■軽量FRスポーツ「S-FR」のコンセプトと現在の展望
トヨタが2015年の東京モーターショーで発表した「S-FR(エス・エフアール)」は、全長3990mmのコンパクトボディにFRレイアウトと6速MTを組み合わせた、ピュアなスポーツカーのコンセプトモデルです。
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技術面では、フロントミッドシップに配置されたエンジンによる理想的な重量配分、前後独立懸架サスペンション、そして車重1トン以下を目指す軽量設計など、走行性能へのこだわりが随所に見られます。
また、2016年の東京オートサロンでは、サーキット仕様の「S-FRレーシングコンセプト」も披露され、市販化への期待がさらに高まりました。
その一方で、トヨタからはS-FRに関する続報は発表されず、2020年頃には開発が凍結されたとの報道も見られました。背景には、利益確保が難しい価格設定、FRプラットフォームの専用設計に伴うコスト増加、GR86との住み分けといった課題、さらには業界全体の電動化シフトの影響があったとされています。
それでもS-FRの存在はトヨタ社内に一定の影響を与えており、「安価で操る楽しさを追求するFRスポーツカー」という理念は、GRブランド全体に引き継がれているともいえるでしょう。
2024年に入ると、ダイハツやスズキとの協業によってS-FRが復活するという報道が再燃しました。
とくに、ジャパンモビリティショーで披露された「ビジョン・コペン」との共通プラットフォームの可能性や、1.3リッター直列3気筒ターボの採用といった具体的な技術情報も浮上しており、2026年にも市販化されるのではとの期待が高まりつつあります。
また、「GRヤリス」や「GRカローラ」に搭載されている1.6リッターターボエンジンをダウンサイジングした1.3リッターターボがS-FRにも搭載されるのではないかとの情報もあり、共通部品の採用によるコスト削減が現実味を増しています。
こうした技術的な裏付けにより、S-FRの開発再開というストーリーには一定の説得力があるといえるでしょう。
S-FRが目指す価格帯は200万~300万円とされ、ライバルはマツダ「ロードスター」などです。
特に固定ルーフの2+2クーペという仕様は、オープン2シーターが主流の同クラス内で独自の立ち位置を築く可能性があります。
軽量FRスポーツの復活は、スポーツカー市場の再活性化にもつながるだけに、その動向には引き続き注目が集まります。
正式な発表は未だないものの、S-FRは今なお多くのファンにとって“諦めきれない存在”です。
開発を妨げた障壁は依然として存在するものの、ダイハツ・スズキとの協業という突破口が現実化すれば、“夢のようなエントリースポーツカー”が市販化に至る日は決して遠くないかもしれません。
今年秋に開催予定の「ジャパンモビリティショー2025」でのサプライズ発表に期待したいところです。
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みんなのコメント
ダイハツはコペンの後継、スズキはカプチーノの後継ということでオープン2シーターみたいだから、
このS-FRもヨタハチの後継でタルガトップの2シーターを期待したいところだが、
実際に売れる台数を考えたらトヨタは固定ルーフの2 2クーペにしてしまうのだろう。チョット残念。