マクラーレンは先日、フォーミュラEから撤退することを宣言した。シリーズのCEOを務めるジェフ・ドッズは、ブランドの方向性に理解を示しつつ、現在のマクラーレン・フォーミュラEチームをどのメーカー/ブランドが引き継ぐことになるのかということに興味があると語った。
Gen3導入初年度となるシーズン9(2022-23)から、ダブルタイトル連覇を達成したメルセデスを引き継ぐ形で電動フォーミュラカーシリーズであるフォーミュラEへの参戦を開始したマクラーレン。これまでは3シーズンを通して日産パワートレインを使用してレースを戦ってきたが、今年の4月25日に現在のシーズン11(2024-25)限りで参戦を終了することを明かした。
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今季は若手テイラー・バーナードを筆頭にスピードを見せており、ドッズCEOはマクラーレンの撤退は「非常に寂しい」と言う。しかしその一方で、ブランドの判断は理解できるモノだとも考えている。
F1やインディカー・シリーズに参戦するマクラーレンは今年の4月10日、黄金期を迎えている世界耐久選手権(WEC)ハイパーカークラスに2027年から参戦することを目指すと発表。F1モナコGP、インディ500、そしてル・マン24時間レースの世界三大レース制覇を目指すこととなった。
既にマクラーレンはWECのLMGT3クラスに720S GT3 Evoをユナイテッド・オートスポーツと共に投入しており、これまでもマクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンはWECハイパーカーへの興味を示してきた。
またマクラーレンは現時点で市販EVを販売しておらず、ブランドやオーナーはフォーミュラEとは別の方向性を向いているのは明らかだった。
ドッズCEO曰く、マクラーレンが現行Gen3 EVOレギュレーション最終年までシリーズに残る可能性も残されているという。ただ、遅かれ早かれフォーミュラEから撤退することは決定事項だ。
「今シーズンか、もう1シーズンやるか、彼らとしてもまだ100%決めきれていないが、マクラーレンがこの選手権から移るというのは、私としては非常に悲しいことだ」
ドッズCEOは東京E-Prixを前にそう語った。
「しかし彼らの判断は十分に理解している。マクラーレンはメーカーではないため、日産のパワートレインを使っている。彼らはEVを生産していないし、今後4~5年のモデル展開でもEVを発表することはあまり考えられない。またマクラーレンの最大支援者のひとつが、異なることをすると決めた」
「つまり、彼らがEVを生産していないこと、支援者が変わったこと、そして彼らがメーカーではないということが重なった結果だ。彼らが内燃エンジンを積んだ市販車を売るためにF1とWECにフォーカスするというのは、ある程度理解できると思う」
ただドッズCEOは、マクラーレンの後任として実働チームをどこが取得するか、というところに興味を示した。
ブラウンCEOは撤退発表時に、新しいオーナーの確保に向けて取り組んでいることを明かし、フォーミュラEチームの代表を務めるイアン・ジェームスは「シーズン11以降も参戦を続けるための最善の機会を模索するための作業は、順調に進んでいる」と説明していた。
「私としては、誰が後任になるのかワクワクして見守っている」
そう語るドッズCEOに対して、市販EVを既に生産しているメーカーから興味が向けられているのか? と尋ねると、次のような答えが返ってきた。
「我々は多くのメーカーと話をしているが、同時に多くのブランドパートナーとも話をしている」
「モータースポーツ全体で見てみると、メーカー系チームであることもあれば、例としてレッドブルのような人たちもいる。レースブランドを作る上ではチャンスになる」
「伝えておきたいのは、インディカーにはふたつのメーカーがいて、NASCARには3つのメーカー、F1には4つのメーカーがいるが、我々には現在6つのメーカーがいるということだ」
「既に5つのメーカーが次世代マシンGen4の契約にサインしている。メーカーがもっと増えるかもしれないが、既に多くのメーカー数を抱えているのだ」
そして東京E-Prixでは、既にフォーミュラEに参画している日産やヤマハ、Gen4でタイヤサプライヤーを務めることが決まっているブリヂストンだけでなく、ホンダ・レーシング(HRC)をはじめとするメーカーともミーティングを行なうとドッズCEOは言う。シリーズ参戦の可能性に関する話し合いであるかどうかはさておき、親会社となるホンダは将来的にラインアップをフル電動化することを宣言しているメーカーのひとつだ。
「これをあまり深読みしないで欲しいが、今日は実際にホンダ・レーシングとのミーティングがある。もちろん、ここに来たので、我々のパートナーであるヤマハの重役、日産の新しいCEOであるイヴァン・エスピノーサも来るので、私も会うつもりだ」とドッズCEOは言う。
「今日はブリヂストンのCEOや、他の日本の大企業も来るはずだ。ここにいる間は多くの人と会うつもりだ」
「レースでも、日本の有名な自動車メーカーのCEOが来ているところを目にすることになるだろう」
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