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日産「スカイライン」なのに“丸型4灯テールランプ”じゃない!? 大排気量V6エンジン×後輪駆動の「高級SUV」がスゴかった! 斬新だった「クロスオーバー」どんなモデル?

掲載 更新 38
日産「スカイライン」なのに“丸型4灯テールランプ”じゃない!? 大排気量V6エンジン×後輪駆動の「高級SUV」がスゴかった! 斬新だった「クロスオーバー」どんなモデル?

■「スカイライン」なのに“丸型4灯テールランプ”じゃない!?

 日産のフラッグシップモデルである「スカイライン」では、現行のV37型は4ドアセダンのみを展開しています。

【画像】超カッコいい! これがSUVの「スカイライン」です!

 しかし、過去には販売終了した2ドアクーペのほか、クロスオーバーSUVタイプが存在しました。

 どのようなモデルなのでしょうか。

 スカイラインのクロスオーバーSUVとは、2009年から2016年まで販売された「スカイラインクロスオーバー」です。

 スカイラインと名付けられていますが、日産が海外で展開する高級ブランド「インフィニティ」のSUV「EX35」。

 北米市場で販売されていたEX35を日本でも発売することになった際に、インフィニティブランドではなく、スカイラインシリーズの一台として投入されました。

 ちなみに、当時展開していたV36型スカイラインセダンは、インフィニティ「Gシリーズ」として、クーペは「G37クーペ」および「Q60」という名称で北米展開されています。

 スカイラインクロスオーバーはインフィニティブランド譲りのラグジュアリーな造りと、スカイラインらしい走行性能という、魅力的な要素を兼ね備えた一台でした。

 スカイラインセダンと同じEプラットフォームを採用したボディは、全長4635mm×全幅1805mm×全高1575mmと、現在の日産の「エクストレイル」に近いミドルサイズ(エクストレイルの方が全高が高い)。

 スカイラインクロスオーバーのエクステリアはセダンやクーペのものを踏襲しており、フロントはフェンダー側まで大きく伸びたヘッドライトや、迫力あるグリルが特徴。コンパクトにまとめられたリアはクーペスタイルのスタイリッシュな形状です。

 また、スカイラインシリーズの特徴である丸型4灯ではなく、コンビネーションタイプのテールランプを採用していたのも特徴でした。

 パワーユニットは3.7リッターV型6気筒の「VQ37VHR型」を搭載。最高出力330馬力/7000rpmで、7速ATという組み合わせ。

 駆動方式は、FRと4WDの2種類で、4WDタイプは日産独自の駆動システムである「アテーサE-TS」を採用していました。

 足回りも専用のサスペンションやダンロップ製のオールシーズンタイヤを装備するなど、スカイラインシリーズの一台だけに全体的に高い走行性能を有していたものの、市場での評価は得られませんでした。

 当時はクーペタイプのクロスオーバーSUVの人気がまだ低く、また500万円以上という販売価格のほか、税金の高い大排気量モデルという点も、人気が得られなかった要因だとされています。

 その後、2016年で販売が終了となってしまいました。

※ ※ ※

 スカイラインクロスオーバーは、スカイラインシリーズでは唯一のクロスオーバーSUVです。

 当時は人気が出なかったものの、スカイラインシリーズらしい高い走行性能を備えた優秀なSUVでした。

 現在の中古価格は100万円前後が中心とお手ごろ。維持費というネックはありますが、ラグジュアリーなSUVが欲しい人はチェックしてみてはいかがでしょうか。(大西トタン@dcp)

文:くるまのニュース 大西トタン@dcp
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みんなのコメント

38件
  • .....
    好きなクルマでしたねぇ
    登場時ディーラーに冷やかしに行って値段見てすごすごと帰ってきたのもいい思い出w
    スカイラインじゃなくてインフィニティブランドで売ればええんちゃうのん?って思ってました
  • ap04
    売れなかったまま放り投げてしまったのが残念。
    改良とテコ入れを続けて今のSUV全盛の時代まで育て続けていたらまた違ったかも。まあたられば言ってもしょうがないけれど。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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