この記事をまとめると
■富裕層がスーパーカーを購入する際は保証や整備記録を重視し正規ディーラー購入が基本
ライバルメーカーの「フェラーリとランボ」「メルセデスとBMW」を同じ会社が販売! 高級車でお馴染みのコーンズとヤナセって何もの
■並行輸入や中古はリスクが高いが事情通ならば交渉の余地もある
■レア物の入手には人脈やオークションなど独自ルートがマストだ
ディーラー購入のイメージが強いスーパーカー
お金もちが買い物する場面というと、銀座の高級ブティックやデパートの外商部など由緒ある、というか正規ルートしか思い浮かびません。たとえ安くても、並行輸入品だったり新古品のようなものは問題外。あくまで、正規品、純正にこだわるイメージです。
無論、クルマについても同様で、とりわけスーパーカーについては正規ディーラー以外は手を出さないのだとか。一方で中古車屋や並行輸入店には、相変わらずスーパーカーがとんでもない値段で並んでいるわけで、このあたりの事情って一体全体どうなっているんでしょうか。
──そこで、何台ものスーパーカーをコレクションしてきた方に尋ねてみました。正規物はもちろん、どこから手に入れたのか見当つかないレア物も数台あるという、いかにも友だちが少なめという人物です。
「金もちが正規ディーラーで買うって? 当たり前だろ。スーパーカーなんて偉そうにしたって、いつ何時エンジン止まっちゃうかもしれないんだから、安心材料として保証がほしいに決まってる。故障にかかる余計な出費と、保証金額をはかりにかけたらどっちが得か分かるだろ。マクラーレン(F1)なんてバッテリー交換だけで50万円ふんだくられたし」
──いくつバッテリー積んだんですかって感じですね。ところで、正規物であればリセールも期待できそうですもんね。
「リセールを考えてクルマ買ってるなんて、あぶく銭を稼いだ小市民がやること。とりわけスーパーカーのリセールなんて期待するほうがおかしい。まあ、しいていえば正規物のほうが値段はつきやすいし、そのぶん売りやすい。つまり、正規ディーラーで手に入れて、正規ディーラーの整備記録が付属してるって正統性が価値を生んでいるわけだ。これが同じクルマでも並行物となると、限りなく疑惑が湧いてくる。新車といってたけど、ECUが積み替えられた中古じゃないだろうか、あるいは本国オプションのはずのパーツが見当たらないとか、小心者は夜も眠れなくなる」
──正規ディーラーで購入することで、仲良くなって新型モデルが手に入りやすくなるとか、早めにモデルチェンジ情報を教えてもらえるとかいうメリットもあると聞きましたが。
「そんなデマ、どこで聞いてきた? たしかに、何度となく同じディーラーで、最初の車検が来る前に買い換えていたりしたら”なかよしクラブ”に入れるかもしれん。だからといって、新車の優先順位が上がるまでには相当な金と時間がかかる。ヒラのセールスマンがペコペコしてきたくらいでいい気になってちゃ世話ねーや」
人脈と知識が必要となるディープな世界
──ヒラのセールスでなければ、店長とかオーナーがペコペコしてこないとダメってこと?
「いいこと教えてやろう。まず、アメリカのペンスキーオートモーティブの株をたくさん買いなさい。もち株数にもよるけど、傘下のサイトナーグループが扱う新車の優先権が与えられるはずだ。ヨーロッパのフェラーリは半分くらいサイトナーが仕入れるし、ポルシェなんて本社とズブズブだ。そういう知恵はディーラーというより、一匹狼のブローカーのほうがもってたんだよな」
──サイトナーって、イギリスのマラネロ・コンセッショネアーズを買収した会社ですよね!? なるほど、その手があったか。ところで、中古車屋とか並行屋さんの売り物には手を出さないのですか?
「ずいぶんなプレミア価格だったりするから、手を出す気にはならないね。けど、倒産と復活を繰り返したせいで信用調査が真っ黒けって知り合いがいて、そいつはディーラーが相手をしてくれないってんで、そういう業者からクルマを買ってる。並行輸入の仕組みも蛇の道はコブラってくらい知ってるから、相当値切って買ってるらしい。あとはほら、社会的弱者というか、認知されづらいやつらが商売相手ってこと。まともな客がいないってわけでなく、比較的ワケアリな客が少なくないってことかな」
──ちょいちょい面白ワードいれるクセありますよね。ところで、ディーラーが扱ってないスーパーカーとか、レアモデルとかはどうやって手に入れてるんですか?
「そりゃ、長年培ってきた人間関係が物をいうに決まってる。国内のブローカーや海外のコレクター、あるいはオレくらいになると一流オークションから出品車両の連絡が優先的に届く。そうはいっても、コレクター間のやり取りがいちばん無難かな。まがい物をつかまされるリスクも少ないし、相場も安定傾向にある。いっちゃ悪いが、経済的に困って手放すケースは格安で手に入れるチャンスでもある」
最後はハイエナみたいなことをいってますが、やはり一般的には正規ディーラーで正統的な価値を手に入れるのが吉かと。また、中古・並行も仕組みが分かっているなら手を出す価値もある。そして、クルマへの情熱をもとにした人間関係の構築はレア物を手に入れる出発点である、てな感じでしょうか。ともあれ、本当にお金もちはこんな面倒くさいことしてるのか、いささか心配になってきました(笑)。
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みんなのコメント
これ、90年代のV12のマクラーレンF1の話じゃなくて、現行型の話かと思います。
マクラーレンF1は日本に片手しかいませんし、新車当時の指定整備工場のidingや蓮池とかでメンテしてます。そもそも燃料タンク交換とか、もっと高い整備が山ほどあるので、マクラーレンF1で50万なんて「普通の車でワイパー交換1万を高額整備として列挙」するようなモノです。
リチウムイオンバッテリーなのでフェラーリ488ピスタも実際そのくらいしますし、AMGのリチウムイオンついてた奴も30万します。
だって乗らないから保証とか意味をなさない。置物なんて形や美観が全て。