ピアストリ、最終アタックできずフロントロウ逃す「僕の日じゃなかったけど、3位で終わるつもりはない」

　マクラーレンのオスカー・ピアストリは、予選最後のアタックを黄旗の影響でスタートできなかったため、オーストリアGPを3番グリッドから臨むことになった。

　マクラーレンはフリー走行から支配的なパフォーマンスを見せ、ピアストリと比べて優勢だったランド・ノリスが予選でも速さを見せてポールポジションを獲得した。

　ピアストリは、ピエール・ガスリー（アルピーヌ）が最終コーナーでスピンし、黄旗が出された影響でQ3最後のアタックが台無しになってしまい、フェラーリのシャルル・ルクレールの後塵を拝する3番手に終わった。

「（最後のアタックを）スタートできなかったことが問題だった」とピアストリは予選を振り返った。

「ガスリーが最終コーナーでスピンしたため、2回目のアタックを走ることすらできなかった。ランドは週末を通して非常に速かったから、（アタックできたとしても）厳しい戦いになっただろう」

「でもこの週末、クルマにはフロントロウに並ぶ十分なペースがあったと思う。だから、チャンスすら得られなかったのは残念だ。それでもそこから良いレースができる。時には運がなく、自分の日じゃないこともあるんだ」

　金曜日の時点で、ピアストリとノリスは、マクラーレンのポールポジション獲得の最大の脅威は、レッドブルのマックス・フェルスタッペンだと予想していた。

　しかし実際にはフェルスタッペンは7番手に沈み、代わって今回フロアのアップデートを行なったフェラーリが台頭した。2番手のルクレールだけでなく、ルイス・ハミルトンも4番手につけている。

「今週末の僕たちのペースはとても良かったと思う。フェラーリのペースも良かったけど、それは少し驚きだった」

　そうピアストリは付け加えた。

「明日はまだチャンスはあると思う。3位で終わるつもりはないよ」