FIA(国際自動車連盟)でF1のサーキット現場でのすべてを統括していたチャーリー・ホワイティングが昨夜から今朝にかけ、メルボルン市内で急死した。享年66歳。FIAの公式リリースは、死因を肺血栓と発表している。前日の水曜日にはサーキットを訪れ、セバスチャン・ベッテルと並んでコースを歩いて下見するなど、少なくとも外からは異常は見られなかった。
ホワイティングのF1キャリアは1977年、ヘスケスレーシングのエンジニアから始まった。1980年代にブラバムでバーニー・エクレストンの下で働き、その後FIAに転職。現在はF1ディレクターとして毎GPのレーススターターを務めてきた他、技術面の統括、さらに将来開催が予定されるサーキットの承認など、FIAにおけるF1の重要な職務はほぼホワイティング一人が担っていた。
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それだけに後任選びは難航が予想され、FIAのリリースでも言及されていない。
ホワイティング自身は、FIAでセイフティディレクター、副レースディレクターを歴任したローラン・メキエスに後任を託す気持ちだったようだが、メキエスは昨年末フェラーリに移籍し、テクニカル・ディレクターに就任している。
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