2025年F1第18戦シンガポールGP。スタート直後、ポジションを上げたマクラーレンのランド・ノリスと、そのノリスに追い抜かれたオスカー・ピアストリが接触した。お咎めなしの裁定にピアストリは不満をぶつけたが、チームはレースに集中するようそれを宥めた。シンガポールGP前半を無線とともに振り返る。
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マクラーレン代表、“レースをさせる”方針を維持。接触をドライバーとともに見直しへ「実りのある会話に繋がる」
大きな混乱のなかったスタートでは、ポールシッターのジョージ・ラッセル(メルセデス)が首位をキープ。背後では5番グリッドのランド・ノリス(マクラーレン)がアグレッシブに攻めて行き、チームメイトのオスカー・ピアストリと接触しながら3番手に上がっていった。
1周目ノリス:接触した。注意してみてくれ。ウィル・ジョゼフ:了解。すべてをチェックする。
トム・スタラード:オスカー、クルマに問題はないようだ。ピアストリ:あれはちょっと……チームプレイじゃないよね。スタラード:わかった。でも今はブレーキバランスと、LICO(リフト&コースト)に集中しよう。
フェラーリ勢は、6番グリッドのルイス・ハミルトンがひとつ順位を落とす一方で、シャルル・ルクレールはふたつ順位を挙げて5番手につけた。
ブライアン・ボッツィ(→ルクレール):よくやった。P5だ。
ジョゼフ(→ノリス):フロントウイングにちょっとしたダメージがあるが、気にしなくていい。
13番手スタートの角田裕毅(レッドブル)は1周目に16番手まで後退。2周目には17番手スタートのエステバン・オコン(ハース)にも抜かれていった。
3周目オコン:めちゃくちゃ危ない。ラウラ・ミュラー:了解。いい動きだったわ。
角田をかわす際に、きわどい動きがあったようだった。
マクラーレン2台の接触は、レース上のインシデントと見なされた。
5周目スタラード:ターン3の接触は、お咎めなしの裁定が出た。ノリスはフェルスタッペン(との接触)を防ごうとした。その見解に、チームとしてこれ以上何かアクションを起こすつもりはない。レース後に改めて見直そう。ピアストリ:それはフェアじゃないよ。残念だよ。スタラード:オスカー、しっかり見直すから、今はレースに集中しよう。まだ今からでも、十分にいい結果は期待できる。ピアストリ:他のクルマとの接触を防ぐために、チームメイトに突っ込んでもいいわけ?
ピアストリは納得いかないようだった。
2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はペースが伸びず、ラッセルに少しずつ離されていた。
7周目フェルスタッペン:ダウンシフトがおかしい。ジャンピエロ・ランビアーゼ:チェックしている。今のところ、できることは大してない。
8周目オコン:ブレーキに問題がある。
トレイン状態で周回を重ねているため、ブレーキが過熱しているのかもしれない。
9周目ジョゼフ:ペースはどうだ?ノリス:いいよ。僕の方が(フェルスタッペンより)ずっと速い。
ノリスのマシンは、接触時に追ったフロントウイングのダメージの影響はなさそうだ。
10周目ランビアーゼ:ダウンシフトは変化したか?フェルスタッペン:相変わらずXXだよ。
16周目ジョゼフ:3、4台がピットストップウィンドウにいるから、フェルスタッペンのアンダーカットを考えよう。ノリス:お安い御用だ。
ジョゼフ(→ノリス):フェルスタッペンを抜くためにボックスだ。
しかしこれは引っ掛けだった。レッドブル陣営も乗ってこない。
23周目ランビアーゼ:自由にプッシュしていいぞ。フェルスタッペン:今日はすべてが逆風だよ。
ソフトタイヤスタートのフェルスタッペンが19周目にピットへ。ノリスが2番手に上がった。
24周目マーカス・ダドリー:そのままプッシュだ。ノリスは(1分)36秒まで上げている。ラッセル:これがいまの(精一杯の)ペースだよ。タイヤ(のパフォーマンス)は落ちている。
後方では、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)のペースが伸びない。
25周目アムラン:エンジンに問題だ。1周コンマ3~4秒遅い。申し訳ない。ハジャー:なんなんだ、このエンジンは! またじゃないか!
9番手スタートのオリバー・ベアマン(ハース)は、順調に入賞圏内を走っていた。
ロナン・オヘア(→ベアマン):前方のアルボンのペースが遅い。DRSで抜け。
ベアマンはハードタイヤに履き替えてすぐに、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)をかわして行った。
25周目。ラッセルがピットインし、ノリスが暫定首位に立った。2番手につけたピアストリにしてみれば、今すぐピットインしてルクレールの前でコース復帰したいところだった。しかしノリスの拒否に遭ってしまう。
26周目ジョゼフ:オスカーとのギャップは4秒7だ。オスカーはルクレールをカバーするために、もうすぐピットに入るはずだ。君より先にピットインさせてもいいかい?ノリス:ああ。いや、僕(が先)だ。ジョゼフ:了解。ボックスだ。ハードに履き替える。
まず26周目にノリスがピットに向かった。そして27周目にピアストリが続いたが、タイヤ交換作業に手間取り、5秒2かかってしまう。
スタラード:ピット出口でルクレールが近いぞ。
それでもピアストリはルクレールの前でコース復帰することができた。
27周目。フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)も、ピット作業に9秒2もかかっていた。
アムラン(→ハジャー):アロンソが出てくるぞ。コース上の全車のうち、コーナリングでは最速だ。ストレートでロスしているだけだ。落ち着いていこう。
アジャはなんとかアロンソの前に出た。しかしアロンソが猛然と迫る。
ハジャー:このエンジンで、どうやってアロンソを防いだらいいんだ?アムラン:ベストを尽くすんだ。そう簡単には抜かれない。
28周目クリス・クローニン:あと34周だ。アロンソ:これ以上毎周話しかけたら、無線を切るぞ。
37周目フェルスタッペン:おいおい……ものすごく運転しにくい。
ダウンシフトの問題だろうか、ターン16で危うくオーバーラン寸前だった。これで首位ラッセルは5秒先に行ってしまった。
後方ではペースの上がらないハジャーを、アロンソが追い詰めていた。必死に防戦するハジャー。しかし37周目、アロンソはDRSを使って、ようやく追い抜きに成功した。
アロンソ:レースヒーローにトロフィーをあげよう!
ハジャーのブロックが無理やりすぎるという皮肉だったのはいうまでもない。
クローニン:前方のアルボンは君より27周古いミディアムだ。もうすぐピットインするはずだ。アロンソ:ヒーローのおかげで、5秒ロスしてしまったけどね。でも楽しかったよ。
アルボンは42周目にピットイン。アロンソは11番手に上がった。
アジャ:遅すぎるよ。アムラン:申し訳ない。あと15周だ。なんとか前に食いついていこう。
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F1第17戦無線レビュー(2)に続く
[オートスポーツweb 2025年10月11日]
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