インディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで開催されているNTTインディカー・シリーズ第2戦GMRグランプリ。3日に行われた予選は、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がポールポジションを獲得した。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン)はQ1で敗退し、17番手となった。
テキサス・モータースピードウェイでの開幕戦から1カ月。インディカーはインディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースでの第2戦GMRグランプリを迎えた。
【順位結果】インディカー・シリーズ第2戦GMRグランプリ/予選総合結果
NASCARとの初併催となる第2戦は無観客で開催され、3日金曜日にプラクティス走行と予選。翌日4日のアメリカ独日記念日に決勝レースが行われる。
午前11時30分より1時間半に渡って行われたプラクティスは、ウィル・パワーがトップタイムをマーク。サンティーノ・フェルッチ(デイル・コイン)、マーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ)と続き、佐藤琢磨は22周を走行し16番手と厳しい立ち上がりに。
3時間半後の午後4時半に予選がスタート。ふたつのグループに分かれて行われるQ1では、佐藤琢磨がグループ1に登場する。
琢磨は1分10秒8853を記録するも9番手と振るわず。ルーキーのオリバー・アスキュー(アロウ・マクラーレンSP)がトップで通過。昨年の王者ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)は6番手でギリギリQ2進出を果たす。
グループ2では、パワーがトップ通過。開幕戦を制したスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が3番手。インディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで3勝を挙げるシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)は10番手で敗退となった。
12台でQ3進出への上位6台の椅子を争うQ2。アスキューはここでも速さを見せ、1分09秒8780を記録しトップ通過を果たす。
ジャック・ハーベイ(マイヤー・シャンク・レーシング)、グラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン)、コルトン・ハータ(アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー)と続き、さらにパワー、ニューガーデンの順でQ3に進出する。
ルーキーが大躍進を見せるか期待がかかったQ3ファイアストン・ファスト・シックス。ハーベイがまずはトップに立つ。遅れてアタックへと向かったアスキューは振るわず。
伏兵ハーベイがそのままトップをキープしていたが、“スピードスター”パワーが許さず、ラストアタックに1分10秒1779で逆転。ハーベイが2番手、ハータが3番手となった。ニューガーデンはアタックせず6番手となった。
パワーは通算ン58回目のポールポジションを獲得。インディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースでは3勝を挙げており、4勝目となるだろうか?
Q1で敗退した佐藤琢磨は、17番手から決勝レースに挑む。
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