■いつかは乗りたいと思っていたカワサキの「Ninja ZX-25R」
みなさんこんにちは!高梨はづきです。今回は試乗記!カワサキのNinja ZX-25R(Ninja ZX-25R SE / KRT EDITION)の2022年モデルに乗らせてもらったよ!
カワサキ「VERSYS 650」2022年モデル公開 デザインを一新
私がNinjaシリーズに触れる機会は以前にもあって、昨年にZX-10R、ZX-10RR、ZX-10RのKRT Editionが発売されたタイミング。残念ながらその車両は展示用ということで、試乗は出来なかったんだけど。だからこそいつか絶対運転してみたい!って思っていたの。
そして今回、9月から販売開始された2022年モデルの「Ninja ZX-25R KRT EDITION」に乗せてもらえるということで…どんなバイクなのか私なりに伝えていくね!
カワサキといえば、カワサキカラーと言われる『ライムグリーン』が象徴的なのはみんな知ってるよね。Ninjaシリーズはカワサキ社のラインナップでもライムグリーンが特にふんだんに使われているバイクなんだけど、初期は丸いラインが基調のデザインをしてたみたい。それから時を経て2022年になって、まるで獲物を狙うかのような鋭い顔つきを持ったデザインになってめちゃくちゃかっこよくなってる。
走行中のボディを横からから見ると、上部にアーチ状のライムグリーンのその下にブラックカラーを配色されてることで、まさに獲物を捕食しに行くパンサーかのような獣感を感じた。真横から見た全体の印象は筋肉質で、フロント~ハンドル~タンク~シート~お尻にかけて高波打つような作りでかっこいい。私の愛車エストレヤと比べてもこれが250ccとは信じられないくらい。
更に車体を見回すと気付いたことがあったの。それが”並列4気筒エンジン”ってこと。単気筒、2気筒のバイクには乗ったことあるけど、そういえば4気筒って乗ったことなかったなぁ…。ネットで【250cc? 4気筒】って検索かけてみると、昔は沢山あったみたいなんだよね。今は国産メーカーの250cc4気筒モデルはカワサキさんからしか出してないみたい。私の中で4気筒っていったら400cc以上のバイクしかないものだと思っていたから、250ccの軽さでの4気筒エンジンがどんな走りを見せてくれるのかすごい楽しみになった。
まずは跨ってみる。足付きは158cmの私が足の指先全部着くかな?くらい。車両重量は、184kg(Ninja ZX-25R SE / KRT EDITION)あるけど見た目ほど重くは感じない。ハンドルは一般的なバイクと違って垂れたポジションにあるので、乗車姿勢は当然タンクを包み込むように前屈みになる。急制動をした時、手のひらでハンドルをぐっと抑えることができるとか利点が多そう。
ハンドルとの距離は画像の通り前屈で腕を伸ばし首が少し持ち上がるくらいの距離にあって、長距離を走った際は首にストレスがかかるのは間違いなさそうだけど、前屈みの乗車姿勢はバイクに跨った時に完成するようなフォルムで、高速走行をする際などは風の抵抗を流し、まるで本物のレーサーかのようにバイクと一体になれる。250ccだけどまさにスーパーレーサーバイクといった感じだった。
取り回しは軽く非力な私でも問題なかった。アクセルを開けると、最初はスーーっと進んでくれて、何の弊害もなく俊敏についてきてくれるのが心地いい。発進から低速のトルクは弱い?けど、250ccなので小気味良くギヤを上げていけば伸びがよく高回転まで回した時の音が気に入った。ギュイーーーーン↑ギュイーーーーン↑とまるでレーサーになった気持ちにさせてくれるのですっごく楽しい。
このNinja ZX-25R(クイックシフター装置車)に乗る前に編集部の方から聞いたのは、「2500回転以上まであげれば、クラッチレバーを握らなくてもギヤを変えられるよ」と教えてくれたの。実際に試してみると確かにクラッチを切らなくても変えられた。すごい!本当にプロレーサー仕様だ。
初めて体験するシステムは難しくてまだよく理解できずにいるけど、わたしには新鮮で面白かった。公道を走っていると信号もあるし、なかなか使う機会は少なそうだけど、峠道とかでは法令速度内でもその機能は大いに活躍するんじゃないかな。
高速道路では、KQS(カワサキクイックシフター)を特に使い放題だから本当に最高だと思う。ちなみにこれをアシスト&スリッパークラッチ機能というらしくて、これが搭載されているお陰でエンジンブレーキも綺麗に作動してくれて、減速する時の音がいいのなんのって。エンジンの中にプロレーサーの人が入って運転してる?ってくらい、私が雑にシフトダウンしても気持ち良い音とともに減速してくれる。「私いまバイクしてるなぁ」ってついニヤニヤしてしまう。
1つ難しかったのは、私が試乗させてもらった車両の癖なのか、2速からNに上手く入れることが出来なかったんだよね。1速からNに入れることは簡単なんだけどな。機械といえどバイクごとになにかしら癖はあるというし、これにもきっとうまいコツがあるんだろう。わたしの力量不足ならそれを自ら公表するようで恥ずかしいけどオーナーさんで同じように思っている人はきっといるはず(そう信じたい)。
さて、肝心のコーナリングはというと、Ninja ZX-25Rはコーナリングでこそ活きるようなイケてるバイクだったというのが総括した感想。だけど、クラシックやネイキッドタイプは体が起き上がってる状態だから初心者にとっては視界も良く倒しやすいけど、それに慣れてしまっている私にとって、スポーツバイクは前のめりな姿勢だし、コーナーに恐怖心なく突っ込んで綺麗にバンク出来るまでには練習が必要になってくるかも。でもこれは初心者向けではないと言っているわけではなく、扱いに慣れれば楽しいし、もっと倒したい、スピードを操りたいとか、いっぱい上手く走りたいって好奇心を駆り立てるようなバイクなので、安心安定トコトコツーリングというよりは、向上心のある人が初めて選ぶバイクに持ってこいだと思う。
大排気量のバイクよりは当然車重も軽いし、コーナリングの練習にもピッタリなんじゃないかな。車線変更なんかも、身軽でサラ~っと切り替えられるし、これが4気筒の性能かっ!といった感じで乗り心地は安っぽくなく、滑らかでスマートなのに力強さもあって万能感がすごい。
Ninjaシリーズは男女共に人気のある車種だけど、私にとってまだ憧れのバイクだった。それでも一旦アクセルを握れば、つい調子に乗ってしまうくらい魅惑的な性能を持つバイクで、4気筒エンジンの素晴らしさを知ってしまった。好奇心を駆り立てるバイクがあるって本当に幸せなことだ。Ninjaに乗った記念に工場の光る夜景をバックに写真撮りたい(工場夜景が似合いそう)。そしてNinja乗りの方々で集まって車両並べて…妄想が膨らむなぁ。絶対カッコいいよ!
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