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ホンダ「フィット」の良さって何? 決算期3月に販売台数低迷の背景とは

掲載 更新 78
ホンダ「フィット」の良さって何? 決算期3月に販売台数低迷の背景とは

■ホンダ「フィット」に何があった?

 ホンダを代表するコンパクトカー「フィット」の販売台数が低迷しているようです。
 
 2021年3月の販売台数ランキングでは、前年比62.2%で、登録車トップ10のなかでもっとも低い数字となりました。年度末となる稼ぎ時の3月に何があったのでしょうか。

ホンダ「フィット」の気になる部分はどこ? オーナーが感じる「良し悪し」とは

 現行フィットは、2020年2月に登場した4代目モデルです。

 歴代フィットは、5ナンバーサイズのコンパクトカーで、街中での運転がしやすい大きさでありながら、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用しているため「室内空間が広い」という部分がユーザーから高い評価を受けていました。

 現行フィットでも室内空間の広さは継承されているほか、幅広いユーザー層に訴求するために、シンプルなものから、カジュアル、ラグジュアリー、アウトドアなど異なる5タイプのモデルを設定したことが大きな特徴です。

 パワートレインは、1.3リッターガソリン車と1.5リッターエンジンと2モーターを組み合わせたハイブリッド車(e:HEV)にそれぞれ2WD/4WDをラインナップ。

 このように、従来の特徴に加えて現行では幅広い選択が出来ることもあり、好調を維持していました。

 実際にフルモデルチェンジ後の2020年2月から2021年1月までは、前年比100%を超える状態が続いており、登録車上位にランクインし続けています。
 
 しかし、前述のとおり3月の登録台数は前年比62.2%という結果となり、トップ10のなかでもっとも低い数字となりました。

 大きく落ち込んだ要因としては、2020年2月にフルモデルチェンジして直後となる3月の台数が1万5000台近くの販売台数に達したことで、2021年3月の前年比の数字が下がってしまったことも考えられます。

 しかし、同クラスのライバルであるトヨタ「ヤリス」や日産「ノート」は、決算月に1万台以上販売しています(ノートはフルモデルチェンジの影響もある)。

 通常、新車販売では年度末となる決算期の3月に、登録車台数が伸びる傾向にあります。

 そのなかで、ホンダの稼ぎ頭でもあるフィットの販売台数が1万台を超えなかったのには、どのような理由があるのでしょうか。

 直近のフィットについて、ホンダ販売店のセールス担当は以下のように話します。

「初代や2代目のフィットと比べると、現在の4代目フィットの販売台数がもう少し伸びて欲しいのです。

 お客さまからは5タイプあることで選択肢が広がったという声がある一方で、違いが分かりづらいという声もあり、なかなかフィットの魅力が伝わりきっていないのかもしれません。

 室内空間の広さや、さまざまなライフスタイルに合ったタイプがある部分などを分かりやすくご説明するように心掛けるようにしております」

 また、別の販売店スタッフは次のように説明しています

「近々、改良があるので受注台数を制限しています。そのため、2月、3月では在庫販売(一部グレードやカラーが選択出来ない状況)となったことが台数に影響したのかもしれません。

 ただし、4月以降は受注が再開してますので、また台数は伸びてくると思っております」

※ ※ ※

 フィットは、さまざまなライフスタイルに合うタイプを展開していますが、ユーザーからはいまいちその違いは分かりづらいことがあったようです。

 また、3月の台数に関しては、生産調整の関係上ということもあり、今後好調な販売が期待されます。

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