「グリーン車・グランクラス・プレミアムグリーン用」特典チケットが登場
JR東日本の「JRE POINT」は、Suicaでの列車の利用やお買い物、ビューカードの利用などでポイントが貯まるサービスです。貯まったポイントは、「1ポイント=1円」として、Suicaのチャージやお買い物に使うことができます。
【画像】一度は乗ってみたい豪華なシート 新幹線「グランクラス」を写真で見る(15枚)
しかしこうしたチャージやお買い物よりも、より有利にポイントを使える仕組みを、JR東日本は用意しています。それはJR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」での「特典チケット」への交換です。
この特典チケットのうち、「新幹線eチケット」では、乗車距離100kmまでが2160ポイント(普通車指定席、以下同)、200kmまでが4620ポイント、400kmまでが7940ポイント、401km以上が1万2110ポイントとなっています。
たとえば東京駅から仙台駅まで東北新幹線を使う場合、運賃・料金の合計は1万4410円(普通車指定席、通常期、大人)ですが、特典チケットへの交換に必要なポイント数は7940ポイントで、「1ポイント=1円」よりも有利となります。
このように換算レートで優遇される特典チケットですが、JR東日本はこの夏、そのレートがさらに有利になるキャンペーンを期間限定で用意しています。
それは7月5日(土)乗車分から導入される「グリーン車・グランクラス・プレミアムグリーン用」の特典チケットを記念して行われる「JRE POINTが叶えるおトクで、プレミアムな旅。~グリーン車・グランクラスで極上なひとときを~」です。
対象となるのは7月5日(土)から31日(木)までの乗車分で、「新幹線eチケット(JRE POINT特典)」および「在来線チケットレス特急券(JRE POINT特典)」の設定がある区間で、グリーン車、グランクラス(飲料・軽食なし)が、通常必要なポイント数の50%オフとなります。
このうち、とくに注目したいのが、新幹線のグランクラスです。
グランクラスはJR東日本、JR北海道の東北・北海道新幹線、JR東日本、JR西日本の上越・北陸新幹線に「グリーン車よりさらに上位の座席」として提供される座席で、1両にわずか18名(3名×6列)という“ゆとり”が特徴となっています。
普通車指定席より「グランクラス」の方が少ないポイントで交換可能
ただ、そのゆとりに比例して料金も高額です。
たとえば東京駅から盛岡駅までグランクラスを利用する場合、「やまびこ号」に設定されるリーズナブルな料金の「グランクラス(飲料・軽食なし)」を選んでも、指定席特急料金は1万3930円(通常期、大人)で、指定席特急料金の5910円よりも8000円以上高くなるのです。
しかし今回のキャンペーンでは、このグランクラス利用に必要なポイント数が50%オフになることで、グランクラスの利用がぐっと身近になります。
たとえば先に挙げた「東京駅~盛岡駅」の場合、営業キロは535.3kmで、規定通りであればグランクラス(飲料・軽食なし)の利用に必要なポイントは2万130ポイントとなります。これが50%オフとなるため、わずか1万60ポイントで利用できるのです。
この必要ポイント数は、規定通りのグリーン車利用に必要な1万6980ポイントを下回るだけでなく、普通車指定席の1万2110ポイントよりも2000ポイント以上少なくなるため、“破格のバーゲン”と言ってもいいでしょう。
また“グランクラスでの旅気分”を味わいたいという人には、短距離の利用も十分検討の余地がありそうです。
たとえば東京駅から軽井沢駅、東京駅から越後湯沢駅など、200kmに収まる旅程であれば、5020ポイントでの利用が可能です。
なおこのキャンペーンを使った特典チケットの申し込みは、乗車の1カ月前の10時から可能となります。またえきねっとで購入する一般のきっぷとは異なり、1か月前+1週間前から申し込みできる「えきねっと事前受付」の取り扱いはありません。
また特典チケットは、列車、席数、区間限定での設定となるため、グランクラス、グリーン車を含め、一般の販売座席に空席があったとしても交換が不可となる場合があるのでご注意ください。
なお「はやぶさ号」などに設定されるグランクラス(飲料・軽食あり)については、今回のキャンペーンの対象外となります。
このキャンペーンの対象列車の申し込みを受け付ける各日の午前10時は、利用しやすい時間帯の列車を中心に、グランクラスの争奪戦になることも予想されます。ここでスムーズに申し込めるよう、ご自身が利用を考えてる区間のグランクラス(飲料・軽食なし)の設定列車を事前に調べておくことをおすすめします。
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