メルセデスAMG F1チームが2022年シーズンに続いて今シーズンのスタートも芳しくなかったことから、7度の世界チャンピオンであるルイス・ハミルトンがチームに不満を募らせ、別チームでの再出発の機会を探す可能性があると考えるのは必然的なことだ。
そして現在、圧倒的な強さを誇るレッドブル・レーシングの2席が、全ドライバーにとって魅力的であることは明らかだ。
■勝てるマシンを提供できなければ……メルセデスF1代表、将来的なハミルトンのチーム離脱も覚悟「そうなっても恨みはない」
しかしレッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンと2028年まで、セルジオ・ペレスと2024年まで契約を結んでいることを強調。ハミルトン獲得の選択肢を否定した。
「ルイスがF1で成し遂げたことは、誰にも真似できないことだと思う」
Sky Newsのビジネスインタビューでハミルトンについて質問されたホーナーはそう語った。
「しかし我々は今いるドライバーにとても満足している。今シーズンだけでなく、来シーズンも尽力してくれる」
「だから、ルイスを受け入れることができるかどうかは分からない。ただ、彼ら(メルセデス)は問題を解決するだろうし、ルイスが終わったとも思っていない」
メルセデスのトト・ウルフ代表は、チームが困難な状況にあるものの、ハミルトンが留まると確信している。
「彼はファイターだし、我々もそうだ」
サウジアラビアGP決勝終了後にウルフは語った。
「戦いが続いているのなら、戦いに留まり、タオルを投げ入れることはない。チームのみんながそうだと思うし、彼(ハミルトン)がそこから逃げ出すと考える理由はない」
サウジアラビアGPの予選後、自身の将来について尋ねられたハミルトンは、現状に満足していないことを認めつつも、移籍は考えていないと明かしている。
他チームへの移籍を検討しているか、と尋ねられたハミルトンは次のように語った。
「それについてこだわっている訳ではない」
「というのも、僕はこのチームを愛しているし、このチームで僕と共に旅をしてきたみんなにとても感謝している」
「他の場所に行くことは考えていないし、自分が辞めるとも思っていない。諦めている感じはないね」
「とはいえ、(チームから)多くが与えられているとは言えない。僕はここで過ごし、何度もTシャツを買ったこともあるんだ!」
「でも我慢して、チームと協力して、良いところまで持っていこうと思っているんだ。今言えることはそれだけだ。どこにも行かないよ」
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