MVY02「アルバート」とは
マクラーレンの3座パイパーGT「スピードテール」が、1年間の基礎開発テストを開始した。
ハイブリッド・パワートレインを搭載するアルティメットシリーズの新フラッグシップ・マシンは、2019年末の生産開始に向け、過酷なテストプログラムを欧州、北米、アフリカで実施するという。
まずはビスポークのオートモーティブ・テスト施設から開始し、その後、2018年12月から公道テストを実施する流れだ。
特性評価プロトタイプは、公式にはMVY02と名付けられている。同社の通常のプロジェクト・イニシャルである「MV」に、CADのXYZ軸における横軸の中心点を意する「Y0」の文字を組み合わせたもの。
しかし同プロトタイプは、1992年に開発されたマクラーレンF1のテストカーと同じ「アルバート」という別名も与えられているのが興味深い。このネーミングは、マクラーレンF1が設計されたアルバート・ドライブの地名に由来するものだ。
テスト用のユニークなカラーリングが特徴の「アルバート」は、生産モデル仕様のシャシー、ガソリンハイブリッド・パワートレインを採用。1050psの最高出力を発生できるよう調整されている。
高速性能検証 メンバーにブラックも
また、ハイスピード・トライアルについては、かつてのインディカーチャンピオンであるケニー・ブラックがハンドルを握るという。ブラックは現在、マクラーレン・オートモーティブのチーフテスト・ドライバーを務めているのだ。
同社で車両開発を担当するベン・ギルバーは、次のように語っている。
「実測でのテストの開始は、スピードテールの開発における大きな1歩です。パフォーマンスをフルに発揮できる、最初のプロトタイプである『アルバート』は、初期の開発車から継承されている貴重な開発過程がもとになっており、これによりわたし達は、シャシーのダイナミクスやブレーキ性能、ダンパーの調整、タイヤ、NVHおよびエルゴノミクスや快適性などの車両特性を検証することができます」
「既に多くのテストが完了し、スピードテールは、史上最も偉大なマクラーレン・ロードカーになるべく順調に開発が進んでいます」
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