現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 『マシン オブ ザ イヤー2020』結果発表:オフロード部門【名車セロー有終の美】

ここから本文です

『マシン オブ ザ イヤー2020』結果発表:オフロード部門【名車セロー有終の美】

掲載 更新
『マシン オブ ザ イヤー2020』結果発表:オフロード部門【名車セロー有終の美】

名車が有終の美を飾る!

2輪4輪のプライズで日本最長&最古の歴史を誇る『マシン オブ ザ イヤー』。当年モデルの中から読者投票で人気ランキングを決めるガチ企画、ヤングマシン読者2239名が選んだ’20人気モデルやいかに? オフロード部門では、35年の歴史に幕を下ろした名車・ヤマハ セロー250が有終の美を飾った。

〈総評〉セローが競り勝ち! 2強の激突も見納めだ

例年、アフリカツインとセローが強い当部門。しかし今回は、’20年型で生産終了となったセロー250を惜しむ票と感謝の声が多数届き、見事に栄冠を勝ち取った。’17年に生産終了し、1年後に改良されて復帰した際とは違い、「このエンジンと車体は最後」とのこと。36年の歴史を誇る名車のフィナーレにふさわしい幕切れと言えよう。

前回王者のアフリカツインは、’20で1000→1100に進化したが、さすがに今回のセローには敵わず、2位。スズキVストローム250が前回と同じ3位に着けた。

ニューモデル勢では、’16年秋の試作車を経て、ついに発売されたヤマハ テネレ700が4位と好発進。排気量アップや電脳化を進めたスズキVストローム1050は前作の10位から3つ順位を上げた。次回は、初のフルチェンジを受けたホンダCRF250L/ラリーの順位に注目だ。

第1位:ヤマハ セロー250ファイナルエディション〈510票〉アッパレ! 栄光に包まれながら35年の歴史に幕

近年は’15/’18年と勝ち星を挙げたセローがラストでキッチリ決めた。マウンテントレールという独自の世界観で初代225が登場したのは’85年。以来熟成を重ねてきたが、様々な規制強化により終了となる。ファイナル仕様は初代イメージの車体色と特製エンブレムが特徴だ。

【投票者の声:万能さが高評価。今までありがとう】●ツーリングよし林道よしのオールマイティ(広島県Y.I.) ●最初の1台でありながら上がりの1台になり得る存在感(神奈川県K.K.) ●オフ車を買うならセローと決めている(奈良県T.Y.) ●なくなってしまうのが実に惜しい(愛媛県K.S.) ●最後までセローであり続けたことに敬意を表して(北海道T.K.) ●復活を願います(東京都S.A.)

第2位:ホンダCRF1000Lアフリカツインシリーズ〈341票〉宿敵が消え、次は安泰か

かつて同部門で常勝だったアフリカツインの名を継ぎ、’16年に完全新作として登場。’20で早くも初の全面刷新を敢行した。これまでセローと覇を競い、3度王座に就任。次回から一人旅か?

【投票者の声:最高峰の風格】●国産アドベンチャーバイクの最高峰(滋賀県A.T.) ●実車を見て存在感と王者の風格に圧倒された(東京都S.O.) ●オフ車がこんなにオシャレだなんて!(東京都Y.H.)

第3位:スズキV-ストローム250〈264票〉今回も表彰台キープ

GSX250R譲りのトコトコした走りとワイルドなスタイルで人気。デビュー時の’17年は圏外だったが、4位→3位と評価され、今回も同じ順位でゴールした。ビギナーや旅好きからの支持が厚い。

【投票者の声:オシャレで価格も走りもお手軽】●小さくても日本には合うバイク(青森県K.F.) ●大型と見紛う車体と手にしやすい価格(神奈川県K.K.) ●車検なしでオシャレ! どこでも行けてお手軽(大分県Y.T.)

第4位:ヤマハ テネレ700〈184票〉新顔の本格派が好スタート

MT-07ベースの並列ツインを独自の車体に積み、オフ性能を磨いた。軽量スリムさが美点で初登場4位をマーク。

【投票者の声】●待ち望んだサイズ(大阪府Y.O.) ●刺激的なデザイン、お手頃価格(埼玉県K.O.)

第5位:カワサキKLX230〈129票〉名車の後継機が支持を拡大中

闘う4スト=KLX250の名を継ぎ、’18年デビュー。セロー路線ではなく、オフ性能を重視したキャラが魅力だ。

【投票者の声】●オフ車といえばこれ(大阪府T.K.) ●現実的な価格と外れのない作り(千葉県J.M.)

オフロード部門ランキング

[順位] 車両名〈得票数〉(前年順位)
[01] ヤマハ セロー250ファイナルエディション〈510〉(2)
[02] ホンダCRF1100Lアフリカツインシリーズ〈341〉(初)
[03] スズキVストローム250/ABS〈264〉(3)
[04] ヤマハ テネレ700〈184〉(初)
[05] カワサキKLX230〈129〉(6)
[06] ホンダX-ADV〈120〉(–)
[07] スズキVストローム1050 ABS/XT〈118〉(初)
[08] ホンダCRF250ラリー〈100〉(4)
[09] ヤマハ トリッカー〈82〉(9)
[10] ホンダCRF250L〈64〉(–)

※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

こんな記事も読まれています

バイク界のテスラになれるか? イタリア、エネルジカの電動バイク「EXPERIA」は航続距離420kmを実現も、価格もスゴイ!【東京MCS2024】
バイク界のテスラになれるか? イタリア、エネルジカの電動バイク「EXPERIA」は航続距離420kmを実現も、価格もスゴイ!【東京MCS2024】
くるくら
まるでスポーツクーペなトヨタ「プリウス」どんな人に“刺さる”? 顧客層に変化アリ? 営業マンが感じるジレンマとは
まるでスポーツクーペなトヨタ「プリウス」どんな人に“刺さる”? 顧客層に変化アリ? 営業マンが感じるジレンマとは
くるまのニュース
Juju、フォーミュラEの物流を担当するDHLのアンバサダーに就任「いつかDHLのカラーでレースに」/2024 Tokyo E-Prix
Juju、フォーミュラEの物流を担当するDHLのアンバサダーに就任「いつかDHLのカラーでレースに」/2024 Tokyo E-Prix
AUTOSPORT web
高齢者にやさしい「お花見タクシー」、国際自動車が予約開始
高齢者にやさしい「お花見タクシー」、国際自動車が予約開始
レスポンス
日産自動車がフォーミュラE継続参戦を表明。2029-2030年のシーズン16まで戦い続け、電動車技術に磨きをかける!
日産自動車がフォーミュラE継続参戦を表明。2029-2030年のシーズン16まで戦い続け、電動車技術に磨きをかける!
カー・アンド・ドライバー
自動車ディーラーの9割が集客に危機感、カーシェアに期待…エニカ調べ
自動車ディーラーの9割が集客に危機感、カーシェアに期待…エニカ調べ
レスポンス
レッドブルのF1日本GP盛り上げるふたつの企画! 特製ステッカーやキーホルダーがもらえる
レッドブルのF1日本GP盛り上げるふたつの企画! 特製ステッカーやキーホルダーがもらえる
motorsport.com 日本版
日産、フォーミュラEへの長期参戦継続を発表! 東京E-Prixを前に2030年までの契約締結“一番乗り”
日産、フォーミュラEへの長期参戦継続を発表! 東京E-Prixを前に2030年までの契約締結“一番乗り”
motorsport.com 日本版
SOMPO HD、取締役会議長に社外取締役の東和浩氏 取締役会の透明性高める
SOMPO HD、取締役会議長に社外取締役の東和浩氏 取締役会の透明性高める
日刊自動車新聞
ホンダ「新型最高級ミニバン」登場! 超豪華な「リアシート」がスゴい! 2年ぶり復活でめちゃ快適になった後席の特徴は?
ホンダ「新型最高級ミニバン」登場! 超豪華な「リアシート」がスゴい! 2年ぶり復活でめちゃ快適になった後席の特徴は?
くるまのニュース
希望価格は2億円超え!? 国産スーパーカーの最高峰 新品同様のレクサス「LFAニュルパッケージ」がオークションに登場
希望価格は2億円超え!? 国産スーパーカーの最高峰 新品同様のレクサス「LFAニュルパッケージ」がオークションに登場
VAGUE
バイク王のコーポレートサイトが見やすく全面リニューアル!
バイク王のコーポレートサイトが見やすく全面リニューアル!
バイクブロス
データシステム、60プリウス用「サイドカメラキット」を新発売
データシステム、60プリウス用「サイドカメラキット」を新発売
月刊自家用車WEB
初代カブ「C100」イメージが復活! スーパーカブC125にニューカラー登場、45万1000円で3月28日発売
初代カブ「C100」イメージが復活! スーパーカブC125にニューカラー登場、45万1000円で3月28日発売
モーサイ
クルマよりも豊富なバイクのエンジン形式 ロータリーは復活しない?
クルマよりも豊富なバイクのエンジン形式 ロータリーは復活しない?
バイクのニュース
【特集「乗るなら今だ!心昂る、V8エンジン」(5)】箱根へのドライブもまた楽し。クーペとスパイダーでマクラーレン 750Sの「普段着的性能」を味わい尽くす
【特集「乗るなら今だ!心昂る、V8エンジン」(5)】箱根へのドライブもまた楽し。クーペとスパイダーでマクラーレン 750Sの「普段着的性能」を味わい尽くす
Webモーターマガジン
フォーミュラE参戦を決めたヤマハ。ローラを“チームメイト”に「より高い技術を使って、より高い順位を目指す」
フォーミュラE参戦を決めたヤマハ。ローラを“チームメイト”に「より高い技術を使って、より高い順位を目指す」
motorsport.com 日本版
富士スピードウェイで「オールナイトFUJI」、今年のスーパー耐久24時間レースは夜も楽しめる
富士スピードウェイで「オールナイトFUJI」、今年のスーパー耐久24時間レースは夜も楽しめる
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村