MotoGP第5戦スペインGPが今週末行なわれる。ドゥカティのマルク・マルケスは、型落ちバイクでも昨年好調だったが、最新型となった今年どんなパフォーマンスを発揮できるか、楽しみにしているという。
マルケスは今シーズン、開幕から絶好調な走りが続いている。4連続ポールポジション、スプリント4連勝、グランプリ3勝でランキング首位に立っている圧倒ぶりだ。母国戦のスペインGPではファンからの期待もさらに高まってくるだろう。
■絶好調マルケス、強くなったのはメンタル? 伝説の2019年より「良いライダーになったとは思っていない」
開幕前の木曜会見でマルケスは「スペインのサーキットでのレースは、特別な味わいがあるのは間違いない」と母国でのレースについて語った。
「でも結局のところ、グランプリはグランプリだ。沢山の観客が詰めかけてくれるだろうことや、彼らがスペイン人を応援してくれるだろうことは分かっているけどね」
「僕はこういった週末を乗りこなす経験や、コース上で良いパフォーマンスを発揮する経験を積んで来ている。忙しい週末だから、集中を維持するのも楽じゃないんだよ」
「ここ数週間レースしてきた場所とは、全く違うサーキットに臨んでいる。ペッコ(フランチェスコ・バニャイヤ/チームメイト)はこの数年ここで勝ち続けているし、今年も主な競争相手のひとりになってくるだろうね。僕はそれに対処しなくちゃいけない」
マルケスは昨年、ホンダからドゥカティ陣営のグレシーニに移籍したが、スペインGPでは2位を記録。型落ちの2023年型バイクで、最新型に乗るバニャイヤを相手に一歩も引かない走りを見せた。
今年は最新型のバイクに乗っているマルケスだが、2023年型との違いについては、こう語っている。
「GP24.5と比べると、大きく違っている。僕のライディングスタイルはコーナーエントリーにかなり依存しているんだけど、その点でGP23にはかなり制限を感じていたんだ。今のマシンだと、かなりいいフィーリングがある。ただマシンが改善し続けていて、バイクの限界を見定めるのが難しい」
「2023年型では新品のタイヤを履いたときに何度もクラッシュしていたけど、今はその点でも良くなっている。このバイクが、これまでのサーキットとは異なるヘレスのような場所で、どんなパフォーマンスを見せるのか、楽しみだ」
マルケスの今シーズンのパフォーマンスは驚くほど高いが、マルケス本人としては、ホンダ時代よりもライディングが良くなっているとは考えていない。
「いや、ホンダ時代の僕のレベルは信じられないほどだったし、フィーリングやフィジカルコンディションも素晴らしかった。今は単にフィーリングが違っているだけで、それが良くなったとか悪くなったとかいうことじゃないんだ。速いけれど、限界を理解するのも今は難しい」
「ホンダでは何年も在籍していて、限界や改善できる部分が良く分かっていたんだ。一方でドゥカティでは、カタールでの(苦手としている)右コーナーなど、改善できる部分をどんどん見つけていっている」
そして、2025年シーズンにドゥカティは陣営として全勝を挙げることができるかと訊かれると、それは不可能ではないとマルケスは語った。
「なぜできないというんだ? ドゥカティはグリッド上でベストなバイクだし、どのサーキットでも、どんなコンディションでも競争力を発揮してきた。ただカタールで(テック3のマーベリック)ビニャーレスがKTMで示したように、ライバルは依然として存在する。だからドゥカティがこのまま努力し続けることが、重要になってくるだろう」
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