6月21日(土)にフォーミュラEの2024-25(シーズン11)第12戦ジャカルタE-Prix決勝が開催され、ダニエル・ティクトゥム(クプラ・キロ)が優勝した。
久しぶりのダブルヘッダーではない通常フォーマット開催となった2年越しのジャカルタE-Prix。予選では、ジェイク・デニス(アンドレッティ)がポールポジションを獲得し、テイラー・バーナード(マクラーレン)が2番手からスタートした。なおランキング首位のオリバー・ローランド(日産)は16番手から追い上げる形となった。
38周のレースが幕を開けると、デニスがホールショットを獲得した。土煙が上がるほどイン側からの蹴り出しとなったバーナードの前には、レコードライン上の3番手から好スタートを切ったニック・デ・フリーズが浮上した。その後ろには5番手からティクトゥムが4番手にポジションを上げた。
序盤はフォーミュラEらしいパックレースが展開されたが、後方から一気にポジションを上げるため早めにアタックモードを起動したジャン-エリック・ベルニュ(DSペンスキー)が、他車への追突により、緊急ピットインを余儀なくされた。チームメイトのマキシミリアン・ギュンターは、追い上げるローランドとの争いの中でウォールに接触しピットへと戻った。なおローランドには5秒のタイム加算ペナルティが科された。
レースが動いたのは折り返しのタイミング。上位陣が続々と1回目のアタックモードを起動し、バーナードがポジションを落とした一方で、デニスやデ・フリーズ、ティクトゥムらは上位で踏みとどまった。
デ・フリーズはアタックモードを活かして、激しいディフェンスを展開したデニスをホームストレートで交わしてトップに浮上……前に立ったデ・フリーズがターン1に向けてイン側のラインを閉めたことで、ターン1でトップ2台が接触。ターン1にデブリが散らばり、セーフティカー出動が宣言された。
レースは26周目から再開。先頭のデ・フリーズには接触の原因を作ったとして10秒のタイム加算ペナルティが科された。
その後、ジェイク・ヒューズ(マセラティ)がトラブルによりストップしたことで、31周目にフルコースイエロー(FCY)が提示された。こちらはすぐさまマシンが回収されて解除されたが、翌周、そのチームメイトであるストフェル・バンドーンが大クラッシュ。さらに首位デ・フリーズがトラブルによってマシンを止めた。
これでレース2度目のFCYが宣言され、2番手にいたティクトゥムが首位に浮上し、34周目にレース再開を迎えた。
セーフティカー出場や2度のFCY宣言により、各車の電池残量には余裕が生まれ、首位ティクトゥムは残り5周で全力疾走。ただ、2番手に浮上してきたアドアルド・モルタラ(マヒンドラ)が食らいつき、トップ2台による接近戦が展開された。
しかしティクトゥムは、ポジションを譲ることなくフォーミュラE初のトップチェッカー。チームとしては、なんとシーズン1以来の嬉しい3勝目となった。
ティクトゥムは2度のマカオGPウィナーとしてF1へのスターダムを駆け上がりながらも、自身の素行不良で道が途絶えた。その後フォーミュラEに戦いの場を移しながらも、旧NIO/ERT体制では苦しいシーズンが続いていた。しかしチームがクプラ・キロとなった今年、東京E-Prixで初表彰台を掴むと、ジャカルタで初勝利。円熟味を見せる26歳はホッとした表情を見せた。
なお、ローランドは5秒のタイム加算ペナルティを受けるも10位入賞。ベルリンとロンドンのダブルヘッダー2戦を残し、依然としてランキング2番手のパスカル・ウェーレイン(ポルシェ)に対して69ポイントの大量リードを築いている。
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