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ダカール連覇を狙うトヨタ、”予想以上”の大激戦。マラソンステージが鍵に

ダカール連覇を狙うトヨタ、”予想以上”の大激戦。マラソンステージが鍵に

 2020年のダカール・ラリーも競技9日目を終了し、残すは3ステージ。いよいよ終盤にさしかかっている。そんな中、四輪クラスの優勝争いは24秒差の大接戦となっている。

 総合首位に立っているカルロス・サインツSr.(X-Raid ミニ)の背後に、昨年王者であるナサール・アルアティヤ(トヨタ)がぴったりとつけているのだ。

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 2019年のダカール・ラリーにおいて、アルアティヤは序盤からリードを広げていく力強い走りを見せ、最終的に46分ものリードを築いてトヨタにダカールでの初優勝をもたらした。

 トヨタのハイラックスは、2020年ダカール・ラリーに向けての前哨戦となったモロッコラリーでもX-Raid ミニ勢を退けた。しかしながら、ダカール・ラリーの本番では厳しい戦いが続いている。

 実際、アルアティヤは今年まだステージ優勝がなく、トヨタ勢がステージ優勝を飾ったのは2日目のジニエ・デ・ヴィリエのみだ。X-Raid ミニ勢は合わせて7度、首位のサインツに至っては3度ステージ優勝している。

 1月15日のステージ10は、マラソンステージに指定されている。走行終了後にチームによるマシンメンテナンスを受けることができず、ドライバーはマシンに極力ダメージを与えないように気をつけながら走行することになる。

 そんな過酷なステージを前に、トヨタのチーム代表であるグリン・ホールは、アルアティヤについて次のように語った。

「我々の仕事は、彼のクルマが100%の状態であることを夜の間に確認し、彼を送り出してプッシュさせることだ」

「激戦になっている。私が予想していたよりもはるかに激しい。モロッコから何かが変わってしまったんだ」

 ホールとアルアティヤは以前、吸気リストリクターのルールについて、不公平だと訴えていた。四輪駆動のハイラックスは37mm、二輪駆動のX-Raid ミニバギーは39mmと、トヨタの方が制限が厳しいのだ。

「四輪駆動のマシンはあまりにも不利だ。バギーを追い続けられるのは僕だけだ」と、アルアティヤは話した。

「サウジアラビアでのダカールは、本当にバギーに適している。それについて疑いはない。僕は100%以上プッシュしている。分かるかい? それはクレイジーなことなんだ」

 多くの競技参加者が、2020年のダカール・ラリーのルートについて比較的高速だと考えている。サインツも「確かにラリーレイドというよりはラリーのようなペースで進んでいる」とコメントしている。

 しかしながら、ステージ10はよりチャレンジングなものになると予想されている。ホールは、トップグループの速度が85km/h(ステージ9)から70~72km/hに下がると考えている。

「今後は何が起こるか分からない。ステージ10はサプライズが起きるかもしれない」

「7時間近い長いステージだから、ステファン(ペテランセル)はよだれを垂らしているだろう。今日より平均で10km/hは遅くなるだろう。より困難でトリッキーな地形になるだろう。分かっているのはそれだけだ」

 ステージ10は、総合3番手でステージ9トップだったペテランセルが最初にスタートし、アルアティヤがその後ろから続くことになる。総合首位のサインツは、タイヤのデラミネーション(剥離)により、さらに後方からのスタートとなっている。

「ナサールの仕事は、単純だ。ステファンの近くに留まることだ。カルロスの走りのことも心配しているが、我々にできることはそれだけだ。接着剤のようにステファンについていく。それが計画だ」

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