11月13~14日、岡山県の岡山国際サーキットで開催されるスーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook第6戦『スーパー耐久レースin岡山』。2021年の最終戦となるレースだが、このラウンドには、スーパー耐久機構(S.T.O)が参加を認めたメーカー開発車両、または各クラスに該当しない車両が参加できるST-Qクラスに、『TBN』として新たな車両がエントリーしていたが、この車両はマツダ車だった。
2021年からスーパー耐久に新設されたST-Qクラスは、S.T.Oが参加を認めたメーカー開発車両、または各クラスに該当しない車両が参加できる。今季はROOKIE Racingが、トヨタGRスープラGT4の開発を兼ねたGRスープラで参戦しているほか、第3戦富士SUPER TEC 24時間レースから、同じくROOKIE Racingが水素エンジンを積むトヨタ・カローラ・スポーツ『ORC ROOKIE Corolla H2 concept』を投入。大きな話題となっていた。
スーパー耐久第6戦岡山は最多の56台が参戦。ST-2にGRヤリス増加、ST-Qに新たなエントリーも
そんなST-Qクラスには、第6戦岡山から新たに1台がエントリーしていた。カーナンバー、チーム名、車種等すべて『TBN』の状態で登録されており、どんな車種が参戦するのか注目されていたが、11月11日から走行がスタートした第6戦岡山に登場したのはマツダ車だった。
ピットは、これまでマツダ・デミオ・ディーゼルを走らせてきたTEAM NOPROと並んでおり、ともにメンテナンスを行っているほか、車両にも『NOPRO』の文字が入る。今までST-5に参戦していたワコーズNOPROデミオディーゼルと同様、カーナンバーは37だ。グリルの印象から、この車両はデミオであることも分かる。
車両の詳細については11月13日に明らかにされるようで、まだ不明な点が多いが、ディーゼルエンジンを積んでいることは変わらないものの、伝わってくる噂を総合すると、どうやら燃料に秘密があるようだ。なお、コースサイドで見ているとエキゾーストノートが非常に静かだ。
今回は車両の速さによってグループ1、グループ2と分けてレースが行われるが、ST-QクラスではORC ROOKIE Corolla H2 concept、そしてこの37号車マツダ・デミオがグループ2に参加することになりそう。直接競い合う車両ではないが、詳細が楽しみなところだろう。
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