現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > これが最後の純ガソリン「タイプR」か…登場秒読み新型シビックR情報

ここから本文です

これが最後の純ガソリン「タイプR」か…登場秒読み新型シビックR情報

掲載 46
これが最後の純ガソリン「タイプR」か…登場秒読み新型シビックR情報

 発売前の新型車情報は、信頼できる情報筋からのリークであったり、やや怪しい筋からの不確かな情報をより合わせて伝えたり、さまざまなパターンがある。そのなかでも時折、メーカー自身が正式発売決定とその発表時期をはっきり明言している新車情報もある。

 今回の「新型シビックタイプR」がそのひとつ。現行型シビックハッチバックの世界初披露時(2021年6月)、「2022年に新型シビックタイプRを出す」と公言している。本稿ではそんな新型シビックタイプRの現時点での公開情報と、それを元に取材を進めた内容を整理してお伝えしたい。

売却価格は「1ポンド」。ホンダF1からブラウン・グランプリへ、そしてメルセデスに至るという皮肉

文/ベストカーWeb編集部
写真/ベストカー編集部(予想CG)、佐藤正勝、HONDA

[gallink]

■ベース車の開発当初から「タイプR」を意識

 1997年の初代(EK9型)登場以来、新型で実に6代目となるシビックタイプRが、2022年夏頃にデビューする。現行型となる11代目新型シビックハッチバックのボディにハイパワーターボを搭載した、純ガソリン仕様の世界最高峰FFスポーツとなる。

「世界最速のFFスポーツ」の座を奪還すべく、シビックタイプRは登場する(画像はベストカー編集部制作の予想CG)。ホンダ製スポーツカー最後の純ガソリン仕様となる可能性が濃厚だ

 ホンダの三部敏宏社長は2021年4月の就任会見で、「日本国内では、2030年にハイブリッドを含めて新車販売を100%電動車とする。」と明言。モデルサイクルを考えると、これが最後の純ガソリン仕様スポーツカーとなる可能性が高い。それだけに、ホンダのこれまでのガソリンエンジン&スポーツカーの集大成となるだろう。

 次期型タイプRは(一時期ハイブリッド化も検討されたものの)2L、直4VTECターボを継続採用するのが最新情報だ。つまり、正常進化型モデルチェンジとなる。

 エンジンスペックは320ps/40.8kgmと従来型同様ながら、細部の改良によりトルク特性をチューニング。コーナー立ち上がりのレスポンスに優れたエンジンに進化しているという。予想サイズは全長4560mm×全幅1875mm×全高1415mm。搭載されるトランスミッションはもちろん6MTのみ。

 ベースとなる現行型シビックは当初からタイプRの存在を念頭に置いて開発が進められており、ハイレベルのパワー、コーナリングスピード、超高速域での安定性を確保するためのボディ剛性が確保されているうえに、タイプRではさらなる強度アップのための専用の補強が施される。この強靭なボディが圧倒的な走りを生む。

 デザインは新型シビックを最新のエアロで武装したものとなるが、エアロだけにとどまらず、全幅を拡大してトレッドを広げるなど大幅に手を加えたものとなる。これもタイプRを念頭においた開発としたことによって、理想のスペックを追求できているというわけだ。

 従来型の最終仕様は多くのプロドライバーを唸らせる走りを実現していただけに、その進化版となれば否が応でも期待は高まる。間違いなく「ニュルブルクリンクFF市販車最速」の称号を掲げての登場となるだろう。

 正式デビューは、現時点では2022年5月との情報だが、半導体不足の影響などもあり、数カ月ほど先送りされる可能性もある。価格は従来型の最終限定車「リミテッド」の550万円を超える580万円程度が予想されるが、500万円前後のレースベース仕様が用意される可能性もある。

■先代シビックタイプRリミテッドと新型のライバルは

 従来型シビックタイプRの最後に加わった限定車「リミテッドエディション」の評価はすこぶる高いものだった。軽量化のほか足回りも細かく改良してベース車を上回る走りを実現。百戦錬磨のプロドライバーたちに絶賛されていたのが記憶に新しい。限定200台があっという間に完売した。

 当然、新型にはその開発ノウハウがすべて注入されている。従来型でも「究極のタイプR」と称されたものだが、新型は「究極を超えた究極」となるのだろう。期待は膨らむばかりだ。

 新型シビックタイプRが2022年に登場したとして(登場するのだが)、そのときのライバルは従来型同様、ルノーメガーヌR.S.となる。特にMTを設定する、よりスポーティな仕様の「トロフィー」がガチンコの相手。両車のガソリンターボ同士の対決はおそらくこれが最後となるだろう。ニュルのラップタイムはもちろん、普段使いの楽しさでも優劣を競う。

[gallink]

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

新潟~青森直結 壮大な「日本海東北道」全通まであと少し!? 約320kmの「すごい高速」最後の未開通部どこまで工事進んだ?
新潟~青森直結 壮大な「日本海東北道」全通まであと少し!? 約320kmの「すごい高速」最後の未開通部どこまで工事進んだ?
くるまのニュース
F1ラスベガスGP予選速報|ラッセルPP獲得! ガスリーが驚きの3番手。角田裕毅も7番手と好結果
F1ラスベガスGP予選速報|ラッセルPP獲得! ガスリーが驚きの3番手。角田裕毅も7番手と好結果
motorsport.com 日本版
ヒョンデ、旗艦EVの『アイオニック5』を刷新。次世代800V電源システムで航続距離は703kmに延伸
ヒョンデ、旗艦EVの『アイオニック5』を刷新。次世代800V電源システムで航続距離は703kmに延伸
AUTOSPORT web
名神ICに直結! 「彦根お城トンネル」が12月開通 高速道路から市中心部へ一気にワープ
名神ICに直結! 「彦根お城トンネル」が12月開通 高速道路から市中心部へ一気にワープ
乗りものニュース
ホンダ斬新「オデッセイSUV!?」に大反響! 「V6ワゴン」から進化の“最上級クーペSUV”に「カッコイイ」「モダンな見た目」の声も! 13年ぶりの「アヴァンシア」がスゴイ!
ホンダ斬新「オデッセイSUV!?」に大反響! 「V6ワゴン」から進化の“最上級クーペSUV”に「カッコイイ」「モダンな見た目」の声も! 13年ぶりの「アヴァンシア」がスゴイ!
くるまのニュース
ロバート・クビサ、2025年も3台目のフェラーリ499Pをドライブへ。AFコルセ残留が決定
ロバート・クビサ、2025年も3台目のフェラーリ499Pをドライブへ。AFコルセ残留が決定
AUTOSPORT web
アルファ・ロメオ・トナーレでジュリエッタ乗りに出会う【新米編集長コラム#9】
アルファ・ロメオ・トナーレでジュリエッタ乗りに出会う【新米編集長コラム#9】
AUTOCAR JAPAN
ル・マン優勝のポルシェ「917K」がなんと550万円!? ホンダエンジンを搭載した子供向けジュニアカーの大きさは実車の7割…おもちゃにしては高すぎる!?
ル・マン優勝のポルシェ「917K」がなんと550万円!? ホンダエンジンを搭載した子供向けジュニアカーの大きさは実車の7割…おもちゃにしては高すぎる!?
Auto Messe Web
ライバルかつ僚友のトヨタWRC育成ふたりがラリージャパン初参戦。お互い「負けたくない」と意識
ライバルかつ僚友のトヨタWRC育成ふたりがラリージャパン初参戦。お互い「負けたくない」と意識
AUTOSPORT web
高性能4シーターオープン、メルセデスAMG『CLE 53カブリオレ』発売、価格は1400万円
高性能4シーターオープン、メルセデスAMG『CLE 53カブリオレ』発売、価格は1400万円
レスポンス
【特許画像リーク!】来年デビュー予定の新型「BMW iX3」のリーク画像を入手!コンセプトモデルのほぼそのまま量産される
【特許画像リーク!】来年デビュー予定の新型「BMW iX3」のリーク画像を入手!コンセプトモデルのほぼそのまま量産される
AutoBild Japan
【中国メーカー初受賞】BYDシール 「Euro Car Body 2024」車体構造デザイン部門で第3位
【中国メーカー初受賞】BYDシール 「Euro Car Body 2024」車体構造デザイン部門で第3位
AUTOCAR JAPAN
アルファロメオ『33ストラダーレ』新型、「ベスト・イン・クラシック2024」の最高賞を受賞
アルファロメオ『33ストラダーレ』新型、「ベスト・イン・クラシック2024」の最高賞を受賞
レスポンス
新車77万円! ホンダ革新的「コンパクトカー」に「安くて広くて最高!」の高評価! 全長3.7mで「フィット」より小さい“街乗り最強”モデルとは! デザイン&乗り心地も大満足
新車77万円! ホンダ革新的「コンパクトカー」に「安くて広くて最高!」の高評価! 全長3.7mで「フィット」より小さい“街乗り最強”モデルとは! デザイン&乗り心地も大満足
くるまのニュース
トヨタ新型「最小級SUV」登場か!? 「ヤリスクロス」より小さい“静音モデル”に「カッコいい!」と反響アリ! 「bZ1X」かもしれない新型車に期待大!
トヨタ新型「最小級SUV」登場か!? 「ヤリスクロス」より小さい“静音モデル”に「カッコいい!」と反響アリ! 「bZ1X」かもしれない新型車に期待大!
くるまのニュース
エバンスが0.7秒リードの接戦。トヨタ2台がパンク、ヌービルに“ノーパワー”トラブル/ラリージャパン デイ2午前
エバンスが0.7秒リードの接戦。トヨタ2台がパンク、ヌービルに“ノーパワー”トラブル/ラリージャパン デイ2午前
AUTOSPORT web
ええええぇついに最後か!? 鮮明なボディカラーに思わず見とれる!!!!!!!!! 爆速2Lターボのホットハッチ[AMG A45 S]の魅力度がマシマシ
ええええぇついに最後か!? 鮮明なボディカラーに思わず見とれる!!!!!!!!! 爆速2Lターボのホットハッチ[AMG A45 S]の魅力度がマシマシ
ベストカーWeb
なんちゃってセレブ、ヒョンデ新型「アイオニック5N」の「ファーストエディション」を激オススメ! 限定50台のうち22台が「マガリガワ クラブ」に集合!
なんちゃってセレブ、ヒョンデ新型「アイオニック5N」の「ファーストエディション」を激オススメ! 限定50台のうち22台が「マガリガワ クラブ」に集合!
Auto Messe Web

みんなのコメント

46件
  • 安価でありながら、高性能でありワンクラス上を相手にする車だったのに。
  • フィットに同じエンジン(ターボ無し)で
    タイプR作れないのかね
    シビックのこの価格帯では買える人が少な過ぎる
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

499.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

93.0899.8万円

中古車を検索
シビックタイプRの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

499.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

93.0899.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村