2020年シーズンに向けたMotoGPクラスの最後の公式テストが、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで2月22日、初日を迎えた。トップタイム、2番手を占めたのはチーム・スズキ・エクスターのふたり。そしてドゥカティは、新しい機構についてテストを行っている。
テストは現地時間の13時から20時にかけて行われた。MotoGPクラスとしては、開幕前の公式テストはこれが最後。3月6~8日に控えた開幕戦カタールGPに向けて、各メーカー、チーム、ライダーが調整を詰めていくことになる。
初日にトップタイムをマークしたのは、チーム・スズキ・エクスターのアレックス・リンスだった。2番手にはジョアン・ミルが続き、スズキのふたりがトップ2を占める。リンスは短い周回数を刻んではピットインを繰り返し、1日の最後にアタックを行って1分54秒462を記録した。
2番手のミルも初日はロングランを行わず、リンスからわずか0.002秒差のタイムで初日を終えている。スズキはフェアリングとフロントフォークに重点を置いてテストを行っていたということだ。2週間前に行われたセパン公式テストでは複数のフェアリングを用意しテストしていたが、このカタールでも形状の異なる数種類のフェアリングでの走行が確認されている。
3番手タイムを記録したマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)とともに、ヤマハ勢はファクトリーチーム、サテライトチームの4名がトップ8までにつけた。バレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)は7番手、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)は5番手。
セパン公式テストの3日間でトップを占めたファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)は、今回は8番手でテストをスタートしている。クアルタラロは、セパン公式テスト最終日にヤマハファクトリーのふたりのマシンに投入された、ホールショットデバイスについてもテストを行ったということだ。
ドゥカティはフェアリングに細かな形状違いはあるものの、これまでのテストでマシンの外観について大きな変更点が見られていなかった。しかし、何かしらの新しい機構が登場している模様だ。MotoGP.comでは『ライド・ハイ・アジャスター』と称されているが、ドゥカティとしての公式発表ではなく、現在までにこれがどのようなものなのか明らかになっていない。ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾ、ダニロ・ペトルッチは、それぞれ言及を避けている。残り2日のテストで次第に明らかになっていくのか、その行方を見守りたいところだ。
ディフェンディングチャンピオンのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は6番手。セパンテストではオフシーズン中に手術を行った右肩が万全ではなかったと語っていたが、いまだ状態は100%ではないという。
マルク・マルケス同様に、オフシーズン中に右肩を手術した中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)も、15番手タイム。こちらも右肩の状態は完ぺきではなく、セッションの最後には痛みもあったということだ。ただ、「想定していた最低の状況に近い」と述べていたセパン公式テストに比べれば、状態は上向いているようだ。
とはいえホンダ勢として見ると、アレックス・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は21番手、さらにサテライトチームのカル・クラッチロー(LCRホンダ・カストロール)も19番手。ホンダとしてはやや厳しいカタール公式テスト初日となっている。
カタール公式テスト2日目は、2月23日現地時間13時から20時、日本時間19時から翌2時にかけて行われる。
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