現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【最新スポーツカーFile】アルピーヌA110は軽量MRスポーツの傑作! まもなく受注終了は残念。いま買うべきクルマの筆頭である

ここから本文です

【最新スポーツカーFile】アルピーヌA110は軽量MRスポーツの傑作! まもなく受注終了は残念。いま買うべきクルマの筆頭である

掲載 3
【最新スポーツカーFile】アルピーヌA110は軽量MRスポーツの傑作! まもなく受注終了は残念。いま買うべきクルマの筆頭である

ドライビングに没頭する快感。スポーツカーは軽さが正義!

 アルピーヌA110の試乗会が行われた。久しぶりである。前回のドライブは箱根ターンパイク。アルピーヌA110 GTの走りと仕立てに心奪われ、帰宅後購入を真剣に検討しながらコンフィギュレーターをいじったことを覚えている。ネイビーのボディカラーにブラウンのインテリアがじつに大人でカッコよかった。さすがメイド・イン・フランス。目をひく色が画面の中にたくさん並んでいた。

現行アルピーヌA110の最後の日本オリジナル限定車「A110 BLEU ALPINE EDITION」が登場

 そして今回、テストドライブのステージを長野県・車山高原に移して試乗会が行われた。広報部曰く、「アルプスの名前がついているブランドですから、そんな雰囲気が感じられる場所を選びました」と。なるほど、である。推奨コースは3パターンのワインディングロードが用意されていた。

 新規にアレンジされたラインアップは3種。その前にA110が内燃機関最後のモデルとなることを忘れてはならない。アルピーヌはロータスやジャガーの例に漏れずBEV化計画が進んでいる。大きなグループの中の小規模ブランドの宿命だろうか。その意味でも今回の試乗会は感慨深い。

 試乗車の顔ぶれはスパルタンな「A110 R70」、GTの後継となる「A110 GTS」、それとスタンダードモデルの「A110アニバーサリー」。A110 R70の「70」は1955年設立から今年で70周年を迎えたことを指している。戦後誕生したブランドでももう70周年なのだから時間の経過は早い。A110アニバーサリーの「アニバーサリー」もまた周年を祝った限定車となる。

 まずはA110 R70だが、このクルマの特徴は軽量化にある。ボンネット、ルーフ、リアフード、リアスポイラー、18インチのホイールをカーボンで成形している。そもそも「軽さ」が売りのアルピーヌであるが、さらにそこを磨いているのだからすごい。結果、車両重量は1090kg。削れるところを頑張って削ったといった感じだ。さらにいえば、ディフューザーやサイドスカート、スワンネックタイプのリアスポイラーマウントでダウンフォースを稼いでいる。5点式シートベルトと合わせ、レーシーな走りに特化しているのはいわずもがなだ。

 走った印象はまんまレーシングカー。操作系すべてにダイレクト感があって、ソリッドな手応えが伝わってくる。アクセルやブレーキに遊びは少なく、踏んだら踏んだ分だけ機能を発揮する。もちろん、乗り心地もそのベクトルの延長線上にあり、路面からの入力はシートを通じてそのままドライバーへ伝わる。かなり高めのバネレートだろう。明らかにサーキット走行を前提としたセッティングである。ハマる人にはハマる仕上がりだ。

 エンジンは1.8リッター直4ターボをミッドにマウントする。最高出力は300㎰、最大トルクは340Nmを発生する。組み合わされるギアボックスは7速DCTだ。

 次に乗ったA110 GTSはそれまでのA110 GTのGTカー的装備をスライドしながら、足回りはA110 Sに提供されていたシャシースポールをベースとする。よって走りはA110 Sを進化させたもの。A110 GTが表現していた大人っぽさは姿を消した。きっとそういったニーズが多かったのだろう。小規模メーカーはダイレクトに顧客の意見が伝わるので、それを反映する傾向が強い。

 走らせた印象はA110 R70まではいかずとも、スパルタンなことは間違いない。パワーソースのスペックはA110 R70と同じ300㎰/340Nmだ。

A110は基本性能に秀でたMRスポーツ! いい汗がかける

 かつて本気で購入を考えたA110 GTの後継になるのは、A110アニバーサリーだった。このクルマの乗り心地や走りは絶妙に日常領域にとどまってくれる。サスペンションの動きはしなやかで快適。ストロークが長くなったわけではないのだが、そんなフィーリングを与える。それでいて小気味よくワインディングを駆け抜ける。ミッドシップらしくドライバーを軸に鼻先の向きを変えるのは気持ちがいい。この動きが嫌いなカーガイはいないはずだ。

 エンジンスペックは最高出力252㎰、最大トルクは320Nm。RやGTSと比較すると控えめだがパワー不足のイメージは皆無だ。速さは一級品である。なんたって車両重量は1120kg。パワーウェイトレシオは4.44kg/㎰にすぎない。

 最後にプライスだが、トップエンドのA110 R70は1790万円、中間のA110 GTSが1200万円。そしてA110アニバーサリーは960万円となる。R70とアニバーサリーの価格差は830万円だからほとんど2倍だ。ひとつのモデルでこれだけ差があるのはポルシェ911くらいだろうか。あちらもGT3やGT2、ターボSといった “スペチアーレ”が存在し、標準的なモデルのダブルプライスになる。これは、そのモデルの基本骨格のよさを物語っているといえる。そこがダメだとどんなに強力なパワーソースを積んでもボディやシャシーが付いて来られない。

 それを鑑みても、A110アニバーサリーはいいクルマである。煮詰めればどんどんスパルタンに豹変する潜在性能を持つ。といったアルピーヌA110を注文するなら待ったなし! 日本での受注は2026年3月末で終了する。もはや一期一会。気に入ったら即買いするのがアルピーヌとの正しいつきあい方となる。

文:カー・アンド・ドライバー 九島辰也

こんな記事も読まれています

Kia 新型「PV5」市販モデルが日本到着。最大521km走行可のEVバン
Kia 新型「PV5」市販モデルが日本到着。最大521km走行可のEVバン
グーネット
スバリスト必見!新型EV「トレイルシーカー」が早くも公式サブスク登場
スバリスト必見!新型EV「トレイルシーカー」が早くも公式サブスク登場
グーネット
ベンツ車ベースのキャンピングカーも!プレミアムな大型モデル集めた試乗イベント開催
ベンツ車ベースのキャンピングカーも!プレミアムな大型モデル集めた試乗イベント開催
グーネット
“かわいいクルマ”が新潟・弥彦村をパレード!ラフ&ポップなカーイベント「GFGS」開催
“かわいいクルマ”が新潟・弥彦村をパレード!ラフ&ポップなカーイベント「GFGS」開催
グーネット
新型メルセデス・ベンツCクラス登場!──GQ新着カー
新型メルセデス・ベンツCクラス登場!──GQ新着カー
GQ JAPAN
ショウエイのレーシングフルフェイス「X-Fifteen OROCHI」に、マットな新色が7月発売!
ショウエイのレーシングフルフェイス「X-Fifteen OROCHI」に、マットな新色が7月発売!
バイクブロス
加藤大治郎選手のレプリカモデル「X-Fifteen DAIJIRO/ダイジロウ」がショウエイから7月発売!
加藤大治郎選手のレプリカモデル「X-Fifteen DAIJIRO/ダイジロウ」がショウエイから7月発売!
バイクブロス
ショウエイの多目的ヘルメット「HORNET ADV INVIGORATE」に新色3タイプが登場!
ショウエイの多目的ヘルメット「HORNET ADV INVIGORATE」に新色3タイプが登場!
バイクブロス
カスタム沼にハマらないためにコンプリートカーを購入した彼女のJB64型スズキ「ジムニー」には、ホイールとタイヤで自己主張!?
カスタム沼にハマらないためにコンプリートカーを購入した彼女のJB64型スズキ「ジムニー」には、ホイールとタイヤで自己主張!?
Auto Messe Web
【レヴォーグ】愛車がもっと好きになる「アップグレードサービス」を体験【九島辰也】
【レヴォーグ】愛車がもっと好きになる「アップグレードサービス」を体験【九島辰也】
グーネット
ワークが5年かけた“最強の鉄チン風”がシブすぎ! シーカーDTの魔力が、足元を「タフ&ラグジュアリー」に変える衝撃
ワークが5年かけた“最強の鉄チン風”がシブすぎ! シーカーDTの魔力が、足元を「タフ&ラグジュアリー」に変える衝撃
ベストカーWeb
Bears Rockの封筒型寝袋で、もはや動く寝室に!? 広さと密着を両立した“布団感覚”の寝心地は冬の車中泊でも本当に安眠できるか!?
Bears Rockの封筒型寝袋で、もはや動く寝室に!? 広さと密着を両立した“布団感覚”の寝心地は冬の車中泊でも本当に安眠できるか!?
ベストカーWeb
1リッターで21km以上走るプジョーの“ちいさなSUV”新「2008」発売! 全長4.3m級の「ヤリスクロス以上、カローラクロス未満」ボディ採用! 1.2Lターボの「GTハイブリッド セレニウム エディション」登場
1リッターで21km以上走るプジョーの“ちいさなSUV”新「2008」発売! 全長4.3m級の「ヤリスクロス以上、カローラクロス未満」ボディ採用! 1.2Lターボの「GTハイブリッド セレニウム エディション」登場
くるまのニュース
アルファードよりオデッセイが快適!? ホンダの底力を見よ! 減益報道の裏で際立つ3車種!
アルファードよりオデッセイが快適!? ホンダの底力を見よ! 減益報道の裏で際立つ3車種!
ベストカーWeb
イエローは世界に24台だけ! 29年落ちのメルセデス・ベンツ「SL500」は最新モデルより高額!? R129型も“クラシックカー”として認められる時代?
イエローは世界に24台だけ! 29年落ちのメルセデス・ベンツ「SL500」は最新モデルより高額!? R129型も“クラシックカー”として認められる時代?
VAGUE
A24は“新たなシュプリーム”か? 映画グッズはニッチからハイプへ
A24は“新たなシュプリーム”か? 映画グッズはニッチからハイプへ
GQ JAPAN
スーパーGT第2戦富士のエントリーリスト発表。サクセスウエイト搭載、9チームが第3ドライバーを登録
スーパーGT第2戦富士のエントリーリスト発表。サクセスウエイト搭載、9チームが第3ドライバーを登録
AUTOSPORT web
「黄バイ」の次は「青バイ」!? 大阪府警「スカイブルー隊」パトロールバイクに輸入車初採用 BMW Motorrad「F 900 XR」とは?
「黄バイ」の次は「青バイ」!? 大阪府警「スカイブルー隊」パトロールバイクに輸入車初採用 BMW Motorrad「F 900 XR」とは?
バイクのニュース

みんなのコメント

3件
  • yjw********
    パワーウェイトレシオ4.4は素晴らしいと思うが
    ちょっと高いなぁ。あんまり知らんが同じミッドシップならケイマンではあかんの?
  • 山田太郎
    値段の推移がR35GTRと同じくらいエグい。
    でもポルシェやフェラーリ買う層からしたら安くてお買い得なのだろう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

960 . 0万円 5200 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

598 . 0万円 1692 . 0万円

中古車を検索
アルピーヌ A110の買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

960 . 0万円 5200 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

598 . 0万円 1692 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村