レッドブルは、レッドブル・レーシングのチーム代表兼CEOを務めてきたクリスチャン・ホーナーを電撃的に解任。F1界に衝撃が走っている。
このホーナーの解任について、かつてF1を率いていたバーニー・エクレストンが赤裸々に見解を述べた。
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エクレストンはホーナーについて、パドック内で最も親しい友人のひとりと位置付けている。しかしそんなホーナーに対しても、エクレストンは気を遣うことなく、正直に語った。曰く今回の解任の要因は、昨年初めに起きた、ホーナー代表の女性従業員との”不適切な関係”疑惑が発端となっていると見ている。
「18ヵ月前に彼が関与したこの件については、本当に愚かだった」
エクレストンはテレグラフ紙のインタビューにそう語った。
「彼はもう50歳なのに、20歳の少年だと、自分のことを思っていたんだ」
ホーナーは女性従業員に対してセクハラ行為を行なったとされている。これについては、レッドブル内部での調査により無罪放免となったが、件の女性従業員とメッセージをやり取りした時のモノとされるWhatsAppのスクリーンショットが出回るなど、世間的に大きな注目を集めた。
またエクレストンは、ホーナーがレッドブル・レーシングで権力を持ち過ぎたことも、解任の原因のひとつの要素になったと考えている。
「結局のところ、彼が罪を逃れていると思っていた人たちがいたんだろう。彼は”レッドブルリンク”ではなく、まるで”クリスチャン・ホーナー・リンク”であるかのように振る舞っていたからね」
「彼は多くのことを許されてきた。成果を上げている時は、たしかにそういうことにも目を瞑ってもらえる。しかし成果が出なくなると、多くの人がそれを問題視し始める。何人かは『もっとうまくできるはずだ』と考え始めるのだ」
エクレストンはまた、レッドブルの共同創業者であるディートリッヒ・マテシッツが2022年に亡くなり、社内で権力闘争が起きたことにも言及した。
「正直に言って、少し混乱していた」
そうエクレストンは語った。
「クリスチャンは最高経営責任者だった。もし私が会社の最高経営責任者だったならば、全ての責任を負いたい。自分が正しいと思うことを全てやりたいんだ。もし私が間違っていれば、彼らは私のことを解雇できる。『すまんがさよならだ。君はいくつかのミスを犯した』と言えるからね。だからクリスチャンが、自分がすべきだと思うことを実行できる立場でいられなくなった瞬間、彼にとってはそれは簡単なことではない」
「何かを中途半端にして、マネジメントすることはできない。いつも言っているように、照明を点けたり消したりできる人物が必要なんだ。本当に必要なのは、たったひとりだけだ」
エクレストンは、ホーナーがチームあらゆる側面で重要な役割を担おうとしたことが、失脚に繋がったのではないかと推測した。
「彼はチームマネージャーとなり、営業的な側面は他の人に任せた方がいいと言われていたと聞いている」
そうエクレストンは言う。
「彼の考えは、『自分が最高経営責任者だ』というモノだった。しかしエンジニアリングから広報まで、全てをこなせる経営者は滅多にいない。彼は自分が考えるやり方で、会社を経営してきた。そして長いこと、周りの人たちは『まあいいだろう。彼はきちんと仕事をこなしている』と言ってきた。しかし少しでも調子が狂うと、周囲は『ちょっと待った』と言うのだ」
「クリスチャンは数々のチャンピオンシップを勝ち取ってきた。勝つことに慣れていたんだ。だから勝てない時、それが完全に自分のせいではないと分かっている時は、簡単なモノではないんだ」
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