洗車をすることで査定額が上がるのか、それとも全くの無意味なのか・・・ネット上では様々な意見があり、どちらが正しいのか分かりにくいかと思います。 結論は、「洗車したからといって査定額が上がることはない」ですが、「汚れと傷を誤認されて余計なマイナス査定避けることができる」というメリットはあります。本記事では査定前の洗車が必要な場合と不要な場合を、具体的な理由と事例を交えて解説し、少しでも高く売却するためのマル秘テクニックをご紹介します。後半には”査定前に絶対にしてはいけない4つのNG行動”も紹介していますので、ぜひ最後までご覧になってください。
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査定前の洗車は必要?
査定前の洗車は必要な場合と不要な場合があります。
双方の理由と事例を詳しく見ていき、自身の愛車がどちらのパターンに当てはまるのか、ここで明確な答えを出して洗車するかどうか意思決定していきましょう。
洗車が必要なケース
洗車が必要な場合は「新車同様に傷がほぼ無いにも関わらず、車は汚れている状態」の時です。
理由は、本来傷がほぼ無く高評価・高額査定してもらえる状態なのに、汚れを傷と誤認されて評価点を下げられてしまう可能性があるからです。
これは新車や新古車でなくても、傷が少ないことがセールスポイントになりうる美品の中古車全てに言える事です。
具体例としては、新車同様に傷がないく、評価点100点なのに、雨天時に飛び散った泥汚れや線状についた汚れなどを査定士に擦り傷と誤認されてしまい、「傷があり板金が必要」で評価点80点、査定額は数万円落とされてしまった、という事例があります。
査定士はお客様を待たせないようになるべく早い査定を求められるので、汚れを触って「これは傷ではなく汚れだ」という確認はいちいち致しません。
また、汚れの上から手で触れることでお客様の車のボディに薄傷が付く可能性もあるため、査定士が汚れを拭き取ったりすることもありません。
つまり、疑わしきは罰する方式で素早く査定を済ませようとするため、傷に見える汚れ=傷、という判断に至るわけです。
よって、洗車が必要なケースは、新車レベルで傷が少ない極上コンディションの中古車を所有している場合となります。
洗車が不要なケース
1か所でも明らかな傷・へこみがある場合は、いくら洗車しても評価はそれ以上下がることがないため、洗車は不要です。
理由は、車の外装評価は無傷=100点から傷が増えるごとに減点方式で評価され、”綺麗に見えるかどうか”は査定のポイントにはならないからです。
そして、誰が見ても分かるような傷やへこみを、査定士は絶対に見逃しません。
査定ミス一つで車の買取金額に数万円差が出て赤字になったり、お客様とのトラブルに直結するわけですから、中古車は私達が思っている以上に慎重に、徹底的に査定されているのです。
それでも、「傷があっても、洗車して少しでも綺麗に見せることで高く評価してもらえるのでは!?」と考える方が多くいらっしゃいますが、あくまで車の査定の基準は「綺麗に見えるか」ではなく「新車状態と比較して、修理や交換が必要な箇所はあるか」です。
結論、明確な傷がある中古車を査定に出す場合は、わずかな希望を洗車に託して洗車代や時間を無駄にするよりも、潔くそのままの状態で査定に出してしまったほうが賢明ということになります。
むしろ大事なのは内装の清掃
これまで洗車、つまり外装の評価について触れてきましたが、実は査定前に気を使うべきなのは外装よりも内装の清掃です。
外装評価との大きな違いは、内装評価は自分である程度上げることができるという点です。
内装は、ペットの毛、シートのシミ、タバコ臭などは即減点対象となりますが、臭いやペットの毛はその気になれば清掃することで査定前に復元することが可能です。
車の査定は外装評価+内装評価=総合評価となり、総合評価をもとに買取金額が算出されます。
つまり、いくら外装が綺麗でも内装が汚れていると評価は下がってしまうので、汚れが気になる場合は事前の清掃は必ず行ってください。
具体的な清掃方法は、ゴミや不要物を撤去し、においの原因となるもの(ぬいぐるみ・座布団・タオルケットなど)は全て車から降ろしておくようにしてください。
タバコを吸っている痕跡も残さないように灰皿は撤去し、周辺の灰汚れは清掃しておきましょう。
車内のにおいも大きな査定ポイントとなりますので、清潔感を感じるような種類の消臭スプレーで数日前からこまめに消臭しておくと安心です。
トランクは必ず開けられ、カバーも外されてペンライトで照らしながら検査されます。
どこかに押し込むように隠すのではなく、必ず車から荷物は降ろして清掃しておくことで内装評価は下がるどころか上がる可能性すらあります。
ここまで洗車の必要性と、内装評価の重要性について触れてきました。
では、洗車や清掃以外に査定額をUPさせる方法はないのでしょうか?
答えは続きの項目にあります。ぜひ引き続きご覧ください。
洗車以外で査定に有効な事と、高く売却するポイントを紹介!
洗車以外で査定に有効なことはいくつかありますので、それらをご紹介していきます。
ヘッドライトを磨く
まずは外装評価の話の延長として、ヘッドライトのケアについてご説明いたします。
ヘッドライトの白いくもりや黄ばみは外装評価の減点対象となります。
左右のヘッドライトの劣化具合が違うのであればフロントの事故・修復歴が一目で判断できますし、 ヘッドライトがクリアかどうかは美観にも大きく影響するため、査定前に磨いておくと査定額UPに繋がる可能性があります。
ヘッドライトの多くはガラス製ではなくポリカーボネートという樹脂でできており、ガラスよりも丈夫ですが、太陽から受ける紫外線によって劣化・変色するというデメリットがあります。
新車から3年から5年経った車は白いくもりが目立ち始め、10年経つと黄ばみも気になるようになります。これは洗車では落ちない変色なので、洗浄ではなく磨きが必要となります。
磨き方ですが、ここでは女性でも簡単にできるという条件のもと、ポリッシャーなどの電動工具やマスキングなどの面倒な下準備が必要ない、誰でもできる方法のみをご紹介します。
■ヘッドライトの磨き方
カー用品店やAmazonなどで、クロス付きのヘッドライトクリーナーを1,000円ほどで購入します。
クリーナーには数千円する高級なものもありますが、高いからすごく綺麗になるというわけではないので無視して安いものを買いましょう。最終的には査定に出して手放す運命の車です。
クリーナーを使用して、根気よくヘッドライトを磨き続けてください。
多少のくもりや黄ばみであれば輝きを取り戻し、マイナス査定を避けることがでるはずです。
くもりも黄ばみもない場合はヘッドライトを磨く必要はなく、逆に傷付けてしまう可能性もあるため、何もしないほうがよいでしょう。
10年落ち以上の車であれば、くもりや黄ばみが頑固で市販品のクリーナーだけでは取れない場合があります。ヘッドライトの劣化がひどい場合は、年式もそれなりに古いものだと思いますので、その場合は余計なことはせずにそのまま査定に出すことをおすすめします。
車内清掃でC評価を回避する
内装評価には全国共通の概念としてA・B・C・D・Eの5段階の評価があります。
ここでB以上の評価を取れるかどうかが、査定額に大きく影響を及ぼします。
それではまずはその評価基準を簡単に表でまとめたのでご覧になってください。
内装評価点 評価の基準A 修正・清掃の必要がないもの
(新車同様のレベル)B 使用する上で自然とついてしまう傷などがあるもの
(一般的な中古車クラス)C加修が必要
(タバコ臭、座席の破損、座席の大きなシミ、天井の汚れや剥がれ、ペット毛、内装部品の大きな破損など
簡単な清掃だけでは済まない劣化や破損があり、買い手が不快感を感じるものD 大きな加修が必要
(C評価の内容が数か所、または著しいもの)
建築現場や農家が長年使用した軽トラやバンがこの評価になります。E内装全体に大きな加修が必要なもの
(日常的に傷や汚れが蓄積されるバンやトラック、冠水車などがこれに当たります。ここでポイントとなるのは、「いかにB評価にもっていくか」です。
中古車としての商品価値が高いのはA・B評価で、C評価はマイナス、D以下は論外となります。
C評価になる基準は厳しく、たとえば下記のものがC評価です。
C評価になる基準座席に子供がこぼしたジュースのシミ
タバコの火種が落ちた焦げ跡が1箇所でもある
小さな汚れが沢山ある
革巻きハンドルがすれている
レザーシートの表面にスレやひび割れがある
座席のフチのシワ・使用感全体的な車内の使用感や雰囲気も重要視されます。
この内装C評価を貰わないようにするには、ダッシュボード、ドリンクホルダー回りの水ぶき清掃を徹底し、フロアマットは一旦外して外で水洗いして天日干しを行います。
座席の汚れに関しては、使用している時からドレスアップもかねて防水力のあるシートカバーを取り付けておきましょう。
もしすでに大きく汚れてしまっているのであれば、わざわざお金をかけてシートカバーで隠すことはせずに、潔くそのままC評価で売却したほうが無難です。
ダッシュボードやドア周辺などの樹脂パーツの小傷に関しては、市販品のタイヤワックススプレーを、強く絞った水タオルに染み込ませて拭き清掃すると光沢が出て傷も目立たなくなります。
レザーシートの劣化は「コロンブス アドカラー」という革靴用の補修・補色クリームで綺麗に復元することが可能です。
独特なカラーのレザーであれば調色が必要ですが、一般的な黒レザーであれば市販品をそのまま薄く塗り広げて使用すればB評価を貰えるほどきれいになります。
内装評価は見た目、におい、全体の雰囲気、この3つが重要です。
とにかく物を少なくして、いつも綺麗にしているように見せる事でB評価に近づけます。
純正品の準備
もし愛車をカスタムしている場合は、純正装備の有無がとても重要になります。
中古車の査定においては純正品のほうが高額査定となります。
その理由は、次の乗り手を選ぶことがなく売りやすくなるためです。
例えば、格好の良いアルミホイールでドレスアップしたクラウンは、若い方には人気があるかもしれませんが、シニア層はそういったカスタムを望んでいません。
純正品のままであれば、幅広い層に販売できるので、買取相場がUPします。
こういった理由があるため、アルミホイールやバンパー、グリルなどを社外品に交換してドレスアップしている方は、純正品を手放してはいけません。査定の際には純正品がどういった状態で保管してあるのかを必ず担当者へ伝えておきましょう。
複数社比較する
ボディの傷や内装の状態などを総合的に見るのは、あくまで査定士という人間で、その査定感覚は人によって多少異なります。
分かりやすく言うと、70点の車があった場合65点を付ける人もいれば75点を付ける人もいるわけで、中には「洗車のおかげで綺麗に見えたから少し高い点数を付けた」という人もいるかもしれません。
そのように評価点が人によって違うのであれば、買取金額100万円が98万円になったり102万円になったりする事も当然あり得ますし、相場感覚すら人によって若干異なります。
つまりより良い見方をしてもらうためには、買取店を比較して売り先を検討するしかありません。
そこで企業として信頼できるおすすめの一括査定業者を厳選して2社ほどご紹介いたします。
昨今の中古車業界の不祥事のせいで不安を抱えている人が多いかと思います。
今回2社しかご紹介しないのは、この2社なら信頼できると判断したからです。
査定前にしてはいけない4つのNG行動とは?
ここからは少し視点を変えた情報をお伝えします。
少しでも良く見せて査定額を上げようと、簡易的な修復や隠ぺいを試みる方がいらっしゃいますが、それらの多くは逆効果で、心象が悪くなるどころか売却後に重大なトラブルが発生し、違約金の支払いなどの問題に発展する可能性があります。
この項目では、そういった「してはいけない事例」を4つほどご紹介いたします。
市販のタッチペイントやシールで傷を修復
車のボディーカラーには色番号というものがあり、エンジンルームなどの目立たない場所にあるコーションプレートに車体番号とともに記載されています。
車のボディカラーには「黒」という色の中だけでも何十何百ものカラーがあります。
色番号を知らずに適当な同系色でタッチペイントを行ってしまうと、余計に美観が損なわれてしまい、さらなるマイナス査定になってしまう可能性があります。
市販品のタッチペンで傷を修復しても、板金修理したわけではないので評価は「傷有り」です。
特にラッカースプレーで傷を塗装するのは大幅なマイナス査定となるため厳禁です。
よほど綺麗に修正できる自信がある人以外は、余計な自己修復はやめておきましょう。
また、ステッカーなどで傷を隠す行為もNGです。買取後にはがすのが大変ですし、小さな傷を大きなステッカーで隠すと、そのステッカーのサイズごと丸々キズ判定されてしまうので逆効果となります。
過度な洗車
車のボディは繊細で、洗車するだけでも拭き傷や洗車機の傷が入ってしまいます。
頻繁に洗車機で洗車する人の車は全体的に薄傷が入り、光沢がなくなってしまい逆効果となります。
車を大事にしている人によく見られるのはボディ全体の薄い洗車傷や、フレームのふちに残るワックスの塊などで、これらはケアのし過ぎによる劣化です。
車を大事にし過ぎるあまり、洗車をし過ぎていると査定時には逆効果となります。
内装の破損の隠ぺい
熱によるダッシュボードの割れ、ドリンクホルダーの破損、 座席のタバコ焦げや破れを隠そうとする方は意外と多いものです。
ダッシュボードにぬいぐるみやタオルケットを置いたり、座席に座布団や荷物をおいてマイナス査定を避けようとしても、ほとんどの場合は見破られてしまいます。
仮にその場をしのいだとしても、後日減額されてトラブルになってしまいます。
買取店にとってあなたはお客様かもしれませんが、法律的には「売主」となり、売主には契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任法)が適用されます。
瑕疵(かし)とは、当事者の予期するような状態や性質が欠けていることを指し、この法律は売主ではなく買主側を守るものです。
中古車を売却した後に見えない瑕疵・隠れた瑕疵が発覚した場合は、本来得るはずだった利益損失分を含む損害賠償責任を請求できるため、悪い部分を隠して売却しようとする行為は相当なリスクがあります。
事故・修復歴の隠ぺい
事故・修復歴の隠ぺいもよくあるトラブル事例の一つですが、これも絶対に行ってはいけません。
査定士は、ドアなどのボルト部分に外した後(塗装の剥がれ)があるかどうかを見て、修復歴を探し当てます。フレームに関しては修正機の跡、溶接後などで判断することができますが、中には熟練した査定士でも見落としてしまうような、判断の難しい修復跡が見つかる場合があります。
この場合も契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任法)が適用され、損害賠償請求などのトラブルに発展する場合がありますので、事故・修復歴がある場合は正直に申し出ましょう。
車の売却と洗車に関するQ&A
車の売却と洗車に関する質問とその答えをご紹介します。
査定前のおすすめ洗車方法は?
ガソリンスタンドの洗車サービス+内装クリーニングが安くておすすめです。
特に内装クリーニングは2000円以下の値段でかなり丁寧に行ってくれるので、査定前の洗車が必要だと判断された方は利用してみてはいかがでしょうか?
なぜボディ汚れは査定評価に含まれないの?
査定は「元に戻せない損傷」を減点対象としているため、洗車して落ちる汚れは査定評価には含まれません。
買取後はプロによる洗車、清掃を行うため、買取前に洗車したからその分サービスして、という交渉も残念ながら通用しないようです。
車の売却と洗車のまとめ
状態がとても良い車にとっては査定前の洗車は効果的ですが、傷が1つでもある車にとってはほとんど無意味です。
洗車で査定額を上げようとするよりも、内装評価を上げるために車内清掃し、トラブルを避けるためにありのままを伝えてストレスの無い乗り換えを目指しましょう。
その際にはしっかりと比較検討もすることで、悔いのない、納得のいく乗り換えができるはずです。
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