この記事をまとめると
■トラックは「キャビン・シャシー」と「架装」で構成されている
なんと12速ギヤが当たり前! 海外じゃMTで20速もあるトラックの「トランスミッション」の世界
■架装を製造するのは自動車メーカーではなく架装メーカー
■平ボディ、バンタイプ、ダンプ、トレーラー、ウイングなどがある
全国にトラックの架装メーカーが存在
中古車として販売されているトラックを見たことがあるでしょうか。一般的な乗用車と同じで、いろいろな形のトラックが売られています。それはバンボディであったりウイング車であったりするのですが、じつはこうした完成形のトラックを買えるのは中古車だからなのです。そして、新車でトラックを買う場合には架装という工程を踏まないと仕事に使えるトラックにはならないのです。そこで今回は、トラックの架装について解説していきます。
最初にトラックがどんな構成で作られているかを説明します。トラックの構造は大きくわけて「キャビン・シャシー」と「架装(荷台部分)」のふたつから構成されています(キャビンは運転席やエンジン部分で、シャシーは荷台を載せる土台部分)。そして、キャビン・シャシーを製造するのは日野自動車、三菱ふそう、いすゞなどのメーカーです。一方で、荷台部分にあたる「架装」は自動車メーカーではなく、架装メーカーが製造するという役割分担があるのです。
架装は「上物」や「ボディ」とも呼ばれ、全国に数多く存在する架装メーカーが、トラックの多彩な用途に合わせて行うというわけです。架装メーカーには極東開発工業、新明和工業、北村製作所、日本フルハーフ、矢野特殊自動車などがあり、架装部分に貼ってあるメーカーのステッカーを見たことがある人は多いはずです。
架装にはさまざまな形状がある
ここまでの説明でおわかりになったと思いますが、トラックメーカーは通常、自社で架装を製造、取り付けることはありません。そのため、完成形のトラックを買う場合は、架装メーカーに直接依頼するか、架装済みの中古トラックを選ぶことになります。ちなみにトラックメーカーには、それぞれ系列の架装メーカーを傘下に擁する会社も存在します(日野:トラックテックス/三菱ふそう:パブコ/いすゞ:いすゞ車体)。
自動車メーカーと架装メーカーがそれぞれ得意分野で協力することによって完成する架装付きトラックですが、完成形にはさまざまな形状があります。それが平ボディ、バンタイプ、ダンプ、トレーラー、ウイングなどです。使用目的によって架装が選ばれるのですが、最後にそれぞれの特徴を簡単にまとめておきましょう。
平ボディ 荷台部分に屋根が無く、床面が平らになった架装。軽トラックから小型トラック、大型トラックまで幅広く用いられる。
バンボディ 荷台がアルミで作られた箱型の架装のこと。街でよく見かける一般的なトラックのひとつ。
幌車 荷台部分に幌骨と呼ばれる骨組みを取り付け、帆布をかぶせた架装。荷台を帆布で覆っているため多少の雨風から荷物守ることができる。それに加えて、バンタイプよりも軽量。
ウイング 荷台の側面が羽のように開くタイプの架装で側面開放車とも呼ばれる。荷台側面が大きく上方向に跳ね上がるため、荷役作業を効率良く行える。
ダンプ 荷台の下に荷台を動かすためのピストンがあり、荷台を傾けられる。荷台を傾けることで、積載物を滑らせて一気に降ろすことができる。
トレーラー トラクタと連結させ、けん引することで荷物の運搬が可能。トレーラーは牽引されるため、トレーラーのみでは自走できない。
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みんなのコメント
特殊なものだと専用シャシがある消防車、キャンピングカー(キャブコン)、トラックベースでもバスみたいな見た目となる検診車などなど、架装は色々あって奥が深い。
それに日野系はトラックテックスではなくトランテックス。