現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 日産、日本専用の新型車「ノート オーラ」を発表。3ナンバーの「小さな高級車」

ここから本文です

日産、日本専用の新型車「ノート オーラ」を発表。3ナンバーの「小さな高級車」

掲載 更新 6
日産、日本専用の新型車「ノート オーラ」を発表。3ナンバーの「小さな高級車」

全幅は左右20mm拡幅…3ナンバーの「小さな高級車」

日産は6月15日、プレミアムな3ナンバー新型車「ノート オーラ」を発表、今秋に発売する。価格はFFが261万300~269万9400円、4WDは286万8800~295万7900円。ノートと比較すると、42万円ほど高い価格設定。パワートレーンは全車e-POWERだ。

フォレスター大幅改良。フロントフェイス激変、新世代アイサイト搭載

ノート オーラ(以下オーラ)の基本構造はノートと共通。デザインもノートに似た印象だが、じつはボンネット、ルーフ、フロントドア、バッグドアのみ共通でそれ以外はオーラ専用だ。

外観がグッと立派に見えるのは3ナンバーのワイドスタンスのおかげ。全長は4045mmとノートとまったく同じだが、ボディ全幅は左右20mmずつ拡幅され、1735mmとなっている。

さらにヘッドライトの薄さも印象的で、先進性を醸し出す4連LEDを採用。グリルと融合したVモーションは自発光式で、デイライトとウインカーも兼用する。リヤもフルLED…さらにライティングブレードと呼ばれる横一直線のシグネチャーも採用している。

17インチのアルミホイールは切削タイプだが、樹脂を組み合わせた。ナットを見せずにツルンとさせて、ガソリン臭のしない次世代のデザインを狙っているという。当然軽量化や空力向上にも効果がある。


室内も専用の仕立て…ツイード+木目調

室内もノートと基本骨格は共通。注目は各所におごられたツイード調織物と木目調パネルで、モダンなリビングのような空間を演出している。木目調パネルは表皮に微細な凹凸加工を施し、まるで本杢風の質感を表現。シートはツイード調表皮と合皮のコンビシートに加えて、クッション材を多用して上質な座り心地を実現した本革シートも用意する。

運転席前のメーターは12.3インチとノートよりも大型化。フルTFTで視認性に優れている。またセンターの9インチディプレイと一枚につながるデザインで、美しさと機能性を両立した。

静粛性にも気を遣っている。オーラはルーフ、ドア、フロントドアガラスにまでも遮音対策を実施。ノートと比較してもその静粛性は際立っている。

またプレミアムな1台として、BOSEと共同開発した「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」を搭載。開発初期段階からタッグを組んで開発した自信作で、運転席、助手席のヘッドレストにスピーカーを配してプレミアムな音響を体感できる。


e-POWERの出力/トルクが増強

パワートレーンは、ノートと同じ第2世代のe-POWERだが、最高出力は136ps、最大トルクは300Nmとノート(116ps/280Nm)よりも増強。車両重量はオーラのほうが約40kg重いが、そんなハンデを感じさせないスムーズかつ力強い加速感が印象的。それでいて静かさもノートよりワンランク上だから洗練された走りを味わえる。また、4WDモデルはノートと同じく50kWの高出力モーターをリヤに搭載。さまざまな路面で上質なハンドリングを提供する。

ちなみにパッケージングはノートと共通。後席や荷室の広さなどもノートと同等だ。


プロパイロットはまたもやセットオプション「約40万円高」

最後に先進安全装備について。運転支援技術「プロパイロット」はノートと同様にナビリンク機能付きで、「NissanConnect ナビゲーションシステム」との連動で地図情報を把握、前方のコーナーなどの大きさなどを事前に把握、スムーズなコーナリングを支援。

このナビリンク機能付きプロパイロット、ノートのときも話題になったが他の装備とセットオプションなのだ。オーラの場合、USB電源ソケット(タイプA:2個、タイプC1個)、ワイヤレス充電器やBOSEパーソナルプラスサウンドシステム、ETC2.0ユニット、SOSコールなどとセットで40万1500円! つまり、「プロパイロットだけ欲しい」と願っても叶わないのだ。

もっとも安価なGグレード、261万300円に上記のセットオプションを装着すると300万を超える。”お客様ファースト”で考えるなら、このセットオプションは再考すべきではないかと思う。

〈文=ドライバーWeb編集部〉

こんな記事も読まれています

「ランクル250販売前線」悲喜こもごも?? 意外に多い「辞退客」とは? ディーラーごとに対応は千差万別だった
「ランクル250販売前線」悲喜こもごも?? 意外に多い「辞退客」とは? ディーラーごとに対応は千差万別だった
ベストカーWeb
テスラ「モデル3」 最高速262キロ!専用デザインの新グレード「パフォーマンス」追加
テスラ「モデル3」 最高速262キロ!専用デザインの新グレード「パフォーマンス」追加
グーネット
ヒョンデ、高性能EV「IONIC 5 N」の国内仕様車の概要を発表 4月25日から期間限定モデル「First Edition」の購入予約受付を開始
ヒョンデ、高性能EV「IONIC 5 N」の国内仕様車の概要を発表 4月25日から期間限定モデル「First Edition」の購入予約受付を開始
月刊自家用車WEB
「サーキット以外の場所でやることにも意味があったと思う」盛り上がりを見せた岩佐歩夢発案のSFキャラバンが成功裏に終了
「サーキット以外の場所でやることにも意味があったと思う」盛り上がりを見せた岩佐歩夢発案のSFキャラバンが成功裏に終了
AUTOSPORT web
新型スイフトスポーツも新型ワゴンRも24年夏に登場予定か!? スズキは計5台の新型を投入で戦力アップなるか
新型スイフトスポーツも新型ワゴンRも24年夏に登場予定か!? スズキは計5台の新型を投入で戦力アップなるか
ベストカーWeb
「SLS AMG」の偉大さをメカニズムから検証。速さだけでないメルセデスの安全思想も注ぎ込まれた最高傑作の1台でした
「SLS AMG」の偉大さをメカニズムから検証。速さだけでないメルセデスの安全思想も注ぎ込まれた最高傑作の1台でした
Auto Messe Web
スーパーカーオーナーさん、いらっしゃい──新型ヒョンデ アイオニック5 N試乗記
スーパーカーオーナーさん、いらっしゃい──新型ヒョンデ アイオニック5 N試乗記
GQ JAPAN
愛犬家は要チェック!?ルノー「カングー」最長1年間貸与!モニターキャンペーン実施
愛犬家は要チェック!?ルノー「カングー」最長1年間貸与!モニターキャンペーン実施
グーネット
軽からミニバンまで!車中泊にぴったりの厚さ8cmマット、新デザイン登場 ベアーズロック
軽からミニバンまで!車中泊にぴったりの厚さ8cmマット、新デザイン登場 ベアーズロック
グーネット
BMW 燃料電池車「iX5 ハイドロジェン」 日本での実証実験を2024年も継続
BMW 燃料電池車「iX5 ハイドロジェン」 日本での実証実験を2024年も継続
グーネット
【24’ 4/22最新】レギュラーガソリン平均価格、再び175.0円に値上がり
【24’ 4/22最新】レギュラーガソリン平均価格、再び175.0円に値上がり
グーネット
代役スピネッリ、SBK初陣でギャンブル大成功「これがレース!信じられないような勝利で嬉しい」/第3戦オランダ
代役スピネッリ、SBK初陣でギャンブル大成功「これがレース!信じられないような勝利で嬉しい」/第3戦オランダ
AUTOSPORT web
「盗まれた」県が怒りの声明 県道の工事現場から“かなり重い資材”が複数 被害総額300万円超
「盗まれた」県が怒りの声明 県道の工事現場から“かなり重い資材”が複数 被害総額300万円超
乗りものニュース
さよなら「ゾエ」! ルノーのEV先駆者を振り返る 後継は「5」 楽しい走りで電費は優秀
さよなら「ゾエ」! ルノーのEV先駆者を振り返る 後継は「5」 楽しい走りで電費は優秀
AUTOCAR JAPAN
「911ターボ」登場から50年! 「911ダカール」と「タイカンGTS」と並んでポルシェの過去・現在・未来を表現したブースがおしゃれ
「911ターボ」登場から50年! 「911ダカール」と「タイカンGTS」と並んでポルシェの過去・現在・未来を表現したブースがおしゃれ
Auto Messe Web
王者ミケリスが貫禄のポール・トゥ・ウイン。新たな僚友ジロラミも初勝利/TCRワールドツアー開幕戦
王者ミケリスが貫禄のポール・トゥ・ウイン。新たな僚友ジロラミも初勝利/TCRワールドツアー開幕戦
AUTOSPORT web
羽付き9X8のデビュー戦9位は「最大限の結果」とプジョー技術ボス。1周目の事故で損傷の94号車も完走
羽付き9X8のデビュー戦9位は「最大限の結果」とプジョー技術ボス。1周目の事故で損傷の94号車も完走
AUTOSPORT web
もはやガソリン車より便利に…? 高速道の「EV充電器」怒涛の増設! 魔の空白区間?―“出ていいよ”
もはやガソリン車より便利に…? 高速道の「EV充電器」怒涛の増設! 魔の空白区間?―“出ていいよ”
乗りものニュース

みんなのコメント

6件
  • テコ入れならガソリンモデル追加すべきでしょ
    いつまで旧型併売してんのさ
  • パッと見ノートとの違いが分からない。
    これなら、ノートをフォーマットにSUVやミニバン(フリード・シエンタクラス)を出した方がE-POWERと合わせて売れそうな感じ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

144.8268.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.8309.0万円

中古車を検索
ノートの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

144.8268.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.8309.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村