■「国産キャンピングカー」のパイオニアを特別展示
東京ビッグサイトを会場に開催された「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」では、未来を占うコンセプトカーが多く展示されていましたが、東8ホールでは日本RV協会とのコラボレーションで「キャンピングカーゾーン」も設けられ、大小さまざまなキャンピングカーが展示されていました。
【画像】超カッコいい! これがいすゞ“7人乗り”トラック「ロデオ4WD RV」です! 画像で見る(30枚以上)
その中でも異彩を放っていたのが、キャンピングカー制作の老舗であるヨコハマ・モーターセールスが過去に手掛けたいすゞ「ロデオ」のキャンピングカー「ロデオ4WD RV」でした。
ベースとなったロデオとは、いすゞが過去に販売していたピックアップトラックであり、もともと2WDのピックアップトラックであった「ファスター」に対し、4WDモデルは「ファスターロデオ」と名乗っていたのが始まりでした。
ちなみにファスターロデオのメカニズムを用いて生まれたSUVが「ビッグホーン」であり、初代は当初、「ロデオビッグホーン」というのが正式名称だったのです。
そんなロデオをベースとしたキャンピングカーを制作したヨコハマ・モーターセールスは、もともとアメリカで作られたモーターホームと呼ばれたキャンピングカーの輸入販売を行っていたのですが、当時のアメリカ製モーターホームは品質に問題を抱える個体が多かったことで、1982年に自社でのキャンピングカー制作に着手したのでした。
このときにベースに選ばれたのがファスターロデオであり、会場に展示されていたのは2代目となるロデオをベースとしたモデルで、1994年に製造された964番目の量産車とのこと。
今回の出展にあわせフルレストアを施したといい、30年以上前のクルマとは感じさせない美しい状態を保っていました。
全長6180mm×全幅2000mm×全高2630mmの堂々たるサイズで、乗車定員7名、就寝定員は4名です(数値は1992年モデル「ロデオ4WD RV」)。
2.8リッターディーゼルターボエンジンと5速MTを組み合わせ、駆動方式はパートタイム式4WD。
AC-DCコンバーター&充電システムや3ウェイ冷蔵庫、2口ガスコンロ&レンジフード、シンクやトイレ&シャワールームなどを備え、海外製キャンピングカーにも見劣らない充実した仕様となっていました。
当時はまだキャンピングカーという和製英語は世間に浸透しておらず、キャンピングカーに架装した車両を登録のために陸運支局に持ち込むと怪訝な顔をされたこともあったそうです。
そんなキャンピングカーも今ではすっかり市民権を得て、キャンピングカーショーなどのイベントも多く開催されるに至っています。
※ ※ ※
2代目ロデオのキャンピングカーは、その完成度の高さから当時の全国のいすゞ車ディーラーでも取り扱われるようになり、1989年から1994年の5年間で1090台が販売されたそうです。
デビューから36年が経過した現在でも愛用するオーナーが多く存在するといいますから、そのクオリティの高さをうかがい知ることができるでしょう。(小鮒康一)
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
愛らしい見た目で機動力抜群!? “16歳以上なら免許不要”の人気 特定小型原動機付自転「ウォンキー」シリーズに新色が登場 街で目を惹くカッコいい車体とは
なぜ日本のEVバスは「中国BYD」だらけ? 国内企業が勝てない“価格と実績”の壁
葛飾区長が「失敗」宣言? 「青砥駅」の機能不全と空白30年──交通結節点が立石再開発に飲み込まれる日の現実味
トヨタ「新スポーツセダン」公開に反響多数! 足回り強化&230馬力超のパワトレ搭載に「欲しい」の声も!? 黒ボンネット×ルーフもイイ! 米国で登場した「カムリ GT-S」が話題に
「おい信じられるか? ここ全部“海”だったんだぜ…?」 高速道路の“ナゾの橋”の下で“遺構”を発見! 周りは千葉の住宅街!?
なぜ日本のEVバスは「中国BYD」だらけ? 国内企業が勝てない“価格と実績”の壁
まだやってるんすか!? 「ナンバープレートの封印にペットボトルのキャップ」取り締まられたら恐ろしいことに
4年ぶり復活! ホンダ新型「“5人乗り”SUV」発表! “アコード”エンジン&高性能4WD搭載! “2列目”が広すぎる「6代目CR-V」どんなクルマ?
「やっぱトヨタはすげぇよ…」新型スーパーカー『GR GT』発表にSNSは興奮の渦!「V8ツインターボはあつい!」「会長は国宝」など絶賛
1.2リッターエンジン搭載で「400馬力オーバー」! 日産の斬新「MRスポーツカー」に反響殺到! 「本当に美しい」「元祖e-POWER!?」の声も! 全長4.4m軽量ボディのインフィニティ「エマージ」米国モデルに熱視線!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント