現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【このE36 AMGカブリオなんぼ?】かつて3,300万円だった唯一無二の「メルセデスE36 AMGカブリオ ブラバス6.0」がオークションに出品された

ここから本文です

【このE36 AMGカブリオなんぼ?】かつて3,300万円だった唯一無二の「メルセデスE36 AMGカブリオ ブラバス6.0」がオークションに出品された

掲載 3
【このE36 AMGカブリオなんぼ?】かつて3,300万円だった唯一無二の「メルセデスE36 AMGカブリオ ブラバス6.0」がオークションに出品された

メルセデスE36 AMGカブリオ ブラバス6.0(1995): メルセデスE36 AMGはそれ自体が珍しい車だが、特にブラバスによって大幅に改造されたこのA124は貴重な車だ。かつて40万ドイツマルク(3,300万円超)近くしたこの唯一無二の車がオークションに出品された!

このエレガントで控えめなメルセデス製コンバーチブルは、かつては新車の「フェラーリF355」の2台分もの価格だった。その理由は、メルセデス・ベンツのチューニングエキスパートである、ブラバスが「A124」を大幅に改造したからだ。改造費用だけでもかなりの額になった。このユニークなアイテムがオークションサイト「thembmarket」でオークションにかけらた。

【よかった・・・】LAのとあるマクドの駐車場にさりげなく置かれたメルセデス300 SLや希少なクルマたちはLAの最悪の山火事からの緊急避難だった

1991年末から1997年にかけて、約34,000台の「メルセデスEクラス カブリオレ」が「124」世代で製造されたが、このモデルはそれらを凌駕している。今でも時代を感じさせないデザインの「W124」のオープンカーバージョンは、様々なエンジンを搭載して工場から出荷された。しかし、セダンとは異なり、オープンカーには8気筒エンジン搭載モデルは公式には販売されなかったため、さらなる高性能を求める顧客は、AMGを頼った。当初は、3.3リッター直列6気筒エンジン(M104 E34)を搭載した「300 CE-24 3.4 AMGカブリオレ」が提供され、最高出力は252馬力だった。1994年からは、3.6リッターの6気筒エンジン(M104 E36)を搭載し、272馬力を発生する「E36 AMG」が販売された。しかし、「E36 AMGカブリオレ」はわずか68台しか生産されなかったと見られており、「124」シリーズの中でも最も希少なモデルのひとつとなっている。

希少なE36 AMGカブリオレをベースにここでご紹介する「アズライトブルーメタリック」(カラーコード366)のエクステリアカラーを持つ個体は、1995年に特別装備「957 AMG」とともに工場出荷されたもので、「E36カブリオレ」の中でも最も高級な部類に属する。しかし、最初のオーナーにとっては、AMGの272馬力では十分ではなく、同年に彼はブラバス社のメルセデス専門家に特別な依頼をした。彼はより多くのパワー、大幅なパワーアップを望んだ。しかし同時に、「124」は見た目には控えめなままであるべきだと考えていた。

Eクラスカブリオレ(A124)のエンジンルームには、6.0リッターに拡大されたV8エンジンが収まった。バッテリーはトランクに移された。ブラバスでは、直列6気筒エンジンが即座に降ろされた。その代わりに、その地位にふさわしいV8エンジン「M119」が採用された。このエンジンは、1995年5月のオファーからわかるように、「メルセデス SL500(R129)」から借用されたものである。しかし、それだけではない。ブラバスはありとあらゆる手法を駆使してV8を改良した。排気量は5.0リッターから6.0リッターに拡大され、新しいマニホールドが取り付けられ、エンジン電子制御および制御ユニットは「E500」から流用された。さらに、「A124」のフロントエンド全体を新しいエンジンに適合させる必要があった。その結果は今日でも印象的だ。408馬力、最大トルク560Nmという性能は、決して遅い車ではない「E36 AMG」の272馬力、385Nmという性能を大幅に上回るものだ。この「メルセデス・ベンツ E36 AMG カブリオ ブラバス 6.0(Mercedes-Benz E36 AMG Cabriolet 6.0 BRABUS)」の最高速度は電子制御により、控えめな270km/hに制限されていた。

メルセデス SL600のブレーキシステムしかし、エンジン交換は始まりに過ぎなかった。大幅に強化されたパワーに対応するため、シャシー、ブレーキシステム、トランスミッションも改良する必要があった。控えめな外観に加え、オーナーは大幅に改造された「A124」をできるだけメンテナンスが容易な状態に保つことを特に重視した。例えば、「SL600(R129)」のブレーキシステム一式に大型のブレーキディスクを取り付け、メルセデス正規ディーラーのワークショップで理想的な整備ができるようにした。スペースの不足と重量配分の最適化のために、バッテリーはトランクに移された。ただ移しただけではなく、特別に作られたハウジングに設置されている。このような個々のソリューションは、ブラバスによる「A124」の改造の品質の高さを示している。

ブラバス製3ピースモノブロックIIIが、控えめな外観に完璧にマッチしている。以前のAMGがどれほど控えめであるかが際立っている。視覚的なハイライトは、18インチの3ピース構造のブラバス製モノブロックIIIホイールだ。その他の視覚的な変更は意図的に避けられ、ボンネット下の巨大なV8エンジンを示す文字やテールパイプトリムさえもない。インテリアも、グレーレザー(コード268)で丁寧にリファインされただけだ。ウッド製のシフトノブ、ブラバス製フロアマット、油温計「Tempmatic」、そして最高速度270km/hに対応するため300km/hのスピードメーターが装備された。

元の価格は39万マルク(約3,250万円)以上改造の複雑さゆえ、最終的な請求額は23万マルク(約1,920万円)近くになった。この金額はベース車両を除く改造費のみのものだ。1995年当時の新車メルセデスE36 AMGカブリオレの価格は約16万2,000ドイツマルク(約1,350万円)だった。つまり、合計価格は驚異的な39万2,000ドイツマルク(約3,260万円)だったのだ。当時、その金額で「フェラーリF355」の新車2台が購入できた。しかし、そのようなフェラーリは馬力も劣り(381馬力)、「ブラバスA124」と比較すると大量生産モデルでもあった。

ブラバスは、300kmまで目盛りがついたスピードメーターなど、インテリアにもわずかな変更を加えただけだ。このコンバーチブルは、走行距離107,670kmで販売されている。この1台限りのモデルには、すべての書類、ハードトップ、5本(!)のキー(キーのバッテリーが切れると、オーナーはいつも新しいキーを注文していた)、およそ6万5,000ユーロ(約1,080万円)に上るメンテナンス記録が含まれている。2023年5月のトランスミッションのオーバーホールだけでも、約7,000ユーロ(約120万円)かかっている。

唯一無二のチャンス世界中から集まるメルセデスコレクターにとって、ここにしかないユニークな機会が訪れた。ブラバス製の6.0リッターV8エンジンを搭載した「A124」は二度と現れることはないだろう。オークション終了まで数日を残し、最高入札額は約68,000ユーロ(70,000米ドル=約1,125万円)相当だったが、最終落札価格は189,320ユーロ(195,000米ドル=約3,030万円)に達した。

結論:この特別なメルセデスは、通好みの車だ。「124」のカブリオレバージョンは、長い間、人気の高いクラシックカーであり、この車は、時代を超えたエレガントなデザインと、メルセデスが製造した最高のV8エンジンを搭載している。

Text& photo: Jan Götze

文:AutoBild Japan
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

ドゥカティの17車種合計2822台をリコール…後輪車軸が破断するおそれ
ドゥカティの17車種合計2822台をリコール…後輪車軸が破断するおそれ
レスポンス
日産が新たな「NISMOモデル」世界初公開へ! 新「フェアレディZ NISMO “MT”」や「スゴイGT-R」の姿も! 東京オートサロン2026出展概要を発表!
日産が新たな「NISMOモデル」世界初公開へ! 新「フェアレディZ NISMO “MT”」や「スゴイGT-R」の姿も! 東京オートサロン2026出展概要を発表!
くるまのニュース
古河ユニックが小型トラック用ユニックキャリアをモデルチェンジ!! 車両運搬車の定番モデルが標準装備とオプション装備を拡充
古河ユニックが小型トラック用ユニックキャリアをモデルチェンジ!! 車両運搬車の定番モデルが標準装備とオプション装備を拡充
ベストカーWeb
【12月17日発売】巻頭特集は「川崎鶴見臨港バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン131号!!
【12月17日発売】巻頭特集は「川崎鶴見臨港バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン131号!!
ベストカーWeb
ベトナム最大手ビングループ、インドで30億ドル投資へ…EV・都市開発など多分野で協力
ベトナム最大手ビングループ、インドで30億ドル投資へ…EV・都市開発など多分野で協力
レスポンス
「日本の軽」は海外に食われるのか? “日本独自規格”脱出への壁 「海外で売っていいよ」と言われても簡単じゃない!?
「日本の軽」は海外に食われるのか? “日本独自規格”脱出への壁 「海外で売っていいよ」と言われても簡単じゃない!?
乗りものニュース
三菱ふそう『スーパーグレート』新型、初の海外投入…台湾で先行受注100台突破
三菱ふそう『スーパーグレート』新型、初の海外投入…台湾で先行受注100台突破
レスポンス
ホンダが「新“5人乗り”ミドルクラスSUV」発表! 精悍「ブロンズカラー」の“タフ仕様”が新登場! 日本導入も「期待大」な新「CR-V HuNT(ハント)」タイで実車公開
ホンダが「新“5人乗り”ミドルクラスSUV」発表! 精悍「ブロンズカラー」の“タフ仕様”が新登場! 日本導入も「期待大」な新「CR-V HuNT(ハント)」タイで実車公開
くるまのニュース
日産自動車と奈良県、EVを活用した災害時電源確保とSDGs推進で協定
日産自動車と奈良県、EVを活用した災害時電源確保とSDGs推進で協定
レスポンス
ダイハツ「ちいさな“高級”軽バン」に注目! もはや「“ミニ”アルファード!?」な“カクカク”デザイン! 全長3.4m級の上質モデル「アトレー“プレミアム”ver.」に期待感高まる
ダイハツ「ちいさな“高級”軽バン」に注目! もはや「“ミニ”アルファード!?」な“カクカク”デザイン! 全長3.4m級の上質モデル「アトレー“プレミアム”ver.」に期待感高まる
くるまのニュース
【ランドローバー】巨大なスペースをどう使う?2人乗り商用ディフェンダー日本初上陸
【ランドローバー】巨大なスペースをどう使う?2人乗り商用ディフェンダー日本初上陸
Auto Prove
ホンダ、1月に2026年用F1パワーユニットを公開へ! 東京での発表会にはストロールらが登壇
ホンダ、1月に2026年用F1パワーユニットを公開へ! 東京での発表会にはストロールらが登壇
motorsport.com 日本版
ホンダ、アステモの株式を追加取得し連結子会社化。SDVへの変革の時代に対応
ホンダ、アステモの株式を追加取得し連結子会社化。SDVへの変革の時代に対応
AUTOSPORT web
EUがエンジン車の禁止撤回、日本はEVの補助金40万円上乗せへ[新聞ウォッチ]
EUがエンジン車の禁止撤回、日本はEVの補助金40万円上乗せへ[新聞ウォッチ]
レスポンス
武蔵浦和駅に「新改札口」整備を検討へ 混雑する乗り換え通路が大変貌!?  実現すれば武蔵野線側からも便利に
武蔵浦和駅に「新改札口」整備を検討へ 混雑する乗り換え通路が大変貌!? 実現すれば武蔵野線側からも便利に
乗りものニュース
マツダ、新型『CX-5』や『ロードスター』のレーシングカー展示へ…東京オートサロン2026
マツダ、新型『CX-5』や『ロードスター』のレーシングカー展示へ…東京オートサロン2026
レスポンス
日産が放つ「220万円」の新型セダンが凄すぎる! 新開発PHEV「N6」の実力とは? 中国勢猛追の切り札に【試乗記】
日産が放つ「220万円」の新型セダンが凄すぎる! 新開発PHEV「N6」の実力とは? 中国勢猛追の切り札に【試乗記】
くるまのニュース
パナソニックオートモーティブシステムズが社名変更 2027年4月から「Mobitera(モビテラ)」に
パナソニックオートモーティブシステムズが社名変更 2027年4月から「Mobitera(モビテラ)」に
日刊自動車新聞

みんなのコメント

3件
  • ブースカ
    この時代に3000万とは相当な高額車だったでしょう
  • おしん
    とても3000万以上する車に見えない。安っぽいし田舎臭いし華がない。ただのボッタクリ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

3320 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

458 . 0万円 1298 . 0万円

中古車を検索
アストンマーティン V8の買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

3320 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

458 . 0万円 1298 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村