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奢らないハイパフォーマンスモデル──新型ディフェンダーオクタ試乗記

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奢らないハイパフォーマンスモデル──新型ディフェンダーオクタ試乗記

ディフェンダーシリーズの頂点である新型「ディフェンダーオクタ」を、『GQ JAPAN』ライフスタイル・エディターのイナガキがテストドライブ。あらゆる道で、“オクタ”らしさが光っていた!

新型ディフェンダーオクタの特徴

オフロードを“爆走”すべし!──新型ディフェンダーオクタ試乗記

1.概要2.エクステリア3.インテリア1.概要

新型ディフェンダーオクタが日本に上陸した。

新型ディフェンダーオクタは、ディフェンダーシリーズのハイパフォーマンスモデルだ。すでに「V8」グレードが用意されているものの、それを上まわる性能を得たのが特徴である。

新型ディフェンダーオクタのプレスリリースには「4x4ファミリー史上最もタフで、最も走破性が高く、最もラグジュアリーな新たなヒーローモデル」と、記されている

“最も”という言葉が3度も繰り返されているのが気になった。「新型ディフェンダーオクタ、そんなに最高なのか!?」と、半信半疑だったものの、新型ディフェンダーオクタのテストドライブ後、その文言に納得。今までのディフェンダーシリーズとは明らかに違う。

2.エクステリア

新型ディフェンダーオクタのエクステリアは、ハイパフォーマンスモデルといっても控えめだ。先日試乗したベントレーの新型「ベンテイガスピード」もそうだったように、イギリス車は派手なエアロパーツをこれみよがしに装着しない。ユーザーによっては物足りないかもしれないが、個人的には好ましい。

新型ディフェンダーオクタには走行性能を高めるべく、ボンネット下により多くの空気が流れるようにした独自のフロントグリル、4本出しのアクティブエキゾーストシステムを組み込んだ専用リヤバンパー、グラファイト仕上げのアルミニウム合金フロントアンダーシールドを含む強靭なアンダーボディプロテクションなどを装備。

新型ディフェンダーオクタはボディカラーを全4色用意。「ペトラカッパー」&「フェローグリーン」と呼ぶオクタ専用プレミアムメタリック仕上げに加え、「カルパチアングレイ」&「シャラントグレイ」を用意。各色には光沢のあるナルヴィックブラックのコントラストルーフとテールゲートを組み合わせる。

個人的には新型ディフェンダーオクタの実車で見た、ペトラカッパーが印象的だった。太陽光の照射角度によって、微妙に色合いが変わっていくのが美しい。落ち着きあるボディカラーゆえ、一見するとハイパフォーマンスモデルとわからないのが、謙虚でイイ。

3.インテリア

新型ディフェンダーオクタのインテリアは、標準モデルと共通デザインだ。エクステリア同様、これみよがしな派手なパーツは備わらない。いたるところにカーボンファイバーが散りばめられたドイツ&イタリア車とは異なる、新型ディフェンダーオクタ独自の世界観だ。

レンジローバーシリーズなどがあらゆる機能操作をインフォテインメントディスプレイ内に集約したのに対し、ディフェンダーシリーズはエアコンや走行モード(テレインレスポンス2、ダイナミックプログラム付)などは物理的なスイッチでも操作可能だ。

新型ディフェンダーオクタのトリムには、セミアニリンレザーに加え従来のレザーより30%軽く、耐久性に優れたウルトラファブリックスも用意する。

新型ディフェンダーオクタのフロントシートは、ヘッドレスト一体型のパフォーマンスタイプ。しかもディフェンダー初採用の「ボディ&ソウルシート」によって、臨場感溢れる音楽が楽しめる。スピーカーから流れる音楽に合わせてシートが振動するのだ。

BMWの新型「7シリーズ」にも似たような機能(Bowers & Wilkinsのダイヤモンド・サラウンド・サウンド・システム)を搭載するが、聴き比べるとボディ&ソウルシートの方が迫力ある。

新型ディフェンダーオクタのリヤシートや荷室は、標準仕様と変わらない。高い実用性も新型ディフェンダーオクタの魅力だ。

▲次ページ「オフロードを“爆走”すべし!」

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