ホンダのジョアン・ミル、フランスGP1周目のクラッシュ巻き添えで右手を骨折

　ホンダのジョアン・ミルは、MotoGPフランスGPオープニングラップの転倒に巻き込まれ、右手を骨折してしまった。

　予選15番手からスタートしたミルは、オープニングラップの第1シケインでエネア・バスティアニーニ（テック3）と当たって挙動を乱したフランチェスコ・バニャイヤ（ドゥカティ）と接触してしまった。

　これによりミルとバニャイヤは転倒。バニャイヤはレースに復帰したものの16位でポイント獲得ならず。ミルはレースを続行することができずリタイアとなった。

　最終的にこのレースを制したヨハン・ザルコ（LCRホンダ）も、転倒した2台を避けるような形でランオフエリアのショートカットを強いられており、事故を引き起こしたとしてバスティアニーニに次戦イギリスGPでのロングラップペナルティが科せられている。

　ミルは右手の骨折に加え、ホンダによると首の痛みにも苦しんでおり、さらに詳しい検査のために病院に運ばれたという。

　バニャイヤはレース後、次のように語った。

「本当に忘れられないレースと週末だった。何も持ち帰ることができなかった」

「クラッシュがあったとしても、復帰していればトップ5でフィニッシュできたはずだ。でも、シフトパドルが部分的にふさがっていて、ギヤがかみ合うときとかみ合わないときがあったから、ピットストップせざるを得なかった」

「もう1台のマシンでコースに戻ったけれど、今日は何もうまくいかなかった。物事がうまくいかないと、それを正すのは難しい」

　ミルはこれまで6戦中5戦でリタイアしており、唯一の決勝レース完走はアルゼンチンの9位だ。アメリカズGPでの8番手など、予選では有望な結果を残しているにもかかわらず、今シーズンは転倒が多くなっている。

　ホンダは、ミルの状態について数日中に情報をアップデートするという。

Comments

[せい]

何はともあれ中上貴晶がシングルフィニッシュできたのはよかった！

[ztu********]

スズキ時代のミルはどちらかといえば転倒が少なく、後半に強いライダーで見ていてワクワクしたんだが。。　ホンダに移ってからは流石に転倒多すぎですな。今回はお気の毒だけど。