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厳格な衛生管理を導入したベントレー、5月11日からベンテイガとミュルザンヌの生産を再開

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厳格な衛生管理を導入したベントレー、5月11日からベンテイガとミュルザンヌの生産を再開

250にも及ぶ新たなガイドラインを導入

ベントレーモーターズは5月11日から本格的な生産をスタートした。1700名以上の従業員は、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大を防ぐべく実施された250の衛生管理とソーシャルディスタンスのガイドラインに従い、職場へと復帰している。

厳格な衛生管理を導入したベントレー、5月11日からベンテイガとミュルザンヌの生産を再開

今回の生産復帰にあたり、ベントレーは「Come Back Stronger」プログラムを導入。ブランド創業100年の歴史の中で最も大きな環境変化に伴い、これまで以上に生産体制が強化された。

再稼働に先立ち、ソーシャルディスタンスが確保された中で行われた従業員説明会と研修において、新しい作業パターン、オペレーション、環境保全についてのガイドラインを提示。再設計された製造施設では従業員間に2メートルの距離を確保し、一方通行の移動経路と交通の流れを可能にした。敷地内にある洗面所でさえ、使用できる人数を減らすために再設計されている。

フル稼働時と比較し50%程度の生産レベルに

11日からはベンテイガとミュルザンヌの生産ラインが再稼働しており、次週からはコンチネンタルGTとフライングスパーの生産ラインも再開される。

各生産ラインではタクトタイム(製造段階から次の製造段階への平均的なスタート時間)を2倍に設定したため、生産は数週間にわたって通常の50%程度の割合で行われることになる。また、各生産セルが1個のステージではなく2個のステージに分散されたことで、従業員同士の距離は十分に確保された。

残りの500名以上の製造担当者は、現在の感染状況の想定と政府のガイダンスに基づいて6月中旬までに復帰する予定。シャットダウン期間中、すべての従業員には困難な時期の不安を少しで和らげてもらうため、社内報、ビデオチュートリアル、新しく作成された従業員向けニュースアプリを通じて復帰後の変更点に関する情報共有も行われている。

従業員の安全を確保する「Come Back Stronger」プログラム

「Come Back Stronger」プログラムは、製造現場だけでなく、社内すべての部署に影響を与えることになった。現在、すべての工場及びオフィスエリアでフェイスマスクの着用が義務付けられているが、ベントレーは在宅勤務が可能な従業員にはその方針の維持を確約している。

フェイスマスク、手袋、ゴーグルなどの個人用保護具は必要に応じて従業員に提供され、並行して地域のケアセンターにも寄贈。また、定期的な清掃も強化され、会議の運営方法、工場内のアクセス方法、旅行などの分野での感染リスクを最小化するための明確なガイダンスも従業員に提供されている。

距離を置くことが困難なオフィスエリアやケータリング施設では、ベントレーの従業員が設計・製造したプラスチック製のパーテーションを使用。収容人数の制限、時差利用、離れた座席の使用などの管理措置に加えて、従業員同士の隔離も実現した。

また、すべての社内への出入口を見直し、人の流量を分散させるなど、現場での瞬間的な人口密度を管理するための新たな厳しい対策も講じられている。

世界中から集まる多数のバックオーダーを確保

ベントレーモーターズの会長兼CEOを務めるエイドリアン・ホールマークは、生産再開について次のようにコメントした。

「今はビジネスがより強固なものに戻るための大切な時期です。私たちは従業員、家族、お客様を守るために、広範囲にわたる新しい作業対策を導入しました。多くの人々の努力を受けて、ベントレー社内にいることは他の場所にいるのと同様に、従業員にとっても安全であると確信しています」

「私たちには強力な受注予約があります。なかには約8ヵ月先に生産される車両の予約もあるほどです。確立された部品供給ルートがあり、特別なクルマを一刻も早く手に入れたいと願う忍耐強いお客様がいるのです。私たちはこの継続的な需要を確実にコントロールするために、適切かつ慎重な方法で生産を強化していきます。生産中断という厳しい状況に置かれましたが、将来の持続可能なラグジュアリーモビリティをリードするための旅を続けていきます」

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