この記事をまとめると
■BEVを街なかで見かける機会が多くなったが日系メーカーのラインアップは限定的
そりゃ転売ヤーもはびこるワケだ! 最近登場した「限定車」17台の中古価格を調べたらやっぱり「プレ値」だらけだった
■BEVがなかなか普及しない背景には再販価値の低さがあげられている
■リチウムイオンバッテリーのリユース需要によりBEVの下取りは思った以上に落ち込まない
BEVが普及しない一因に再販価値の低さを指摘
日本でもそれなりに街なかで見かける機会が多くなったのがBEV(バッテリー電気自動車)。日系メーカーではそれぞれラインアップされるモデルは限定的となっており、外資系ブランドでしかも高級ブランドにおけるラインアップが多めにも見える。
日本国内で量販BEVを積極的にラインアップしているのは、日系では日産、外資系では中国BYDオート(比亜迪汽車)といっていいだろう。
海外各地の市場に比べればはるかにHEV(ハイブリッド車)が普及しているのが日本。消費者意識としてはエコロジーよりはエコノミー、つまり日々のガソリン代をセーブできるのではないかという意識もあり、HEVは選ばれることが多いとも販売現場では聞く。量販HEVの先駆者であるトヨタでは、すでに売れ筋モデルでもラインアップをHEVのみにする動きを見せている。世界でもトップクラスの性能を誇る日本メーカーのICE(内燃機関)にモーターが組み合わされ、しかも優れた制御技術も付加された日系メーカーのHEVは確かに優秀であり、「BEVまでにしなくても……」となるのも納得できるというもの。
BEVがなかなか普及しない背景には再販価値の低さが指摘されることもある。ICE車に比べれば、年々その技術が比べものにならないぐらい成長するのがBEV。かつてのパソコンのように、新製品がどんどん性能アップしていくなかで中古BEVというのは成立するのかといった話をよく聞き、そこを不安視する声も大きい。
比較的短期間(2回目車検ぐらいまで)で乗り換えるというひとには現金一括払いではなく、ローンやリースで乗るほうがBEVではおすすめという話もよく聞く。日本では補助金交付を受けると「4年縛り(4年間は名義変更ができない」があるので、車検有効期間が必ずしも乗り換えタイミングの目安ともならない。ただ、日系では初代リーフからBEVを扱い、BEV販売に手慣れた日産では、BEV向けに4年払いの残価設定ローンも用意されている。2回目車検ぐらいまでで乗り換え検討のひとは、残価設定ローンの利用を販売現場では勧めているようだ。
バッテリーの状態さえ良好であれば値はつく
筆者もBEVに乗るなら現金一括払いをせずに短期間で乗り換えるのがベストかと考えていたのだが、支払方法は別としても、乗り潰すという乗り方もありだという話を聞いた。
聞いた話では初代リーフで走行距離は30万kmオーバーであっても下取り査定額で30万円ついたケースもあったとのこと。車両自体の再販価値は走行距離だけを見てもほとんどないのだが、リーフが搭載するリチウムイオンバッテリーに対する判断が価値を高めているというのである。
携帯電話などに含まれる金を集めることを都市鉱山といわれるが、BEVに搭載されていたリチウムイオンバッテリーを非常電源装置に再利用するなど、リユース需要が高まっており、低年式であったり過走行のBEVであっても下取りや買い取り査定額は思った以上に落ち込まないというのである。
また、リーフでは車両そのものが中古車として海外へ輸出されるケースも目立っており、以前よりはるかに再販価値が高まっているとのことであった。ある大手中古車検索サイトで調べると、2011年式以前の日産リーフでも中古車販売価格で20万円台の物件が主流となっていた。
BEVに関してはローンなどを利用し短期間でまわすか、それこそ乗り潰すつもりで長期間乗り続けるかの、いわば両極に乗り方がわかれているようである。
なみにリーフは年末ともいわれているフルモデルチェンジを控え新規受注は終了している。そして次期型に対する販売現場の期待も高まっているようである。
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みんなのコメント
現在トヨタ車の圧倒的な人気理由はリセール価格です。
リセールがぁ!リセールがぁ!って言いながら車選びする貧乏性が日本国内に多く、車のエンジン、内装、乗り心地なんて全く関係無い。
貧困国である日本の貧乏性達が求める物はリセール価格。
貧乏性のくせに車は見栄を張りたい!新しい車に乗りたいとの理由で、リセールが無ければ買い替えられない。そんな奴らの選択肢がトヨタ車両なのですから。