フルモデルチェンジを受けた新型レクサス「ES」に触れた、島下泰久の思いとは? 上海モーターショーからのリポートを綴る。
カッコいいクルマに仕立てるための苦労
セダンには、まだ復権のチャンスはある──新型レクサスES詳報
フルモデルチェンジを受けたレクサスの新型ESが上海モーターショーで披露された。
通算、実に8世代目となる新型は、これまで通りセダンというパッケージングを継承しながら、新たに同じ車体でHEV(ハイブリッド車)とBEV(バッテリー電気自動車)を取り揃えての登場となった。
実は当初、従来モデルの進化型という方向で企画が進んでいたという。しかしながら“コロナ禍”を経て状況が一変する。要因は、世界的なBEVシフト、そして主市場のひとつである中国での国内メーカー製BEVの台頭だ。
エンジンを積むHEVと、床下にバッテリーを敷き詰めるBEVの両立は簡単なことではない。特に難しいのは、必然的に背が高くなる中でいかにセダンらしいフォルムを作り出すかである。
「そこがまさにチャレンジで、企画のもっとも初期に悩んだところです。カッコいいクルマにできるか……というのが、ブレイクスルーするべき一番大きなポイントでした」
千足浩平チーフエンジニアはそう振り返る。しかし同じ全長、全幅で背だけ高くしたセダンを、スタイリッシュにまとめるのは不可能に近いと言っていい。実際、熊井弥彦プロジェクトチーフデザイナーは、この段階でこう話したそうだ。
「背が高くなるならば、それに見合った長さ、幅が必要。美しいデザイン、プロポーションのためには、それだけの寸法が無いとレクサスにはならないよと、かなり無理を言ったんです」
結果として新型ESは、ボディサイズを大幅に拡大することとなった。現行モデル比110~115mm高い1555~1560mmの全高に合わせるかたちで、全長は同じく165mm増の5140mmに。全幅は55mm増の1920mmにまで大きくなっているのだ。
その甲斐あってと言うべきだろう。新型ESの外観は、まさに流麗なセダンそのもの。しかも単に伝統に固執したものではなく、力強く躍動的なフォルムが描き出されている。ライト周辺などのテック感のあるディテールも相まって、俄然クールになり、そして一気に若返った。
「フードを少しでも低くするためにフロントサスペンションタワーを刷新したんです」
実は豊田章男会長、フェンダーの厚みに相当うるさいのだそうだ。関わるそれぞれのこだわりが、この姿には反映されている。
▲試乗記の続きはこちらをクリック→
文・島下泰久 編集・稲垣邦康(GQ)
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ホンダ新「“3列7人乗り”ミニバン」発表! “ひろびろ内装”と「3列目シート」の快適性がスゴイ! 新「ステップワゴン」乗って体感した“乗り物酔い”防ぐ仕組みとは!
日産「新型スカイライン」登場へ! 高性能な「セダン」!? SUVモデル「クロスオーバー」復活!? 話題の「新モデル」登場説なぜ浮上した? どんなクルマになる?
日産不振の元凶か 国内BEVシェア第1位「サクラ」本当に売れているの? 販売現場のリアルな声は
レクサス新型「“カクカク”SUV」がスゴイ! ハイパワー「V6ツインターボ」×10速AT搭載でめちゃ楽しそう! “超高級4WD”「GX」がさっそく“長納期化”状態に?
相次ぐ逆走事故で「最強の防止装置」に話題殺到!? 消極的な政府に「国の怠慢」「弱腰じゃ一生事故消えない」の声も…逆走で「タイヤに刺さる」対策なぜ導入されないのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
ホンダのパクリ