2021年12月の外国メーカーの輸入乗用車登録台数は2万4,238台(前年同月比14.9%減)となった。年間累計では25万8,637台(同1.7%増加)とかろうじてプラスを維持したが、年末のかき入れ時に苦しい状況は否めない。登録低迷の主因となっているのは半導体など部品不足を原因とした納期の長期化。そんな中、状況改善がなかなか見通せないことを逆手にとって、新たな販促キャンペーンを始めたブランドもある。
フォルクスワーゲングループジャパンが今年2月末まで展開している「アーリーデリバリー キャンペーン」は、「T-Roc」(写真1-3)「T-Cross」(写真4-5)「ポロ」(写真5-6)の3車種について、短い納期での納車を約束するもの。同時にローンの低金利キャンペーンも実施し、ライバルたちとの差別化を図ってきた。同社によれば、本国との交渉で限られた生産枠を日本のために確保したとのことで、ボディカラーやオプションなどの仕様は選択の幅は狭まる可能性がありそうだが、所有車の車検が迫っているなど切羽詰まった状況にある顧客には嬉しい知らせだろう。
>>フォルクスワーゲン ポロのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
このうち、「T-Cross」「T-Roc」は2021年輸入SUV登録ランキングでワンツーフィニッシュを決めた人気車で、「ポロ」も手ごろな価格と上質感から日本市場での人気が高い。つまり、予めまとまった台数が期待できるゆえに本国も枠の確保に協力したと見られ、強力なラインアップを持つインポーターだからこそ可能になった施策と言えそうだ。
また、国産車も輸入車ほどではないにしろ納期が長期化している模様で、3車種をキャンペーンの対象に選んだのは、国産車との競合も考慮したのかもしれない。
納車の早さが付加価値になるとは時代の変化を感じるが、ディーラーにとっても値引きを抑制できるなどメリットが大きそうだから、他のブランドにも同様の取り組みは広がっていくかもしれない。生産枠の確保と早期納車のアピールが輸入車業界の新たなトレンドとなるか、今後の展開に要注目だ。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ホンダが「新型SUV」発表! トヨタ「ハリアー」サイズの「“クーペ”ボディ」採用! 斬新デザインがカッコイイ「e:NS2」中国で予約受付開始へ
「ランクル250販売前線」悲喜こもごも?? 意外に多い「辞退客」とは? ディーラーごとに対応は千差万別だった
マツダのETC取り付け位置に唖然……色々あってフツーの場所なったけど戻した方がよくね??
「盗まれた」県が怒りの声明 県道の工事現場から“かなり重い資材”が複数 被害総額300万円超
斬新“レッド内装”採用! ホンダ新型「“スポーティ”セダン」世界初公開! 異形ハンドル&特殊モニターに「カッコイイ」の声も!「GT」登場
みんなのコメント