現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > ボルボ『XC90』『XC60』に48Vの最新HVパワートレイン“B5”を追加設定

ここから本文です

ボルボ『XC90』『XC60』に48Vの最新HVパワートレイン“B5”を追加設定

掲載 更新
ボルボ『XC90』『XC60』に48Vの最新HVパワートレイン“B5”を追加設定

 2017年時点で将来的に発売するモデルの「全電動化」を発表していたボルボが、SUVラインアップの旗艦モデルとなる『XC90』と、ミドルサイズの主力モデル『XC60』に、新開発48Vハイブリッドパワートレイン“B5”を初搭載。さらに限定車『XC90 B5 AWD Nordic Edition(ノルディック・エディション)』も設定し、4月23日より発売開始となっている。

 いつの時代も世界をリードする安全技術と堅牢な車体、スカンジナビアンデザインを特徴としてきたボルボ・ブランドは、中国の吉利汽車グループ傘下に入ってから大きな変革の時代を迎えており、新世代デザインへの移行と同時にDrive-E (ドライブイー)戦略と銘打ち、内燃機関は2リッター4気筒以上を生産しない方針を打ち出してきた。

アウディ、新型『A3セダン』発表。流線形のボディにデジタルコックピットや6速MTなどを採用

 さらにその後も、環境意識の高まりを受け大胆な電動化シフトを打ち出し、2017年には「2019年以降に発売予定の新型モデルは、全車に電動化技術を盛り込む」と宣言している。

 そのボルボの歴史上初となる新開発48Vハイブリッドパワートレイン“B5”は、SGM(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター・モジュール)による回生ブレーキで発電した電力を48Vリチウムイオンバッテリーに蓄電し、エンジンの始動や動力補助を行う最新トレンドを持つハイブリッドシステムとなる。

 このシステム出力250PS(184kW)/350Nmを誇るB5では、スターターモーターに代わりISGMを用いてエンジン始動を行うことにより、アイドリングストップ後の再始動時におけるノイズやバイブレーションの大幅な低減を実現し、ガソリンエンジン本体もDrive-Eの第3世代となる4気筒2リッターエンジンを採用した。

 この新エンジンは新世代ボディ構造とともに、高いレベルの衝突安全性能も考慮したコンパクト設計に加え、シリンダーの表面処理の改良などエンジン内部の摩擦(フリクション)低減を図るとともに、CDA(シリンダー・ディ・アクティベーション/気筒休止)システムを導入したことで、一定条件を満たした状態での2気筒走行が可能となっている。
 またエンジンパフォーマンスに影響を与えることなく車内外の騒音レベルを抑えるため、エキゾーストシステムをはじめさまざまな機構の改良も実施し、より上質感のある走行性能と実用域での燃費も向上させた。

 一方、ロックアップ機構付きの電子制御8速ATにも改良を加え、バイ・ワイヤー化したことにより『XC60 B5 AWD Inscription』には“T8 Twin Engine”と同様にスウェーデン・オレフォス社のクリスタルガラス・シフトノブを採用している。

 そのB5導入に合わせて『XC90 B5 AWD Momentum』をベースに設定された『XC90 B5 AWD Nordic Edition』は、人気オプションのパノラマ・ガラス・サンルーフやharman/kardonプレミアムサウンド・オーディオシステムに、通常のMomentumグレードには設定のない専用20インチ・アルミホイールなどを装備。

 スカンジナビアンデザインを感じさせるリニア・ウォールナットウッドパネル他、カラーコンビネーションの内外装を設定したディーラー特別限定車となっている。

 もちろん、その他の新世代ボルボ車と同様に対向車対応機能や歩行者・サイクリスト検知機能、インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)などを備えるCity Safety(衝突回避・被害軽減ブレーキ・システム)をはじめ、全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)、パイロット・アシスト(車線維持支援機能)、BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)、衝突回避・被害軽減ブレーキ機能付CTA(クロス・トラフィック・アラート)、ランオフロード・ミティゲーション(道路逸脱回避機能)、オンカミング・レーン・ミティゲーション(対向車線衝突回避支援機能)など16種類以上の先進安全・運転支援機能を持つ“IntelliSafe(インテリセーフ)”を全車に標準装備している。

 内外装、シートカラーともに3色のコンビネーションが用意され、『XC60』のB5系は2グレードで634万~734万円。『XC90』はMomentumの1グレード展開で824万円に。そして100台限定の『XC90 B5 AWD Nordic Edition』は879万円となっている。

こんな記事も読まれています

マツダ「CX-80」を世界初公開! 最上級3列シートの新型SUV、日本での発売はどうなる?
マツダ「CX-80」を世界初公開! 最上級3列シートの新型SUV、日本での発売はどうなる?
くるくら
三菱「新型パジェロ」!? 登場“2026年”か!? 復活待望の「本格SUV」はタフ顔&高級感アゲアゲに? 大胆デザインの予想CG登場
三菱「新型パジェロ」!? 登場“2026年”か!? 復活待望の「本格SUV」はタフ顔&高級感アゲアゲに? 大胆デザインの予想CG登場
くるまのニュース
唯一無二の存在感をレゴで再現 「レゴテクニックKawasaki Ninja H2R」発売
唯一無二の存在感をレゴで再現 「レゴテクニックKawasaki Ninja H2R」発売
バイクのニュース
500%も! akippaがゴールデンウィークの駐車場混雑を予想
500%も! akippaがゴールデンウィークの駐車場混雑を予想
レスポンス
【ブレイズ】電動3輪スクーター「EVデリバリー」が豊橋農業協同組合に導入
【ブレイズ】電動3輪スクーター「EVデリバリー」が豊橋農業協同組合に導入
バイクブロス
ディーゼルは「オワコン」なんかじゃない! 「水素×ディーゼル」もアリのカーボンニュートラルに向けた可能性
ディーゼルは「オワコン」なんかじゃない! 「水素×ディーゼル」もアリのカーボンニュートラルに向けた可能性
WEB CARTOP
ヤマハ、復活へ向けて本腰。MotoGPスペインGP翌日のヘレス公式テストで”ニューマシン”をテストへ
ヤマハ、復活へ向けて本腰。MotoGPスペインGP翌日のヘレス公式テストで”ニューマシン”をテストへ
motorsport.com 日本版
駐車枠の予約に詳細な満空情報! 普段見慣れたSA・PAがもの凄い勢いでいま進化している
駐車枠の予約に詳細な満空情報! 普段見慣れたSA・PAがもの凄い勢いでいま進化している
WEB CARTOP
マツダ「和製スーパーカー」実車公開! 「ロータリー・ミッドシップ」降臨に衝撃! 斬新「RX500」幕張に登場で反響集まる
マツダ「和製スーパーカー」実車公開! 「ロータリー・ミッドシップ」降臨に衝撃! 斬新「RX500」幕張に登場で反響集まる
くるまのニュース
フェラーリF1、マイアミGPでSF-24のカラーリングを変更。2種類のブルーを取り入れたスペシャルバージョンを導入へ
フェラーリF1、マイアミGPでSF-24のカラーリングを変更。2種類のブルーを取り入れたスペシャルバージョンを導入へ
AUTOSPORT web
苦戦から一転。RBリカルド、F1中国GPでは「速さを感じていた」決勝ではあえなくストロール追突でリタイア
苦戦から一転。RBリカルド、F1中国GPでは「速さを感じていた」決勝ではあえなくストロール追突でリタイア
motorsport.com 日本版
カワサキ、2024年限りでWSBKのファクトリー参戦終了。復活するビモータにエンジン供給
カワサキ、2024年限りでWSBKのファクトリー参戦終了。復活するビモータにエンジン供給
motorsport.com 日本版
「岡山環状道路」2024年度延伸へ! 2本の国道結ぶ「南西区間」開通で岡山港方面も便利に
「岡山環状道路」2024年度延伸へ! 2本の国道結ぶ「南西区間」開通で岡山港方面も便利に
乗りものニュース
セゾン自動車火災保険、10月から「SOMPOダイレクト損害保険」へ
セゾン自動車火災保険、10月から「SOMPOダイレクト損害保険」へ
日刊自動車新聞
トヨタが「新ランドスケープ」発売! 685万円のゴツ×アゲな「クロスオーバー」公開! みんなの声は?
トヨタが「新ランドスケープ」発売! 685万円のゴツ×アゲな「クロスオーバー」公開! みんなの声は?
くるまのニュース
Uターン苦手なバイク初心者も大歓迎! ライディングを基礎から学ぶ「ヤマハ バイクレッスン」に、ほぼほぼ初心者ライダーの北向珠タがチャレンジしてみました!!
Uターン苦手なバイク初心者も大歓迎! ライディングを基礎から学ぶ「ヤマハ バイクレッスン」に、ほぼほぼ初心者ライダーの北向珠タがチャレンジしてみました!!
バイクのニュース
“メルセデス・ベンツの大定番”はどう進化? 新型「Eクラスステーションワゴン」公道での印象は? “人気低迷中のワゴン”でも人気が衰えない秘密とは
“メルセデス・ベンツの大定番”はどう進化? 新型「Eクラスステーションワゴン」公道での印象は? “人気低迷中のワゴン”でも人気が衰えない秘密とは
VAGUE
「カワサキ プラザ奈良」がグランドオープン!広い店内にゆったりと、新型車を中心に展示!  
「カワサキ プラザ奈良」がグランドオープン!広い店内にゆったりと、新型車を中心に展示!  
モーサイ

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

739.0839.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

42.0835.0万円

中古車を検索
XC60の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

739.0839.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

42.0835.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村