6月6日(金)~8日(日)、イタリアのサルディニア島にて2025年WRC世界ラリー選手権の第6戦『ラリー・イタリア・サルディニア』が行われる。道幅が狭く正確なドライブが求められるグラベル(未舗装路)を舞台に、12台のラリー1マシンが集結する第6戦へ向け、各陣営からドライバーたちのコメントが届いている。
■Mスポーツ・フォードWRT
WRC第6戦はリゾートアイランドが舞台。開幕5連勝中のトヨタ、グラベルでの早い出走順を攻略できるか
●グレゴワール・ミュンスター(#13 フォード・プーマ・ラリー1)
「サルディニアは、WRCカレンダーのなかで長年続いているイベントであり、昨年に僕たちが初めてトップ5入りを果たした場所でもあるので、今年もまた良いフィーリングが得られることを期待しているよ! よく知られたイベントだが、ポルトガルとはまったく異なる。ステージは大きく荒れる可能性があり、その特徴は砂地、岩場、狭さ、難易度など多岐にわたる」
「新しいステージもいくつかあるので、とくに経験の浅いMスポーツのクルーにとっては、全員にとって興味深いものになると思う。僕たちはいくつか充実したテストを実施し、実際に良い結果を得られたので、イベントでそのメリットが見られることを期待している。あとは、晴れてドライの状態が続くことを願っているよ!」
●ジョシュ・マッカーリーン(#55 フォード・プーマ・ラリー1)
「サルディニアは、ヨーロッパのカレンダーのなかでも過酷なイベントのひとつだ。荒々しく、難易度が高くて、容赦がない。でも、このラリーを好きになるためにも、多くのことを学ばなければならない」
「これはマシンとクルーの両方にとって本当の試練であり、だからこそやりがいがある。ポルトガルではポジティブな流れができたので、そのリズムを今週末まで持ち込むことが目標だ」
●マルティン・セスクス(#22 フォード・プーマ・ラリー1)
「ポルトガルでのかなり波乱に富んだラリーの後なので、僕たちはトラブルのない週を過ごし、安定性を取り戻したいと思っている。それがサルディニアの目標だ」
「なぜなら、ポルトガルと同様に、四輪駆動車でそこに行くのは初めてだからだ。これからまた学ぶことがたくさんある。簡単なことは何もないが、何が起こるか見てみよう!」
●ジョルダン・セルデリディス(#9 フォード・プーマ・ラリー1)
「ケニアで自己ベストの結果を出したあとで、またWRCに戻るのがうれしいよ! 僕たちは妥当な楽観主義を持ってオルビアに行く」
「サルディニアでは、2022年のWRC2の良い思い出があるし、先週は素晴らしいテストを行い、プーマの強化されたパッケージを理解することができた。島のテクニカルなステージでは、トップ20フィニッシュが可能だと信じている」
■ヒョンデ・シェル・モービスWRT
●ティエリー・ヌービル(#1 ヒョンデi20 Nラリー1)
「ラリー・イタリア・サルディニアは、僕たちが以前から競争力を発揮してきたイベントだ。とくに2度目の走行で僕たちの強みを生かせる道路なので、それをとても楽しみにしている。ポルトガルの路面で、マシンの示す挙動についていくつか学んだので、その知識をテストに活かすつもりだ」
「一貫して速く走る必要があり、ミスは許されないので、どのステージも全力でプッシュしていく。優勝を目指して戦いたいので、チャンピオンシップの主なライバルたちを制してフィニッシュする必要がある」
●オィット・タナック(#8 ヒョンデi20 Nラリー1)
「サルディニアは、もうひとつの非常に過酷なイベントだ。最初は滑らかで砂が多いように見えるが、通常は道路の状態がすぐに変わっていく。突然、地面から硬い岩が突き出ているのを見つけることがある。そうなると、マシンとタイヤの両方にとって厄介なことになる」
「今年は新しいステージがたくさんあるが、これらのステージはグリップがとても低いことが多いので、こうした狭い道路でのドライビングが非常に困難になることは承知している」
「僕たちのマシンは、さまざまな路面に対して適切なセットアップを見つけるのが簡単ではないことはわかっているが、過去にはサルディニアで良い結果を残している。うまくいけば、僕たちは念入りな下調べをして、スタートからペースを出せるだろう!」
●アドリアン・フルモー(#16 ヒョンデi20 Nラリー1)
「ポルトガルでは、金曜日の午前中にはとても順調なペースが出た。でも僕たちはみな、ラリー・イタリア・サルディニアでは可能性が少し違っていることをわかっている」
「ドライコンディションでタイヤがどれだけうまく機能するか理解できたので、全力でプッシュできるし、タイヤの摩耗もそれほど悪くないだろう」
「サルディニアの路面は砂が多く、非常に狭い道路がいくつかある。完全にコミットしたいが、ミスの余地があまりないので難しい。クリーンなラリーをし、チームのために多くのポイントを獲得する必要がある。それが現時点での戦いにおいて非常に重要なことだ」
■TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)
●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「ポルトガルは少し悔いが残る結果だったので、サルディニアではもちろんより力強い戦いをしたいと考えている。このラリーはいくつかの点でポルトガルと似ているが、より厳しい部分もある。また、金曜日に関しては今回もまた出走順が1番手なため困難な1日になるとみられるが、より一般的なスケジュール設定であることが少しでも助けになることを願っている」
「このようなラリーでのパフォーマンスを向上させるための方法を依然として探している状態であるが、テストの機会が制限されているため、すぐに解決策を見つけることは容易ではない。それでも、いつものように全力を尽くし、できるだけ多くのポイントを獲得したいと考えている」
●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「サルディニアはつねにトリッキーなラリーであり、毎回大きなチャレンジに直面する。ラリー・ポルトガルの結果は、スタート順を考えればそれほど悪くなかったが、サルディニアで良い戦いをするためには、自分たちが望むフィーリングとペースを得るために引き続き一生懸命仕事に取り組む必要がある」
「どのラリーでも全員がゼロからラリーをスタートするわけであるため、今回もできるだけ多くのポイントを獲得できるよう最善を尽くす」
●セバスチャン・オジエ(#17 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「我々のポルトガルでの勝利は、ラリーが連続するこの忙しい時期にチームとともに仕事に取り組み続ける上で良いモチベーションとなった。なぜなら、パフォーマンスをさらに向上させることができると分かったからだ」
「サルディニアはつねに難易度が高く、過去にこのラリーをマスターするのに私は数年を要した。今年はチームにとってさらに厳しい戦いになるかもしれない。なぜならチームの3人がドライバー選手権でトップ3に入っており、金曜日にはライバルたちのために路面をクリーニングするという大きな仕事を担うからだ」
「それでも、2021年大会で出走順トップから優勝したことは私たちにとって良い思い出であり、このラリーでは何が起こるか分からないことをよく知っている」
●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「サルディニアはまたしても困難かつ過酷なラリーになるでしょう。ポルトガルではタイヤについて多くのことを学んだので、得られた知識をポルトガルとはやや異なるサルディニアのグラベル路面で活かす必要があります」
「適切なセッティングを決めるための事前準備がとても重要ですが、チームはそれに向けて全力で取り組んでくれていますので、良いラリーを戦えるように自分たちも最善を尽くします」
■TGR-WRT2
●サミ・パヤリ(#5 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「今回もまたラリー1カーで出場する初めてのラリーだが、前戦とスタイルが似ている部分もあるため、前のイベントから次のイベントへとより多くの学びを活かすことができるはずだ」
「ポルトガルでは一貫したスピードを発揮しつつクリーンにラリーを戦うことができたため、サルディニアに向けてはより良い準備ができるはずだ。昨年はWRC2で優勝するなど良いラリーとなったし、今年に関しては良い出走順で金曜日に臨むことができるはずだ。自分が何をできるのか楽しみにしているよ」
[オートスポーツweb 2025年06月03日]
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