この記事をまとめると
■自転車を積みたいが極力コンパクトなクルマが欲しいという人に向け、選び方やおすすめモデルを紹介する
「荷物が積みたいけど大きいクルマは嫌」という人必見! 小柄でもデカイ荷室を持つモデル8選
■ハイト系であれば軽自動車への積載も可能
■またラゲッジへの自転車の積み込みやすさは数値だけでは語れない
ハイト系であれば軽自動車への積載も可能!
本格なサイクリストでなくても、自転車をクルマに積めたらいいな~と思っている人はいるはずだ。マニアックなサイクリストであれば、それこそハイエースのような1BOXを自転車積載用にアレンジして使っている例もあるのだが、一般ユーザーにとっては、アウトドアに自転車を持っていきたい、雨の日、子供が駅の駐輪場に止めた自転車を子供とともに回収する……といった要望が主ではないだろうか。
とはいえ、たまに乗せる自転車のために、1BOXやミニバンを買うのはちょっと……である。しかし、意外にも、日常使いにもぴったりなコンパクトなクルマでも、27インチ程度までのママチャリが積めるクルマがあるのだ。ポイントは、クルマの大きさというよりも、室内高(天井高)と後席を格納した時にフラット度、そしてラゲッジルームの開口部地上高である。
ちなみにママチャリの一般的な3サイズは、全長約1850mm、全幅約580mm、全高約1200mm。ここで注目すべきは全高の1200mm。全長は、ハンドル、前輪を切った状態で積むことを前提にすれば気にしなくてよし。幅に関しても、最大幅はハンドルなので、同様なのである。が、全高は少なくとも自転車を乗せる際のラゲッジスペースの開口高、乗せてからの天井高に関係するので、数値としては重要。つまり、天井高が1200mm以上あるクルマだと、乗せやすく(斜めに積み込まなくてよい)、積みやすいことになる。
その上で、できるだけコンパクトなクルマがいい、ということになれば、人気のハイト系と呼ばれるクルマが最適だ。コンパクトカーだけでなく、軽自動車のスーパーハイト系も候補に挙がってくる。
軽自動車では、ホンダのN-VANが大容量(天井高1325~1390mm、後席格納時の奥行き1585mm、助手席格納時の最大奥行き2560~2635mm!!)かつフロアが低く(ラゲッジ開口部地上高525mm)、後席格納時のフロアも完全フラットになるのだが、元は働くクルマで一般ユーザーにとってはスタイルという一般向けグレードがあるものの、シートのかけ心地や乗り心地を含め、ちょっと抵抗があるかもしれない。
そこで軽自動車としてお薦めしたいのがプチバンと呼べるスーパーハイト系。ホンダN-BOXを筆頭に、日産ルークス、ダイハツ・タント、スズキ・スペーシア、三菱ekスペースがある。自転車積載の可否に大きくかかわる天井高はさすがスーパーハイト系だけに、全車1400mm前後あり、十分だ。
後席格納時の拡大ラゲッジスペースの奥行きは、N-BOX1520mm、ルークス1480mm、タント1350mm、スペーシア1350mm、ekスペース1480mmとなり、有利なのは奥行きに余裕あるN-BOXと ルークス&ekスペース。が、繰り返すけれど、前輪、ハンドルを切って、さらに格納した後席の前部、フロア側に前輪を落とし込むような積み方をすれば、上記のスーパーハイト系軽自動車にママチャリの積載は可能ということになる。
その上で、女性でも積みやすいのは、ラゲッジスペースの開口部高が低いクルマになる。そのほうが自転車の持ち上げ量が少なくて済み、また下ろす際も楽だからである。で、ラゲッジフロアの低い順に並べると、N-BOX480mm、ルークス&ekスペース490mm、スペーシア540mm、タント590mmとなる(筆者の実測データ)。
自転車の積み込みやすさは数値だけでは語れない
が、数値だけですべては語れず、意外にも自転車が積み込みやすいのが、スペーシア。じつはスペーシアのラゲッジスペース開口部には、自転車積載のためのサポートガイドとなる切れ込みがあって(タイヤが左右にブレにくい)、そこの高さで言えば510mmとなり、さらに後席を格納した時のフラット度が優れているからなのだ。このスーパーハイト系軽自動車なら、どれでもママチャリの積載が可能だから、あとは細かい数値、そしてクルマの基本部分の好みで決めればいい。
もちろん、自転車を寝かして積み込めれば安定感という点で有利なのだが(天井高をあまり気にせずクルマ選びができるようになる)、その場合、後席を両側格納しなくてはならず、後席5:5分割による3名乗車が不可能になるデメリットがある。
では、軽自動車でなく、コンパクトカーだったら、どんなクルマに自転車が積めるのだろうか。ここでも全高の高さが決め手となり、候補は背の高いプチバンが有力だ。よって、スズキ・ソリオ、トヨタ・ルーミー、ダイハツ・トール、そして本来は3列シートのコンパクトミニバンであるトヨタ・シエンタやホンダ・フリードの2列シートモデルとなるシエンタFUNBASE、フリード+などをリストアップすることができる。
この中で、自転車のフロアへの積み込みやすさにポイントを置けば、つまり、ラゲッジフロアの低さ=開口部地上高で言えば、プチバンではルーミー、トールの527mmがベスト。ソリオは660mmとなる。一方、コンパクトミニバンの2列シート版では、シエンタFUNBASEが530mm(ローデッキ)、フリード+が335mm(最低値)となる。
この2台はそもそも大容量ワゴン的パッケージで、ラゲッジフロアが低く自転車が積み込みやすいのが美点だが、逆に3列シートモデルに対するデメリットもある。それは2列目席キャプテンシートが選べず(4人乗りになってしまうから)、自転車を真っすぐ、2列目キャプテンシートの隙間=通路に前輪を通す効率的な積み方ができない点だ。4人乗り前提で自転車を積み込みたいなら、あえて3列シートの2列目キャプテンシートモデルを選ぶのが正解かも知れない。
最後に衝撃的!? な話を。上記の背の高いクルマたちが苦手、あるいは自宅マンションの駐車場の関係で無理、というなら、切り札として、ホンダ・フィットがある。ホンダ独創のセンタータンクレイアウトによって、後席を低く沈み込ませるように格納すると、奥行き1600mm、天井高780mmの巨大空間が出現。なんと自転車を立てたまま積載することが可能となる!!(2名乗車/自転車によっては不可の場合もある)。ラゲッジルーム左右のフックによってベルトでしっかり固定できるため、コンパクトカーのジャンルで全高1550mm制限の立体駐車場の利用+自転車の積載という条件では、大穴的1台と言えそうだ。
なお、いずれにしても、クルマの購入時には、寸法だけにとらわれず、セールスマンにお願いして、実際に所有している自転車を積み込んでみて可否を確認することが不可欠だ。
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