昨年、『Yogibo Drago CORSE』としてスーパーGTに参戦したYogibo Racingは、2022年シーズンのGTワールドチャレンジ・アジアに参戦することを発表した。
『快適すぎて動けなくなる魔法のソファ』のキャッチコピーで知られるYogiboを取り扱う株式会社ウェブシャークは、2021年より道上龍率いるドラゴコルセとジョイントし『Yogibo Drago CORSE』としてスーパーGTのGT300クラスに参戦した。
■F1参戦が目前で頓挫……あの時の悔しさを原動力に、復帰したスーパーGTでチームを率いる芳賀美里
これまでYogiboの日本代理店という立ち位置にあったウェブシャークは、2021年末には米国のYogibo本社を買収。日本のブランドとなった“Yogibo”をよりグローバルに展開することを目指す2022年は、Yogibo Racingとして戦いの舞台をアジアに移すこととなった。
GTワールドチャレンジ・アジアは、SROモータースポーツが展開するシリーズのひとつであり、同じ規則の下で行なわれるインターコンチネンタルGTチャレンジへの参戦も可能となる。したがって、Yogibo Racingにとって2022年のGTワールドチャレンジ・アジア参戦は「世界に繋がる挑戦」と捉えているようだ。
参戦体制に関しては、昨年Yogibo Racingと共にモータースポーツ界に復帰した芳賀美里が監督を務める。車両はフェラーリ 488 GT3 EVOだ。
このフェラーリを駆るのは、横溝直輝と藤波清斗のふたり。横溝はフェラーリ 488 GT3での経験が豊富であり、昨年もPACIFIC CARGUY Racingで488 GT3をドライブしている。また藤波はスーパーGTのGT300クラス、スーパー耐久のST-Xクラスでの王座獲得経験があり、GT3車両での実績は十分だ。
監督を務める芳賀は、プレスリリースの次のようにコメントした。
「2021年、モータースポーツに参戦を果たしたYogibo Racingには非常に多くのファンの皆さまからたくさんのご声援を賜りました。まずは皆さまからのご支援に厚く御礼申し上げます。また私個人としても、レーシングチームの監督としての復帰の一年で、たくさんの方々から多くの事をご教授いただき、大きく成長することができたと思っております」
「2022年、Yogibo Racingは世界での戦いを目指し、まったく新しい体制でGTワールドチャレンジ・アジアに参戦致します。横溝選手はフェラーリのことも、このシリーズのことも熟知している頼もしいエースです。そして藤波選手も若く、スピードがあり、またとても魅力的な人物です。新しい挑戦となりますが、監督としてこれまで得てきたことを活かし、多くの方に喜んでいただけるようなレースをご覧に入れられるように頑張って参りたいと思います。ぜひYogibo Racingにたくさんのご声援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」
なお2022年のGTワールドチャレンジ・アジアは、5月にセパンで開幕。全6戦が開催予定だが、その内4戦が日本戦の“ジャパンカップ”となっており、既に多くの日本チームが参戦を表明している。
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