【MotoGP】このバイクすごいよ！ アレックス・マルケス、2024年型ドゥカティは「これまでで最高のバイク」

　グレシーニのアレックス・マルケスは、2025年シーズンに使用するドゥカティ・デスモセディチGP24を高く評価した。

　マルケスは今年でドゥカティ陣営のグレシーニで3年目を迎える。兄であり昨年チームメイトだったマルク・マルケスが今季はドゥカティのファクトリーチームへ昇格し、後任として新人フェルミン・アルデゲルが加入したためチームリーダーとしての立場で新シーズンに挑む。

　そしてマルケスはグレシーニを引っ張っていく準備はできているとばかりに、セパンテストでは兄マルクやフランチェスコ・バニャイヤらファクトリーチームを上回るタイムを記録し、総合トップタイムで3日間を終えてみせた。

　レースペース面でもかなり好調だったマルケスは、セパンテスト3日間を振り返り、非常にポジティブなものだったと語った。

「テスト3日目は本当にポジティブだった。初日と2日目もかなり良かったけど、それ以上だったね」

　マルケスはそう語る。

「全体的に僕らは素晴らしい仕事ができたよ。1周のパフォーマンス以上にね。タイムアタックでこの位置にあるけど、バイクは僕の要求によく反応してくれているようだ。でもそれ以上にレースペースが良い事が素晴らしい」

「スプリントレースのシミュレーションが本当に良かったんだ。全てが上手く進んでいるようだ。ただここセパンは大好きで僕が常に速いコースだからね。興奮しすぎずに、（次回テストの）タイでの状態を見ていかなきゃ」

「僕らはモンメロ（2024年末のバルセロナテスト）でも速かったし、ここでも順調に来ている。タイは経験豊富な場所ではないけど、気に入っているよ。あそこで自分たちの状態や、ファクトリー勢がどれくらい素早くまとめてくるか、様子を見てみよう」

　ドゥカティの2024年型バイクについて、マルケスはより昨年よりも自信を持って乗ることができているという。

「昨年はGP23でかなり苦しんだのも事実だ。でも苦しいときにこそたくさんの学びがある。だからその苦労は全て2025年に役立つだろう。GP23では自信の程度は10点中7点というところだったけど、今年の（2024年型では）もう9点だ。これは大事なことだよ」

　GP24をそう評価したマルケスに、これまで乗ったバイクでもベストバイクかと尋ねると、「これまで乗ってきた中ではイエスだ」と答えた。

「GP24はベストだ。でもGP22も凄く良かったね。2022年型とは姉妹版のようで、凄く乗っていて良い気分なんだ」

「でも冷静にならないといけない。素晴らしい仕事ぶりだけど、まだたくさんの見極めなくちゃいけないことがある。テストを終えて、全てのファクトリーがまとめ上げてきたときに、僕らの位置を確かめるんだ」

Comments

[yos********]

という事は23年式でそれも移籍1年目で優勝をした兄のマルケスは凄いと言うことかな。

[tes********]

Moto3、２とチャンピオン獲ってるから本来速いライダーなんだけど、冷静さを失うのかこれまで単独転倒や他のライダーに接触が多かったと思う。今年はワークス勢がGP25を完全に理解する前のシーズン序盤に上位に食い込むチャンスがありそうだ。