■懐かしい! シティに搭載できる「トランクバイク」
2026年4月10日から12日にかけ、幕張メッセで開催された「オートモビルカウンシル2026」に出展したホンダ。
【画像】超カワイイ! これがホンダ「初代シティに積載できるバイク」です! 画像で見る
同メーカーのブースには、新型モデル「スーパーワン」と共に並べられた初代「シティ」の高性能モデル「ターボII」の脇に、小さなバイクが展示されていました。
その名は「モトコンポ」。50ccのいわゆる原付バイクですが、一般的なスクーターや、燃料タンク・シートを備えたバイクとはまったく異なる外観が特徴です。
それもそのはず。モトコンポは、なんと初代シティのトランクに格納可能な「トランクバイク」だったのです。
初代シティは1981年に登場しました。4輪駆動車や1BOXワゴンを除くと、全高1.3m台の背が低いクルマが主流で、さらには背が高いクルマはカッコ悪いという風潮さえあった時代に、「トールボーイコンセプト」というスタイルを採用して、大きな話題を呼んだ画期的な小型車でした。
低燃費と高出力を両立した新開発の1.2リッターエンジンを短いボンネット内に搭載。全長3.4mというコンパクトなボディながらも、高い車高が広い室内空間を作り上げており、ホンダが掲げるM・M思想(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)に沿った設計を持っていました。
モトコンポもシティと同時に発売を開始しています。なお、この2つのモデルは世界初の2輪・4輪同時発表でした。モトコンポは当初からシティ搭載用として同時開発が進められたため、初代シティとはまさに一心同体のような存在でした。
シティのラゲッジルームに収めるために、全長はわずか118.5cm。乾燥重量も42Kgしかありませんでした。実際には42kg(乾燥重量)のバイクを車内に持ち上げて格納するのはそれなりに難儀ではありますが、当時のホンダを代表する原付スクーター「タクト」が全長152cm、乾燥重量49kgだったことを鑑みると、その小ささは驚異的でした。エンジンは、2.5馬力を発生する49ccの2サイクルを採用しています。
格納した際に燃料・オイルやバッテリーの液洩れ防止機構を備えていたのもトランクバイクらしいポイントです。
シティに搭載する際は、車体上部のパネルを外し、折りたたみ式ハンドルとステップ、シートを車体に格納。シティ側には固定用アンカーナットが備わっており、オプション設定の専用ベルトを用いることで、モトコンポをしっかり固定できました。
※ ※ ※
車名の由来は「モト=バイク」と、「コンポ」を組み合わせた造語です。コンポという言葉は、現在ではあまり使われなくなりましたが、かつては家庭用オーディオに「ミニコンポ」というカテゴリーがあり、当時は聞き馴染みがありました。また、カーオーディオも「カーコンポ」と称していました。車名にも時代的な背景が見えるのは興味深いところです。(遠藤イヅル)
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みんなのコメント
今のHONDAには無い独創的で自由な発想!!。