マンクス遂にレストア完了!
【デューンバギー恍惚日記】第4回に続き、フォルクスワーゲン・ビートル(タイプ1)のコンポーネンツを使った元祖「デューンバギー」こと、「メイヤーズ・マンクス」のレストア作業についてお伝えしていこう。前回までの作業で、予定していた全行程のうち「幌」と「ロールバー」を除くほとんどの作業がおおむね完了、今回は、約1年をかけたレストア完成後の目標としていた「ムーンアイズ」主催の「横浜ホットロッドカスタムショー」への出展の様子を中心にお届けする。
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レストアしたらショーに出そう!
2017年の初春から、神奈川県大和市の「K’s Collection(ケーズコレクション/以下「ケーズ」と略)」で実施された「メイヤーズ・マンクス」デューンバギーのレストア作業。自分としては進捗が常に気になるのは当然だが、こうしたマニア向けのショップとの付き合いに慣れた友人から、「決して急かしてはいけないが、全く連絡しないのも良くない。2週間に1回ぐらいのペースでアイスクリームとか持って見に行け」というありがたいアドバイスを貰い、その通りに実践したお陰かどうかはわからないが、同店とは自然に信頼関係が構築されていったように思う。
秋口にかかる頃には誰ともなく、「12月3日のムーンアイズのショーに出せるように頑張ろう」という目標が掲げられ、自分自身も生まれて初めて、カー・ショーに自分の車をエントリーすることになった。
ロールバーの話
ところで、バギーがカタチになってきた時点でも、自分自身、明確にイメージできていなかったのが「ロールバー」の仕様である。数年前に経営者が代わった現在の「メイヤーズ・マンクス」社は会社規模が大きくなり、パーツやグッズ類など、マーチャンダイズも充足しているが、2017年の時点ではブルース F.メイヤーズ御大がいまだ存命、良い意味でバックヤード・ビルダー的なショップ然としており、あらゆるパーツがホームページ上に常に掲載されているというわけではなかった。ロールバーも掲載されていなかったように記憶する。
ケーズの下村さんに相談してみると、「ロールバーは使えるものがある」との返事だったので、お任せした。その結果、スチール製の細身のものが、フロアに直接垂直に固定されることになった。下村さんからは以前から、「マンクス・タイプのバギーは基本的にシャシーパン1枚だから乗り味はグニャグニャ」だと聞かされていたので、たった1本のロールバーでも剛性上は不可欠だと考えていた。
のちにこのロールバーはマンクス純正のものに交換したが、純正ロールバーの固定方法はかなり特殊で、その意味ではむしろ、このフロアに直接固定した最初のロールバーは、それなりに効果が高かったのではないかと今にして思う。
2017年・横浜ホットロッドカスタムショー!
2017年も押し迫った11月末、マンクスは完成した。目標としていたムーンアイズのショー「横浜ホットロッドカスタムショー」は12月3日開催、その搬入日(前日)までに、ケーズの下村さんと佐藤さんの尽力で予備検~車検を通過、登録完了、ナンバーも付いて完成したのは本当にショーの直前であった。
自分はショー数日前まで仕事で東京を離れていたこともあり、車輛搬入はケーズの積載車でお願いしていたので、自分自身も、会場に搬入された折に初めて完成した姿を見ることが叶ったのだった。事前にSNSで告知していたこともあり、ショー当日は、友人や仕事仲間たちが何人もブースを訪れてくれた。
また、友人の1人がご祝儀として呼んでくれたグラビア・モデル、青海(うみ)ちゃんが真冬にビキニで華を添えてくれるサービスもあり、彼女が立つ度にお客さんの渋滞が発生するほどの大人気。もちろんケーズの下村さん、佐藤さんも来場してくださり、楽しい冬の1日を皆で満喫することができた。
幌(ほろ)の話
当初このマンクスには純正ハードトップを付けたかったが、当時国内ではハードトップ単品を見つけることができず、木枠入りで輸入するとなると結構なコストがかかるので取り敢えず諦めた経緯があった。とは言え、トップの付いたスタイルには憧れがあったし、下村さんには、バギーの屋根なんて日除けにしかならない、とも言われたが、ショーでフルオープンのロードスター状態で展示した後、ソフトトップだけは装着できるように手を入れてもらった。
デューンバギーのソフトトップには様々な形態があるが、その中から選んだのは「ビキニ・トップ」と呼ばれる類の最も小型のもの。ネットで探していたところ、米国の「TJ(Tijuana)Kustoms」製「Sombrero(ソンブレロ)」という製品が良さそうだったので、個人輸入してケーズに持ち込んだ。
考えてみれば当然なのだが、デューンバギーのルーフ部分の面積はウィンドシールドとロールバーの位置関係によって決まる。マンクスの場合は純正ロールバーを装着していればその面積はおおむね似通ったものだが、自分の場合はフロアパンに垂直なロールバーをつけたので、ルーフ部分の前後長が短かった。
汎用品がそのままで使えるわけもなく、現物合わせで寸法調整を行い、縫製し直してもらって装着した。装着は前側が、折り返しをウィンドシールドの溝に嵌め込み+左右両端のスナップ留め、リア側は左右のストラップのフックを後席裏に取り付けた短いストラップ+バックルに掛けて留める形式で、脱着は容易である。
さて、取り敢えず完成したマンクスだが、その後、改善したいポイントが出てきたので、随所に手を入れて現在に至っている。次回からは実際に走らせた折のフィーリングや、実施したモディファイのポイントについてお知らせしていこうと思う。お楽しみに!
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