香港ミシュランにも選ばれた「蘇哥清湯腩(ソーゴーチンタンラン)」は、通し営業でグループツーリングにもピッタリ!! おすすめのメニューは？

香港ミシュランにも選ばれたという本場の料理を堪能

　私、ライターのゴトーは食のライターをしていることもあり、常日頃から魅力的な飲食店を探しております。東京都西部に引っ越して奥多摩に近くなったものですから、奥多摩ツーリングで立ち寄るお店を重点的に探しているのですが、これがなかなかハードルが高い。

　伊豆箱根や房総方面に比べて飲食店が少ないということに加え、時間の制約があるんですよね。奥多摩を走ったあとに立ち寄りたいと考えても、到着する頃にはランチタイムが終わってしまうことが多いんです。

　でも探していたら出てきましたよ。奥多摩から都心に向かう帰路の途中に香港料理レストランがオープンしたのです。ツーリングがてら、いつもと違う料理を楽しんでみたいと考えているライダーにぜひオススメしたいお店です。

　今回紹介する蘇哥清湯腩(ソーゴーチンタンラン)は香港に12店舗を展開しているレストランチェーン。その日本第一号店が2024年10月、西多摩郡瑞穂町の国道16号線沿いにオープンしました。香港ミシュランにも選ばれたという本場の料理を楽しむことができます。香港料理って、なんかレアで面白そうでしょう？

　国道16号線沿いでアクセスも良好。奥多摩から青梅街道を走ってきたら国道16号を埼玉方面に右折。少し走ると大きな看板が見えてくるはず。駐車場が広いのでグループでも利用しやすいはず。しかも11時から22時まで通しで営業しているんですよ。奥多摩を思う存分走ってからでも十分に間に合うんです。温かい麺類がたくさんあるのも嬉しいところです。

　店内は広くて清潔。席数もファミレス並みにあります。

　中国人スタッフが色々説明してくれるので、じっくりと耳を傾けてみてください。日本にいながら香港に来たような雰囲気が楽しめるのもこのお店の魅力です。

　蘇哥清湯腩に行ったなら、ぜひトライしていただきたいのが香港式の肉料理。ライターのゴトーのオススメはなんといっても皮付き豚肉のローストです。

　日本ではあまり一般的でない皮付き豚肉ですが欧米や中国では大人気の部位。皮の部分がサクサクになっているのでジューシーな肉の食感とのコントラストを楽しむことができます。

　実はゴトーもこの料理が大好物。日本では食べられるレストランが少ないので自分でつくろうと試行錯誤しているんですが、これがなかなか難しい。蘇哥清湯腩で見つけたもので真っ先にオーダーしてしまいました。期待通りの味とクリスピーさに大満足です。

　ローストダックも香港風。アヒルはチキンとは明らかに違う味わい。味がチキンと違って濃いんですよ。しかもじっくりローストされたことで肉の美味しさがさらに凝縮しています。こちらもパリパリになっている皮の食感を楽しむことができます。

　香港チューシューもオススメされたのですが、これは次回の楽しみにすることにしました。

　牛すじ、ハチノスなども人気だということ。普段目にすることがない料理があるので、メニューを見ているだけで目移りしてしまいます。肉料理は定食にすることもできます。

　麺類は香港から輸入したスパイスなどをふんだんに使った薬膳のスープがベース。ツーリングで冷え切ったからだが芯から温まることでしょう。担々麺には自信ありとのこと。

　この日は牛すじとハチノスが入った欲張りな担々麺にしました。じっくり煮込まれた牛すじとハチノスの食感が楽しい。若干甘めな味付けになっているのが香港ぽい感じ。

　変わったところではお米を使った麺もあります。米粉ベースの麺としてはベトナムのフォーが有名ですが、香港のものは製法が違うので味も食感も別物だということです。

　極太の春雨を酸味と辛味のあるスープでいただく酸辣麺も香港料理ならでは。次に行ったときは酸辣麺をいただきたいと思っています。

　こちらは海老ワンタン麺。塩味のスープで上品な味わい。海老ワンタンのみをオーダーすることも可能です。

　餃子は水餃子なのかと思ったら焼き餃子でした。中国や香港では水餃子が主流なんですが、最近は現地でも焼餃子が増えてきているようです。やっぱり中国の方が作る餃子はレベチです。グループで行って色々と取り分けながら、ワイワイと食事を楽しむのが良さそうです。

　横田基地に近いので、福生周辺を観光しながら立ち寄るというのもあり。珍しい料理が揃っていて、使い勝手も良い店なので、ぜひ利用してみてください。