヘッドライトと同様に表情豊かなリヤライトにも、ボディの幅広さとシャープな印象を与えるCシェイプのライトが装備された。

ルーテシアには「LOVE」のデザインテーマを連想させる「ルージュフラムM」、新色の「オランジュ バレンシアM(オレンジ)」と「ブルー セラドンM(アクアブルー)」、さらに「ブラン グラシエ」「ブルー アイロンM」「ノワール エトワールM」という6色のボディカラーを設定。

なかでもオランジュ バレンシアMは、オレンジ色のトップコートを使用することで、これまでにない深みと輝きのあるボディカラーを実現した。オレンジ色のトップコートを使用したボディカラーは、自動車では初採用となる。

ドライバーを中心に設計された「スマートコクピット」

全てが見直され再設計されたインテリアは、「革命」的ともいえるほど大きな進化を遂げた。大幅に向上した知覚品質と搭載される先進技術は、上位クラスのモデルをベンチマークに開発された。デジタル技術を取り入れ、人間工学に基づいてドライバーを中心に設計されたコクピット周りは「スマートコクピット」と名付けられた。

コンパクトカーの枠を超えた知覚品質と、スマートコクピットの人間工学に基づくデザインは、インテリアデザインチームの最優先事項となった。

波のような曲線と水平基調の造形を取り入れたダッシュボードは、広く見通しの良い印象を与える。コクピット周りは、人間工学に基づきドライバー側に向けて傾けてあり、センターコンソールもドライバーの手が届きやすいよう高い位置に設置。より運転に集中できる環境を作り出しながら、窮屈な印象は一切ない。

ダッシュボード、ドアパネル、センターコンソールの側面まで、パッセンジャーが手を触れるところには、高品質なソフト素材を配した(インテンス、 インテンス テックパック)。パーツが大型化したことで歪みやすくなったダッシュボードの組付け精度を上げ、スイッチ類にも細かなデザインを施すなど、細部の仕上げまでこだわったインテリアの知覚品質は、新たな次元に高められている。

ステアリングのスポーク上には、運転支援システムやインフォテインメント機能の音声入力が操作できるスイッチを分かりやすく配置。ドライバーは前方から目を離すことなく、運転支援システムの切り替えや、7インチデジタルインストゥルメントパネルの画面切り替え、ハンズフリー通話へのアクセスが可能となっている。

ステアリングホイールはマットクロームフィニッシャーで装飾され、ステアリングヒーターを内蔵。また、よりスポーティなマニュアルでのギヤチェンジが楽しめるパドルシフトも装備する。

形状が見直されたフロントシートは、座面長を長く取り、包み込むような形状でサポート性を向上させた。工夫されたシートバックの形状によって、リヤシートの乗員の膝まわりのスペースにゆとりが生まれた。革新的な薄型形状のヘッドレストにより、後席からの視認性も高めている。

従来のアナログディスプレイに代えて、7インチ デジタルインストゥルメントパネルを採用。 エンジン回転数、 速度をデジタルディスプレイで表示し、ルノー・マルチセンス(インテンス、インテンス テックパック)と連動して、選択した運転モードに応じたイルミネーションカラーを反映する。

7インチ マルチメディアEASY LINK(イージーリンク)のタッチスクリーンを介して、最新のインフォテインメントテクノロジーとルノー・マルチセンスに簡単にアクセス可能。タッチスクリーンは薄型で、まるで浮いているようなフローティングデザインとなり、ややコクピット側に傾けて操作がしやすいよう設計されている。

BOSEが専用開発した「Fresh Air Speaker」を採用

今回、世界初の技術を搭載した「Fresh Air Speaker」が搭載された「BOSEサウンドシステム」(インテンス、インテンス テックパック)を採用した。

世界のサウンドシステムをリードするBOSEは、10年以上にわたるルノーとのパートナーシップのもと、クラストップレベルの音響効果を実現する世界初の技術を搭載したスピーカーシステム「Fresh Air Speaker」を開発。このスピーカーシステムに採用されている革新的な小型サブウーファーは、リヤラゲッジスペースを損なうことなく車外からの空気を取り入れることで、豊かでパワフルな低音を再生する。

このサウンドシステムは小型サブウーファー、低域を再生する4つのウーファー、そして高域を再生する4つのトゥイーターの9スピーカーから構成。立体的な音響効果を実現した。

スマートフォンをUSB ポートに接続することで、「Apple CarPlay」や「Android Auto」を介して7インチ マルチメディアイージーリンクのタッチスクリーン上にてスマートフォン内の各種アプリの利用が可能。使い慣れたスマートフォン内のナビゲーション機能、音楽再生、通話機能などが使用でき、Siri やGoogleアシスタントを利用して、音声入力での操作もできる。

運転モードやインテリア照明をカスタマイズできる「ルノー・マルチセンス」を、インテンスとインテンス テックパックに搭載。このルノー・マルチセンスは、7インチマルチメディア・イージーリンクのタッチスクリーンの操作で、 3つの運転モード(「My Sense」「Sport」「Eco」)が選択できる。7インチマルチメディア・イージーリンクのタッチスクリーン下のマルチセンススイッチを操作することで、直接マルチセンス設定画面を表示することも可能だ。

新開発の1.3リッター直列4気筒直噴ターボを搭載

新型ルーテシアに搭載される、新開発の1.3リッター直列4気筒直噴ターボエンジンは、ルノー・日産・三菱のアライアンスにより開発された。この1.3リッター直噴ターボは、最高出力131ps・最大トルク240Nmを発揮。トランスミッションは、パドルシフトを備えた電子制御7速AT(7EDC)が組み合わされる。

この新世代のパワフルで高効率なエンジンは、ボディが大きく重い上位クラスのモデルに搭載されるエンジンに匹敵する性能を発揮。市街地から高速道路まであらゆるシーンで爽快かつ余裕のある質の高い走りを提供する。

さらにWLTCモードで17.0km/Lと低燃費も実現。トライアングル形状のシリンダーヘッド内に250barの高圧力で燃料を直接噴射することで燃焼の効率化を図り、シリンダー内に特殊なコーティングを施すことで摩擦を低減するなど、 燃費向上の技術が惜しげもなく投入された。

湿式デュアルクラッチを備えた電子制御7速AT(7EDC)は、 先代モデルの6段から、新たに7段に多段化。運転をよりシームレスで快適にすると同時に、燃料消費とCO2排出量を削減している。

オートマチックモードでは自動で最適なギヤを選択。トルクコンバーター式のAT車同様に滑らかで快適なドライブが楽しめる。また、トルクコンバーター式に比べスリップロスのない、ダイレクトかつ瞬時に変速するデュアルクラッチは、1.3リッター直噴ターボエンジンの性能を引き出し、パドルシフトを操作することでスポーティな走りを楽しむことができる。

ルノー・日産・三菱のアライアンスにより新設計されたモジュラープラットフォーム「CMF-B」を初採用したモデルとなった。 この最新プラットフォームは、先代モデルのプラットフォームから約50kg軽量化しながら高い剛性を持ち、高出力パワーユニットを受け止め、しなやかなサスペンションの動きやハンドリングの正確さを引き出している。

様々な路面での静粛性やエンジンルームの遮音性、万一の場合の安全性、ボディ下面を覆うパネルによる空気抵抗の軽減など高い基本性能を支えている。先代モデルに比べてコンパクトになったボディサイズによって空気抵抗が低減し、重量も軽くなったことで燃費向上に貢献している。そして、ボディサイズはコンパクトになったものの、先代モデルより広い室内空間を実現した。

【車両本体価格(税込)】

ルノー ルーテシア ゼン(受注生産):236万9000円
ルノー ルーテシア インテンス:256万9000円
ルノー ルーテシア インテンス テックパック:276万9000円



【問い合わせ】

ルノーコール

TEL 0120-676-365

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みんなのコメント

1件
  • > ひと目でルーテシアとわかるエクステリアデザイン

    先代と代わり映えしなさすぎなだけ。
    ヘッドライト周りをLEDで加飾した、ありがちなマイチェンモデルにしか見えん笑

    因みにこれ、日産や三菱でOEM販売される時には、20万円くらいのスタートやろね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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